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公開番号2024123761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031412
出願日2023-03-01
発明の名称システム、サーバ、及び、それらの制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類G06Q 30/0601 20230101AFI20240905BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザに向けて最適なサブスクリプション契約プランを提案し、ユーザのコストを最適化することができるシステム、サーバ及びそれらの制御方法を提供する。
【解決手段】情報端末、サーバ及び画像処理装置が、インターネットなどの通信回線で通信可能に接続されているシステムにおいて、サーバ111は、過去の印刷枚数実績から次の契約期間の予想印刷枚数を求め(S702)、ロールオーバー枚数を取得し(S703)、予想印刷枚数の印刷を行う場合について、現在の契約に応じた第1金額と、前記現在の契約よりもダウングレードした契約に応じた第2金額とを、前記ロールオーバー枚数、及び、前記それぞれの契約に含まれる前記上限印刷枚数を増加させるための追加課金の契約情報に基づき比較して(S721)、前記ダウングレードした契約への変更について判断し(S741)、判断結果の通知を行う(S761)。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
契約期間に一定金額の基本料で予め設定された上限印刷枚数までの印刷を許可する契約の契約情報を管理するサーバと、前記契約情報に基づいて稼働する印刷装置とが通信可能なシステムであって、
前記サーバは、
前記印刷装置について、過去の契約期間における印刷枚数に基づき、次の契約期間における前記印刷装置の印刷枚数を予想印刷枚数として予測する予測手段と、
現在の契約期間内に印刷された枚数が前記上限印刷枚数に満たない場合に、次の契約期間に持ち越せる印刷枚数をロールオーバー枚数として取得する取得手段と、を有し、
前記サーバ、又は、前記印刷装置は、
前記印刷装置で前記予想印刷枚数の印刷を行う場合について、現在の契約に応じた第1金額と、前記現在の契約よりもダウングレードした契約に応じた第2金額とを、前記ロールオーバー枚数、及び、前記それぞれの契約に含まれる前記上限印刷枚数を増加させるための追加課金の契約情報に基づき比較して、前記ダウングレードした契約への変更について判断する判断手段と、
前記判断の結果に基づく通知を行う通知手段と、を有する、
ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記通知は、前記ダウングレードした契約への変更を提案するメッセージを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記サーバは、前記判断の結果に基づき前記ダウングレードした契約に変更する変更手段を有し、
前記通知は、前記ダウングレードした契約に変更したことを示すメッセージを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記通知は、電子メールを用いた通知である、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記通知手段は、前記サーバに設けられ、前記判断手段により前記ダウングレードした契約に変更すべきと判断された場合、前記サーバへのアクセスに応じ、該アクセスした装置に対して、前記通知を行う、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項6】
前記判断手段は、
提案プランの追加課金額1円あたりの枚数をAn、
現在のプランの基本料をPc、
提案プランの基本料をPn、
前記予想印刷枚数をCn、
提案プランの上限印刷枚数をMn、
前記ロールオーバー枚数をRcとし、
AnPc > AnPn+Cn-(Mn+Rc)が成り立つ場合に、前記提案プランにダウングレードした契約に変更すべきと判断する、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項7】
前記予測手段は、次の複数の契約期間における前記予想印刷枚数それぞれ予測し、
前記判断手段は、前記次の複数の契約期間におけるそれぞれのロールオーバー枚数を用い、前記次の複数の契約期間において前記第1金額と前記第2金額とをそれぞれ比較して前記判断を行う、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項8】
契約の変更回数に制限がある場合、前記予測手段は前記次の複数の契約期間における予測をそれぞれ行い、前記判断手段は前記次の複数の契約期間について前記比較をそれぞれ行う、ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
契約期間に一定金額の基本料で予め設定された上限印刷枚数までの印刷を印刷装置に許可する契約の契約情報を管理するサーバであって、
前記印刷装置について、過去の契約期間における印刷枚数に基づき、次の契約期間における前記印刷装置の印刷枚数を予想印刷枚数として予測する予測手段と、
現在の契約期間内に印刷された枚数が前記上限印刷枚数に満たない場合に、次の契約期間に持ち越せる印刷枚数をロールオーバー枚数として取得する取得手段と、
前記印刷装置で前記予想印刷枚数の印刷を行う場合について、現在の契約に応じた第1金額と、前記現在の契約よりもダウングレードした契約に応じた第2金額とを、前記ロールオーバー枚数、及び、前記それぞれの契約に含まれる前記上限印刷枚数を増加させるための追加課金の契約情報に基づき比較して、前記ダウングレードした契約への変更について判断する判断手段と、
前記判断の結果に基づく通知を行う通知手段と、
を有することを特徴とするサーバ。
【請求項10】
契約期間に一定金額の基本料で予め設定された上限印刷枚数までの印刷を許可する契約の契約情報を管理するサーバと、前記契約情報に基づいて稼働する印刷装置とが通信可能なシステムの制御方法であって、
前記サーバにより実行される、
前記印刷装置について、過去の契約期間における印刷枚数に基づき、次の契約期間における前記印刷装置の印刷枚数を予想印刷枚数として予測する予測工程と、
現在の契約期間内に印刷された枚数が前記上限印刷枚数に満たない場合に、次の契約期間に持ち越せる印刷枚数をロールオーバー枚数として取得する取得工程と、を有し、
前記サーバ、又は、前記印刷装置により実行される、
前記印刷装置で前記予想印刷枚数の印刷を行う場合について、現在の契約に応じた第1金額と、前記現在の契約よりもダウングレードした契約に応じた第2金額とを、前記ロールオーバー枚数、及び、前記それぞれの契約に含まれる前記上限印刷枚数を増加させるための追加課金の契約情報に基づき比較して、前記ダウングレードした契約への変更について判断する判断工程と、
前記判断の結果に基づく通知を行う通知工程と、を有する、
ことを特徴とするシステムの制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、サーバ、及び、それらの制御方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
記録用紙に記録剤を付着させることで画像が記録される画像処理装置(印刷装置)では、記録剤が収容されたトナーやカートリッジ等の消耗品の購入、管理等をユーザが自ら行うことは煩雑な作業である。このため、近年では、契約期間内で印刷枚数の上限を定め、消耗品を配送するサブスクリプションサービスが提供されている。サブスクリプションサービスでは、画像処理装置の消耗品利用状況や、契約期間内の印刷枚数、契約情報等を、サーバで管理している。
【0003】
サブスクリプション契約は、契約期間に一定金額で予め設定された上限印刷枚数までの印刷を許可する契約である。サブスクリプション契約には、ユーザの印刷頻度に応じて複数の料金プランが用意されており、ユーザの現在の利用状況に応じて適切に契約プランを変更していくことがユーザにとって利益となる。
【0004】
また、印刷装置には、メーカー保証や保守契約がある。メーカー保証や保守契約には、期間に基づいて保守サービスの可否が決まる期間ベース保守契約や、印刷行った枚数に基づいて保守サービスの提供可否が定まる枚数ベース保守契約がある。
特許文献1には、一定期間のユーザの印刷枚数に応じて枚数ベース保守契約の更新を提案する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-140816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
サブスクリプション契約では、期間と印刷枚数の両方を考慮する必要がある。そのため、特許文献1のような、期間に基づかず印刷枚数に基づく枚数ベース保守契約に関する技術を、サブスクリプション契約に適用しても、コストと印刷枚数のバランスが合わなくなってしまう可能性があり、ユーザにとって最適なプランを提案することができない。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、ユーザに向けて最適なサブスクリプション契約プランを提案することができ、ユーザのコストを最適化することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、契約期間に一定金額の基本料で予め設定された上限印刷枚数までの印刷を許可する契約の契約情報を管理するサーバと、前記契約情報に基づいて稼働する印刷装置とが通信可能なシステムであって、前記サーバは、前記印刷装置について、過去の契約期間における印刷枚数に基づき、次の契約期間における前記印刷装置の印刷枚数を予想印刷枚数として予測する予測手段と、現在の契約期間内に印刷された枚数が前記上限印刷枚数に満たない場合に、次の契約期間に持ち越せる印刷枚数をロールオーバー枚数として取得する取得手段と、を有し、前記サーバ、又は、前記印刷装置は、前記印刷装置で前記予想印刷枚数の印刷を行う場合について、現在の契約に応じた第1金額と、前記現在の契約よりもダウングレードした契約に応じた第2金額とを、前記ロールオーバー枚数、及び、前記それぞれの契約に含まれる前記上限印刷枚数を増加させるための追加課金の契約情報に基づき比較して、前記ダウングレードした契約への変更について判断する判断手段と、前記判断の結果に基づく通知を行う通知手段と、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザに向けて最適なサブスクリプション契約プランを提案することができ、ユーザのコストを最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態を示すシステム全体を例示する図。
本実施形態の画像処理装置のハードウェア構成を例示する図。
本実施形態の情報端末およびサーバのハードウェア構成を例示する図。
本実施形態の画像処理装置のソフトウェア構成を例示する図。
本実施形態のサーバのソフトウェア構成を例示する図。
第1実施形態における処理の流れを例示するシーケンス図。
第1実施形態での契約提案判断処理の詳細を説明するフローチャート。
サブスクリプション契約プランを例示する図。
印刷枚数の過去の実績のデータを例示する図。
第1実施形態におけるサブスクリプション契約のダウングレード時のロールオーバー枚数と予想印刷枚数の関係を例示する図。
第1実施形態におけるサブスクリプション契約のアップグレード時のロールオーバー枚数と予想印刷枚数の関係を例示する図。
第1実施形態において契約の変更を提案する場合に画像処理装置に表示される画面を例示する図。
第1実施形態において契約の変更を提案する場合に情報端末に表示される画面を例示する図。
第2実施形態における処理の流れを例示するシーケンス図。
第2実施形態での契約提案判断処理の詳細を説明するフローチャート。
第2実施形態において画像処理装置が契約の変更を電子メールで通知した場合に情報端末に表示される画面を例示する図。
第3実施形態での契約提案判断処理の詳細を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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