TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024123715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031349
出願日2023-03-01
発明の名称電力変換システム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人
主分類H02J 3/32 20060101AFI20240905BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の蓄電部が接続された電力変換システムにおけるユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】DC/ACインバータ(12)と、第1蓄電部群(7g)用の第1DC/DCコンバータ群(21g)と、第2蓄電部群(8g)用の第2DC/DCコンバータ群(31g)を備える電力変換システム(1)において、直流バス(Bd)から第1DC/DCコンバータ群(21g)を介して第1蓄電部群(7g)へ供給される直流電力と、直流バス(Bd)から第2DC/DCコンバータ群(31g)を介して第2蓄電部群(8g)へ供給される直流電力との比率を設定可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
系統と直流バスとの間に接続されるDC/ACインバータと、
1つ以上の第1蓄電部を含む第1蓄電部群と前記直流バスとの間にそれぞれ接続された1つ以上の第1DC/コンバータを含む第1DC/DCコンバータ群と、
1つ以上の第2蓄電部を含む第2蓄電部群と前記直流バスとの間にそれぞれ接続された1つ以上の第2DC/コンバータを含む第2DC/DCコンバータ群と、を備え、
前記直流バスから第1DC/DCコンバータ群を介して前記第1蓄電部群へ供給される直流電力と、前記直流バスから前記第2DC/DCコンバータ群を介して前記第2蓄電部群へ供給される直流電力との比率を設定可能である電力変換システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記DC/ACインバータが前記直流バスに出力する電力を前記比率によって按分した値が、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の一方の充電可能な電力を超過する場合、前記比率に関わらず、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の他方への充電電力を増加させることを特徴とする請求項1に記載の電力変換システム。
【請求項3】
1つ以上の発電部を含む発電部群と前記直流バスとの間にそれぞれ接続された1つ以上の第3DC/コンバータを含む第3DC/DCコンバータ群をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換システム。
【請求項4】
前記第3DC/DCコンバータ群が前記直流バスに出力する電力と、前記DC/ACインバータが前記直流バスに出力する電力との合算電力を前記比率によって按分した値が、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の一方の充電可能な電力を超過する場合、前記比率に関わらず、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の他方への充電電力を増加させることを特徴とする請求項3に記載の電力変換システム。
【請求項5】
前記第3DC/DCコンバータ群が前記直流バスに出力する電力から、前記直流バスから前記DC/ACインバータに出力される電力を引いた差分電力を前記比率によって按分した値が、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の一方の充電可能な電力を超過する場合、前記比率に関わらず、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の他方への充電電力を増加させることを特徴とする請求項3に記載の電力変換システム。
【請求項6】
系統と直流バスとの間に接続されるDC/ACインバータと、
1つ以上の第1蓄電部を含む第1蓄電部群と前記直流バスとの間にそれぞれ接続された1つ以上の第1DC/コンバータを含む第1DC/DCコンバータ群と、
1つ以上の第2蓄電部を含む第2蓄電部群と前記直流バスとの間にそれぞれ接続された1つ以上の第2DC/コンバータを含む第2DC/DCコンバータ群と、を備え、
前記第1蓄電部群から第1DC/DCコンバータ群を介して前記直流バスへ供給される直流電力と、前記第2蓄電部群から前記第2DC/DCコンバータ群を介して前記直流バスへ供給される直流電力との比率を設定可能である電力変換システム。
【請求項7】
前記直流バスから前記DC/ACインバータに出力される電力を前記比率によって按分した値が、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の一方の放電可能な電力を超過する場合、前記比率に関わらず、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の他方からの放電電力を増加させることを特徴とする請求項1に記載の電力変換システム。
【請求項8】
1つ以上の発電部を含む発電部群と前記直流バスとの間にそれぞれ接続された1つ以上の第3DC/コンバータを含む第3DC/DCコンバータ群をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の電力変換システム。
【請求項9】
前記直流バスから前記DC/ACインバータに出力される電力から、前記第3DC/DCコンバータ群が前記直流バスに出力する電力を引いた差分電力を前記比率によって按分した値が、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の一方の放電可能な電力を超過する場合、前記比率に関わらず、前記第1蓄電部群または前記第2蓄電部群の他方からの放電電力を増加させることを特徴とする請求項8に記載の電力変換システム。
【請求項10】
前記1つ以上の第1蓄電部は定置用蓄電池であり、
前記1つ以上の第2蓄電部は車載蓄電池である、
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の電力変換システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の蓄電部が接続された電力変換システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
太陽光発電システムと蓄電システムとEVを連携させたV2H蓄電システムが実用化されている(例えば、特許文献1参照)。EVを通勤に使用している場合、EVに搭載された車載蓄電池は、系統から電気料金が安価な夜間に充電されることが多い。定置蓄電池は、バックアップやピークシフトに活用される。ピークシフトは、系統から定置蓄電池に電気料金が安価な夜間に充電し、電気料金が相対的に高い昼間の時間帯に放電する運用形態である。
【0003】
車載蓄電池は大容量であるため充電に時間がかかる。夜間に車載蓄電池を充電する場合、深夜電気料金が適用される時間帯の多くを使用して、または深夜電気料金が適用される時間帯を超えて、車載蓄電池が充電されることになる。仮に深夜電気料金が適用される時間帯の全てが車載蓄電池への充電に割り当てられると、定置蓄電池を深夜電力で充電することができなくなる。自宅と会社との距離が比較的近い場合、車載蓄電池を必ずしも満充電まで充電する必要はない。その場合、深夜電力を定置蓄電池への充電にも割り当てることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-97728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車載蓄電池と定置蓄電池へのニーズはユーザによって様々であり、EVを通勤に使用しないユーザや、定置蓄電池をピークシフトに使用しないユーザもいる。したがって、車載蓄電池または定置蓄電池への充放電に関し、ユーザの様々なニーズを満たすことができる電力変換システムが求められる。
【0006】
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、複数の蓄電部が接続された電力変換システムにおけるユーザの利便性を向上させる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の電力変換システムは、系統と直流バスとの間に接続されるDC/ACインバータと、1つ以上の第1蓄電部を含む第1蓄電部群と前記直流バスとの間にそれぞれ接続された1つ以上の第1DC/コンバータを含む第1DC/DCコンバータ群と、1つ以上の第2蓄電部を含む第2蓄電部群と前記直流バスとの間にそれぞれ接続された1つ以上の第2DC/コンバータを含む第2DC/DCコンバータ群と、を備える。前記直流バスから第1DC/DCコンバータ群を介して前記第1蓄電部群へ供給される直流電力と、前記直流バスから前記第2DC/DCコンバータ群を介して前記第2蓄電部群へ供給される直流電力との比率を設定可能である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、複数の蓄電部が接続された電力変換システムにおけるユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る電力変換システムの構成例1を説明するための図である。
図2(a)-(b)は、リモートコントローラにおける充電比率の設定画面の一例を示す図である。
実施の形態に係る電力変換システムの構成例2を説明するための図である。
図1に示した電力変換システムの構成例1の応用例を示す図である。
図2に示した電力変換システムの構成例2の応用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、実施の形態に係る電力変換システム1の構成例1を説明するための図である。電力変換システム1は、DC/DCコンバータ11、DC/ACインバータ12、コンバータ制御回路13、インバータ制御回路14、制御部15、連系リレーRY1、自立出力リレーRY2、定置用DC/DCコンバータ21、定置用コンバータ制御回路22、車載用DC/DCコンバータ31および車載用コンバータ制御回路32を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
可変磁力式同期機
15日前
株式会社発明屋
光起電システム
23日前
株式会社東光高岳
充電器
7日前
ニデック株式会社
ステータ
23日前
株式会社アイシン
回転電機
13日前
株式会社村田製作所
電源装置
7日前
帝国繊維株式会社
作業用車両
9日前
株式会社SUBARU
充電装置
9日前
日置電機株式会社
電流制限回路
7日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
7日前
三菱電機株式会社
駆動回路
20日前
株式会社アイドゥス企画
連結ドラムモータ
27日前
三菱電機モビリティ株式会社
電力変換装置
20日前
住友電装株式会社
ブラケット
22日前
株式会社正興電機製作所
充電表示器
15日前
本田技研工業株式会社
回転電機
8日前
株式会社豊田自動織機
電子機器
23日前
株式会社豊田自動織機
駆動装置
7日前
株式会社サタケ
電動機の端子箱
7日前
株式会社デンソー
リニアモータ
23日前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
21日前
株式会社ダイヘン
充電システム
1日前
富士電機株式会社
電力変換装置
今日
株式会社ダイヘン
電力供給装置
21日前
日動電工株式会社
鳥害防止器具
15日前
オムロン株式会社
電力変換装置
20日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
9日前
株式会社デンソー
電気機器
13日前
ミネベアミツミ株式会社
電子機器
13日前
株式会社日立製作所
動力装置
今日
ミネベアミツミ株式会社
ステータ組立体
20日前
矢崎総業株式会社
グロメット
8日前
ヨツギ株式会社
固定具
9日前
ニチコン株式会社
電源装置
7日前
株式会社ダイヘン
双方向コンバータ
23日前
株式会社ダイヘン
双方向コンバータ
23日前
続きを見る