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公開番号2024122062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029382
出願日2023-02-28
発明の名称発振器及び電子機器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H03B 5/32 20060101AFI20240902BHJP(基本電子回路)
要約【課題】デカップリングコンデンサーの効果の低減を抑制できる発振器、電子機器等の提供。
【解決手段】発振器4は、電源端子TVDDとグランド端子TGNDと正極側クロック端子TCKと負極側クロック端子TXCKと、を含む。電源端子TVDDは高電位側電源電圧が供給される。グランド端子TGNDは低電位側電源電圧が供給される。正極側クロック端子TCKは差動クロック信号の正極側クロック信号CKを出力する。負極側クロック端子TXCKは差動クロック信号の負極側クロック信号XCKを出力する。電源端子TVDDとグランド端子VGNDは並んで配置され、正極側クロック端子TCKと負極側クロック端子TXCKは並んで配置される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
高電位側電源電圧が供給される電源端子と、
低電位側電源電圧が供給されるグランド端子と、
差動クロック信号の正極側クロック信号を出力する正極側クロック端子と、
前記差動クロック信号の負極側クロック信号を出力する負極側クロック端子と、
を含み、
前記電源端子と前記グランド端子が並んで配置され、
前記正極側クロック端子と前記負極側クロック端子が並んで配置されることを特徴とする発振器。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載された発振器において、
前記電源端子及び前記グランド端子は、前記発振器の第1辺に沿って並んで配置され、
前記負極側クロック端子及び前記正極側クロック端子は、前記第1辺の対辺である第2辺に沿って並んで配置されることを特徴とする発振器。
【請求項3】
請求項2に記載された発振器において、
クロック信号の出力制御信号が入力される出力制御端子を含み、
前記出力制御端子、前記電源端子及び前記グランド端子は、前記第1辺に沿って並んで配置されることを特徴とする発振器。
【請求項4】
請求項3に記載された発振器において、
故障診断信号を出力する故障診断端子を含み、
前記故障診断端子、前記負極側クロック端子及び前記正極側クロック端子は、前記第2辺に沿って配置されることを特徴とする発振器。
【請求項5】
請求項2に記載された発振器において、
クロック信号の出力制御信号が入力される出力制御端子を含み、
前記出力制御端子、前記負極側クロック端子及び前記正極側クロック端子は前記第2辺に沿って並んで配置されることを特徴とする発振器。
【請求項6】
請求項5に記載された発振器において、
故障診断信号を出力する故障診断端子を含み、
前記故障診断端子、前記電源端子及び前記グランド端子は前記第1辺に沿って並んで配置されることを特徴とする発振器。
【請求項7】
請求項1に記載された発振器において、
前記発振器の第1辺に対向する辺を第2辺とし、前記第1辺及び前記第2辺に交差する辺を第3辺とし、前記第3辺に対向する辺を第4辺としたとき、
前記第1辺と前記第4辺が交差する第1コーナー部に、前記電源端子が配置され、
前記第2辺と前記第4辺が交差する第2コーナー部に、前記グランド端子が配置されることを特徴とする発振器。
【請求項8】
請求項1に記載された発振器において、
クロック信号の出力制御信号が入力される出力制御端子と、
故障診断信号を出力する故障診断端子を含み、
前記出力制御端子には、正論理及び負論理の一方である第1論理の前記出力制御信号が入力され、
前記故障診断端子は、前記正論理及び前記負論理の他方である第2論理の前記故障診断信号を出力することを特徴とする発振器。
【請求項9】
請求項4、6及び8のいずれか一項に記載の発振器において、
振動子と、
回路装置と、
を含み、
前記回路装置は、
前記振動子を発振させる発振回路と、
前記発振回路からの発振クロック信号に基づくクロック信号をクロック端子に出力する出力回路と、
前記出力制御信号が入力される制御回路と、
前記故障診断信号を生成するための故障診断を行う故障診断回路と、
を含むことを特徴とする発振器。
【請求項10】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載の発振器と、
前記発振器が実装される回路基板と、
を含むことを特徴とする電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発振器及び電子機器等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、差動の発振信号を出力する発振器が開示されている。特許文献1に開示される発振器に示されるように、電源端子とグランド端子をパッケージの対角位置に設ける配置方法が6端子の発振器において一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-004438公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、発振器において電源端子とグランド端子をパッケージで対角位置に配置した場合、実装基板上においてスルーホールを含む接続配線になる場合が多い。そして、電源端子とグランド端子との間にデカップリングコンデンサーを接続した場合、当該スルーホールの寄生インダクタンスなどの影響で、デカップリングコンデンサーの効果を減じてしまうという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、高電位側電源電圧が供給される電源端子と、低電位側電源電圧が供給されるグランド端子と、差動クロック信号の正極側クロック信号を出力する正極側クロック端子と、前記差動クロック信号の負極側クロック信号を出力する負極側クロック端子と、を含み、前記電源端子と前記グランド端子が並んで配置され、前記正極側クロック端子と前記負極側クロック端子が並んで配置される発振器に関係する。
【0006】
また本開示の他の態様は、上記に記載の発振器と、前記発振器が実装される回路基板と、を含む電子機器に関係する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の発振器の第1構成例。
回路基板の断面構造の一例を示す概略図。
従来の発振器におけるコンデンサーの配置例を示す図。
従来の発振器におけるコンデンサーの他の配置例を示す図。
本実施形態の発振器の第2構成例。
本実施形態の発振器の第1変形例。
本実施形態の発振器の第2変形例。
本実施形態の発振器の第3構成例。
本実施形態の発振器の詳細な構成例。
本実施形態の電子機器の第1構成例。
本実施形態の電子機器の第2構成例。
本実施形態の電子回路の第3構成例。
電極の接続素子の説明図。
発振器の第1構造例。
発振器の第2構造例。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲の記載内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1.発振器
図1に本実施形態の発振器4の第1構成例を示す。図1は発振器4をその主面に直交する方向の平面視で見た外観図である。本実施形態の発振器4は、出力制御端子TOE、電源端子TVDD、グランド端子TGND、端子TNC、正極側クロック端子TCK及び負極側クロック端子TXCKを含む。端子TNCはNC(Non Connection)端子である。発振器4の主面は例えば、これらの端子が設けられる面である。
【0010】
また本実施形態では、図1に示すように出力制御端子TOE、電源端子TVDD、グランド端子TGND、正極側クロック端子TCK、負極側クロック端子TXCK、端子TNCは、例えば、それぞれ発振器4の1番端子、2番端子、3番端子、4番端子、5番端子、6番端子になる。
(【0011】以降は省略されています)

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