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公開番号
2024121088
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023027986
出願日
2023-02-27
発明の名称
生物付着防止装置
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G21D
1/00 20060101AFI20240830BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】海洋生物の付着を防止することでプラントの安定的な運用を実現する生物付着防止装置を提供する。
【解決手段】生物付着防止装置は、海洋沿岸に設けられた原子力発電プラントの取水口に海洋生物が付着することを防止する生物付着防止装置であって、取水口に設けられ、海水の温度を計測する第一温度計測部と、取水口よりも水深が深い位置に設けられ、マイクロバブルを発生させる気泡発生装置と、第一温度計測部で計測された温度が予め定められた第一閾値よりも高い場合に気泡発生装置を駆動する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
海洋沿岸に設けられた原子力発電プラントの取水口に海洋生物が付着することを防止する生物付着防止装置であって、
前記取水口に設けられ、海水の温度を計測する第一温度計測部と、
前記取水口よりも水深が深い位置に設けられ、マイクロバブルを発生させる気泡発生装置と、
前記第一温度計測部で計測された温度が予め定められた第一閾値よりも高い場合に前記気泡発生装置を駆動する制御部と、
を備える生物付着防止装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記取水口から沖側に離間した位置に設けられ、海水の温度を計測する第二温度計測部をさらに備え、
前記制御部は、前記第二温度計測部で計測された温度が、前記第一閾値よりも低い温度である第二閾値よりも高く、かつ前記第一温度計測部で計測された温度が前記第一閾値よりも高い場合に前記気泡発生装置を駆動する請求項1に記載の生物付着防止装置。
【請求項3】
前記気泡発生装置に併設された第三温度計測部をさらに備え、
前記制御部は、前記第三温度計測部で計測された温度が前記第一閾値よりも低い温度である第三閾値よりも高く、かつ前記第一閾値よりも低い場合に前記気泡発生装置を駆動する請求項1又は2に記載の生物付着防止装置。
【請求項4】
前記取水口と、該取水口よりも内陸側に設けられたポンプ室とを連通する管路上に設けられ、該管路を流通する海水の温度を計測する第四温度計測部をさらに備え、
前記制御部は、前記第四温度計測部で計測された温度が、前記第一閾値よりも高い温度である第四閾値よりも高く、かつ前記第一温度計測部で計測された温度が前記第一閾値よりも高い場合に前記気泡発生装置を駆動する請求項1又は2に記載の生物付着防止装置。
【請求項5】
前記気泡発生装置は、
圧縮空気を生成する圧縮部と、
前記圧縮空気が流通する流路を有するとともに、外部に向かって前記圧縮空気が噴出する複数の微細孔を有する装置本体と、
を有する請求項1に記載の生物付着防止装置。
【請求項6】
深さ方向に間隔をあけて設けられた複数の前記気泡発生装置を備え、
前記制御部は、前記第一温度計測部で計測された温度と前記第一閾値との差分が、予め定められた差分閾値よりも大きくなるに従って、前記複数の気泡発生装置のうちの深い側に設けられた前記気泡発生装置を駆動する請求項1に記載の生物付着防止装置。
【請求項7】
前記複数の気泡発生装置では、水深が深い位置の前記気泡発生装置になるほど、前記気泡の発生量が多くなる請求項6に記載の生物付着防止装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、生物付着防止装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
原子力発電プラントでは、原子炉を冷却する冷却水として、海洋等の水源から取り入れた水を用いている。プラントには、水を取り入れるための取水口が設けられている(例えば下記特許文献1参照)。プラントが海洋沿岸に位置する場合、経年運用に伴って、取水口にはフジツボやミドリガイなどの海洋生物が付着することがある。
【0003】
このような海洋生物の付着量が増えると、取水口の流路が阻害されて当該取水口からの水の取りこみ可能量が減少し、プラントの安定的な運用に支障を来たす虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/208011号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来は、上記のような海洋生物の付着を防止するための有効な措置が取られておらず、冷却水の取水が円滑に行われずにプラントの運用に影響が及ぶことがあった。
【0006】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、海洋生物の付着を防止することでプラントの安定的な運用を実現する生物付着防止装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る生物付着防止装置は、海洋沿岸に設けられた原子力発電プラントの取水口に海洋生物が付着することを防止する生物付着防止装置であって、前記取水口に設けられ、海水の温度を計測する第一温度計測部と、前記取水口よりも水深が深い位置に設けられ、マイクロバブルを発生させる気泡発生装置と、前記第一温度計測部で計測された温度が予め定められた第一閾値よりも高い場合に前記気泡発生装置を駆動する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、海洋生物の付着を防止することでプラントの安定的な運用を実現する生物付着防止装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第一実施形態に係る生物付着防止装置の構成を示す模式図である。
本開示の第一実施形態に係る気泡発生装置の構成を示す模式図である。
本開示の第一実施形態に係る制御部の機能ブロック図である。
本開示の第一実施形態に係る制御部の制御フローを示すフローチャートである。
本開示の第二実施形態に係る生物付着防止装置の構成を示す模式図である。
本開示の第二実施形態に係る制御部の制御フローを示すフローチャートである。
本開示の第三実施形態に係る生物付着防止装置の構成を示す模式図である。
本開示の第三実施形態に係る制御部の制御フローを示すフローチャートである。
本開示の第四実施形態に係る生物付着防止装置の構成を示す模式図である。
本開示の第四実施形態に係る制御部の制御フローを示すフローチャートである。
本開示の各実施形態に係る制御部のハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
以下、本開示の第一実施形態に係る生物付着防止装置1について、図1から図4を参照して説明する。この生物付着防止装置1は、原子力発電プラントの取水口90にフジツボやミドリガイ等の海洋生物が付着することを防止するための装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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