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公開番号2025012358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115135
出願日2023-07-13
発明の名称液化装置及び液化方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F25J 1/00 20060101AFI20250117BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】原料ガスの液化効率を向上する。
【解決手段】液化装置は、原料ガスが流れる原料配管と、原料配管に接続されて、原料配管から供給された原料ガスを吸着可能であり、磁場の印加が停止されると温度が低下する磁性体と、磁性体に磁場を印加するマグネットと、を有し、マグネットが、磁性体が原料ガスを吸着した状態で、磁性体への磁場の印加を停止することで、磁性体が、吸着した原料ガスを冷却する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
原料ガスが流れる原料配管と、
前記原料配管に接続されて、前記原料配管から供給された前記原料ガスを吸着可能であり、磁場の印加が停止されると温度が低下する磁性体と、
前記磁性体に磁場を印加するマグネットと、
を有し、
前記マグネットが、前記磁性体が前記原料ガスを吸着した状態で、前記磁性体への磁場の印加を停止することで、前記磁性体が、吸着した前記原料ガスを冷却する、
液化装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記磁性体を冷却する磁性体冷却部を更に有し、
前記磁性体冷却部は、前記マグネットから前記磁性体に磁場が印加された状態で、前記磁性体を冷却することで、前記磁性体に前記原料ガスを吸着させる、請求項1に記載の液化装置。
【請求項3】
前記原料配管内での前記原料ガスの流れにおいて、前記磁性体よりも上流側及び下流側の少なくとも一方に設けられ、前記原料ガスを膨張させて、前記原料ガスを液化する原料膨張部を更に有する、請求項1又は請求項2に記載の液化装置。
【請求項4】
前記原料膨張部として、二相膨張タービン又はジュールトムソン弁を用いる、請求項3に記載の液化装置。
【請求項5】
前記原料配管内での前記原料ガスの流れにおいて、前記磁性体よりも上流側に設けられて、前記原料ガスを冷媒により冷却する原料冷却部を更に有する、請求項1又は請求項2に記載の液化装置。
【請求項6】
前記原料ガスは水素ガスである、請求項1又は請求項2に記載の液化装置。
【請求項7】
前記磁性体は、前記原料ガスに含まれるオルソ水素をパラ水素に変換することを促進可能である、請求項6に記載の液化装置。
【請求項8】
原料ガスを吸着可能であり、磁場の印加が停止されると温度が低下する磁性体に対して、前記原料ガスを吸着させるステップと、
前記磁性体が前記原料ガスを吸着した状態で、前記磁性体への磁場の印加を停止することで、前記磁性体により、吸着した前記原料ガスを冷却させるステップと、
を含む、液化方法。
【請求項9】
前記原料ガスを吸着させるステップにおいては、前記磁性体に磁場が印加された状態で、前記磁性体を冷却することで、前記磁性体に前記原料ガスを吸着させる、請求項8に記載の液化方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液化装置及び液化方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
水素ガスなどの原料ガスを液化して貯蔵する技術が知られている。例えば非特許文献1には、原料水素ガスを、液体窒素で冷却し、ジュールトムソン弁で膨張させることにより、原料水素ガスを液化する旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
山下 誠二 他、「水素液化貯蔵システムの開発」、Journal of Japan Society of Energy and Resources,Vol.37,No.4
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ジュールトムソン弁によるガスの液化は、等エンタルピー膨張の原理を利用しているため、液化効率が低くなるおそれがある。従って、原料ガスの液化効率を高くすることが求められている。
【0005】
本開示は、原料ガスの液化効率を向上可能な液化装置及び液化方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る液化装置は、原料ガスが流れる原料配管と、前記原料配管に接続されて、前記原料配管から供給された前記原料ガスを吸着可能であり、磁場の印加が停止されると温度が低下する磁性体と、前記磁性体に磁場を印加するマグネットと、を有し、前記マグネットが、前記磁性体が前記原料ガスを吸着した状態で、前記磁性体への磁場の印加を停止することで、前記磁性体が、吸着した前記原料ガスを冷却する。
【0007】
本開示に係る液化方法は、原料ガスを吸着可能であり、磁場の印加が停止されると温度が低下する磁性体に対して、前記原料ガスを吸着させるステップと、前記磁性体が前記原料ガスを吸着した状態で、前記磁性体への磁場の印加を停止することで、前記磁性体により、吸着した前記原料ガスを冷却させるステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、原料ガスの液化効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る液化装置の模式図である。
図2は、原料ガスの液化方法を説明するフローチャートである。
図3は、原料ガスの吸着を説明する模式図である。
図4は、吸着した原料ガスの冷却を説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
(【0011】以降は省略されています)

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