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公開番号
2025012662
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115673
出願日
2023-07-14
発明の名称
コイル、及び回転電機
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
3/24 20060101AFI20250117BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】容易に製造可能で、かつより高い冷却性能を有するコイル、及び回転電機を提供する。
【解決手段】コイルは、軸線回りに回転可能なロータを外周側から覆うステータコアに取り付けられるコイルであって、複数の単位コイルと、複数の単位コイルを軸線方向の両側で封止する封止体と、を備え、単位コイルは、分割面を基準として径方向に分割された一対の分割体を有し、一対の分割体のうち少なくとも一方の分割面には冷媒が流通する冷媒流路を形成する凹溝が形成され、ステータコアは、環状のヨークと、ヨークの内周面から内周側に突出する複数のティースと、を有し、冷媒流路は、周方向から見て、単位コイルのティースと重なる部分のみに形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線回りに回転可能なロータを外周側から覆うステータコアに取り付けられるコイルであって、
前記軸線に対する径方向を中心軸とする環状をなすとともに、径方向に積層された複数の単位コイルと、
該複数の単位コイルを前記軸線方向で封止する封止体と、
を備え、
前記単位コイルは、分割面を基準として径方向に分割された一対の分割体を有し、前記一対の分割体のうち少なくとも一方の前記分割面には冷媒が流通する冷媒流路を形成する凹溝が形成され、
前記ステータコアは、
前記軸線を中心とする環状のヨークと、
該ヨークの内周面から内周側に突出するとともに周方向に間隔をあけて設けられた複数のティースと、
を有し、
前記冷媒流路は、前記周方向から見て、前記単位コイルの前記ティースと重なる部分のみに形成されているコイル。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記複数の単位コイルの前記軸線方向両側の端部を前記径方向に貫通するとともに各前記冷媒流路に連通する貫通流路を有する請求項1に記載のコイル。
【請求項3】
前記冷媒流路のうち、前記径方向内側の前記単位コイルに形成された前記冷媒流路になるほど前記軸線方向から見た流路断面積が大きくなる請求項2に記載のコイル。
【請求項4】
前記ロータと、
前記ステータコアと、
該ステータコアに取り付けられた請求項1から3のいずれか一項に記載のコイルと、
を備える回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル、及び回転電機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
回転電機の一種である電動機は、軸線回りに回転可能なロータと、このロータコアを外周側から覆う筒状のステータと、を有する。ロータは、ロータコアと、永久磁石と、を有する。ステータは、ステータコアと、このステータコアに取り付けられた複数のコイルと、を有する。コイルに通電することによって永久磁石との間に電磁力が発生し、ロータが軸線回りに回転する。ここで、コイルを形成するに当たっては、銅線等をステータコアのティースに巻き回して環状に成型することが一般的であった。ところで、コイルを形成するに当たっては銅損低減のため、コイルの巻線同士を絶縁する必要がある。このため、下記特許文献1に係る技術では、導体の材料である銅粉末と絶縁層の材料であるセラミック粉末にレーザを照射して三次元積層造形によって絶縁被膜及びコイルを造形するとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-039662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようにセラミックによって絶縁する場合、絶縁効果は得られるものの、コイルで生じた熱が逃げにくく、結果としてコイルの温度が過大になってしまうという課題があった。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、容易に製造可能で、かつより高い冷却性能を有するコイル、及び回転電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るコイルは、軸線回りに回転可能なロータを外周側から覆うステータコアに取り付けられるコイルであって、前記軸線に対する径方向を中心軸とする環状をなすとともに、径方向に積層された複数の単位コイルと、該複数の単位コイルを前記軸線方向で封止する封止体と、を備え、前記単位コイルは、分割面を基準として径方向に分割された一対の分割体を有し、前記一対の分割体のうち少なくとも一方の前記分割面には冷媒が流通する冷媒流路を形成する凹溝が形成され、前記ステータコアは、前記軸線を中心とする環状のヨークと、該ヨークの内周面から内周側に突出するとともに周方向に間隔をあけて設けられた複数のティースと、を有し、前記冷媒流路は、前記周方向から見て、前記単位コイルの前記ティースと重なる部分のみに形成されている。
【0007】
本開示に係る回転電機は、前記ロータコアと、前記ステータコアと、該ステータコアに取り付けられた上記のコイルと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、容易に製造可能で、かつより高い冷却性能を有するコイル、及び回転電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係る電動機の構成を示す横断面図である。
本開示の実施形態に係るコイルの構成を示す横断面図である。
図2のIII-III方向における断面図である。
本開示の実施形態に係るコイルの第一変形例を示す横断面図である。
本開示の実施形態に係るコイルの第二変形例を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係るコイル30、及び電動機1(回転電機)について、図1から図3を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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