TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024119598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2023026607
出願日
2023-02-22
発明の名称
デジタルフィルタおよびΔΣ型A/Dコンバータ
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03M
3/02 20060101AFI20240827BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】より速くデジタル信号をフィルタリングできるデジタルフィルタを実現するための技術を提供する。
【解決手段】デジタルフィルタ20は、デジタル信号Sinをフィルタリングし、デジタルの出力信号Doutを生成する。デジタルフィルタ20は、複数の第1遅延器を含むFIRフィルタを有する、デジタル信号Sinをフィルタリングする第1フィルタ200と、デジタル信号Sinおよび第1フィルタ200がデジタル信号Sinをフィルタリングして得た信号のいずれかの信号を選択する選択部30と、第1遅延器より多い複数の第2遅延器を含む少なくとも1つのFIRフィルタを有し、選択部30によって選択された信号に基づいてデジタルの出力信号を生成する第2フィルタ220と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
デジタル信号をフィルタリングし、デジタルの出力信号を生成するデジタルフィルタであって、
複数の第1遅延器を含むFIRフィルタを有する、前記デジタル信号をフィルタリングする第1フィルタと、
前記デジタル信号および前記第1フィルタが前記デジタル信号をフィルタリングして得た信号のいずれかの信号を選択する選択部と、
前記第1遅延器より多い複数の第2遅延器を含む少なくとも1つのFIRフィルタを有し、前記選択部によって選択された信号に基づいて前記デジタルの出力信号を生成する第2フィルタと、を備える、
デジタルフィルタ。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記第2遅延器のそれぞれは、前記選択部によって選択された信号が入力されるように配置される、
請求項1に記載のデジタルフィルタ。
【請求項3】
前記第2フィルタは、複数段のFIRフィルタを有し、
前記第1フィルタは、前記第2フィルタが有する1段目のFIRフィルタを構成する、
請求項1に記載のデジタルフィルタ。
【請求項4】
アナログ信号をオーバーサンプリングし、前記デジタル信号を生成するΔΣ変調器と、
請求項1に記載のデジタルフィルタと、を備える、
ΔΣ型A/Dコンバータ。
【請求項5】
前記アナログ信号を切り替える切り替え部をさらに備え、
前記選択部は、前記アナログ信号の切り替わりに際して、前記第1フィルタが前記デジタル信号をフィルタリングして得た信号を選択する、
請求項4に記載のΔΣ型A/Dコンバータ。
【請求項6】
前記デジタルフィルタは、前記切り替え部によって前記アナログ信号が切り替えられてから所定時間が経過したことに応じて、前記デジタル信号のフィルタリングを開始する、
請求項5に記載のΔΣ型A/Dコンバータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、デジタルフィルタおよびΔΣ型A/Dコンバータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
オーディオ信号処理などにおいて、ΔΣ変調を利用したA/Dコンバータ(以下、「ΔΣ型A/Dコンバータ」ともいう。)が広く利用されている(特許文献1,2を参照)。ΔΣ型A/Dコンバータは、アナログの入力信号をオーバーサンプリングし、オーバーサンプリングした結果をデジタルフィルタで平滑化してデジタルの出力信号を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-171035号公報
特開2017-208667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ΔΣ型A/Dコンバータに入力されるアナログの入力信号が切り替わる場合、デジタルフィルタの反応速度が遅いと、アナログの入力信号が切り替わる際に、適切にアナログの入力信号をA/D変換することが難しくなる。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、より速くデジタル信号をフィルタリングできるデジタルフィルタを実現するための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある態様のデジタルフィルタは、デジタル信号をフィルタリングし、デジタルの出力信号を生成するデジタルフィルタである。デジタルフィルタは、複数の第1遅延器を含むFIRフィルタを有する、デジタル信号をフィルタリングする第1フィルタと、デジタル信号および第1フィルタがデジタル信号をフィルタリングして得た信号のいずれかの信号を選択する選択部と、第1遅延器より多い複数の第2遅延器を含む少なくとも1つのFIRフィルタを有し、選択部によって選択された信号に基づいてデジタルの出力信号を生成する第2フィルタと、を備える。
【0007】
本開示の別の態様は、ΔΣ型A/Dコンバータである。ΔΣ型A/Dコンバータは、アナログ信号をオーバーサンプリングし、デジタル信号を生成するΔΣ変調器と、上記デジタルフィルタと、を備える。
【0008】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、より速くデジタル信号をフィルタリングできるデジタルフィルタを実現するための技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係るΔΣ型A/Dコンバータを示すブロック図である。
図2は、第1実施形態に係るアナログ部のブロック図である。
図3は、第1実施形態に係るデジタルフィルタのブロック図である。
図4は、第1実施形態に係るΔΣ型A/Dコンバータの動作の一例を説明するための図である。
図5は、比較技術に係るデジタルフィルタのブロック図である。
図6は、比較技術に係るデジタルフィルタの動作の一例を説明するための図である。
図7は、第1実施形態に係るデジタルフィルタおよび比較技術に係るデジタルフィルタ40の動作の一例を説明するための図である。
図8は、第2実施形態に係るデジタルフィルタのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
アズビル株式会社
センサ
21日前
日本電波工業株式会社
水晶発振器
2か月前
日本電気株式会社
分散型電力増幅器
1か月前
株式会社村田製作所
増幅回路
12日前
株式会社村田製作所
増幅回路
12日前
個人
ダイレクト・デジタル・シンセサイザ
9日前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
22日前
日東電工株式会社
BAWフィルタ
3か月前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
9日前
ローム株式会社
モータドライバ回路
3か月前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
3か月前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
2か月前
カーネルチップ株式会社
圧電素子発振回路
1か月前
株式会社村田製作所
高周波増幅回路
3か月前
日本電波工業株式会社
水晶振動片及び水晶発振器
9日前
ローム株式会社
モータドライバ回路
3か月前
京セラ株式会社
フィルタデバイスおよび通信装置
20日前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
3か月前
株式会社デンソー
スイッチ回路
3か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
3か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
3か月前
矢崎総業株式会社
スイッチ装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
3か月前
太陽誘電株式会社
電子部品およびその製造方法
3か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
2か月前
株式会社ベックス
移相回路
2か月前
三菱電機株式会社
周波数変換回路
3か月前
セイコーエプソン株式会社
発振回路
12日前
ローム株式会社
比較回路
14日前
太陽誘電株式会社
フィルタおよびマルチプレクサ
9日前
株式会社大真空
圧電振動片集合ウェハおよび圧電振動片
9日前
ローム株式会社
発振回路、半導体集積回路
3か月前
ローム株式会社
正弦波発生回路、試験装置
5日前
日本電気株式会社
原子発振器
5日前
ローム株式会社
発振回路、半導体集積回路
3か月前
株式会社三社電機製作所
ゲートドライブ回路
2か月前
続きを見る
他の特許を見る