TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024118214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024526
出願日2023-02-20
発明の名称スライドドアの取付構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60J 5/06 20060101AFI20240823BHJP(車両一般)
要約【課題】スライドドアをアッパレールに沿ってスライドさせる際に異音が発生し難いスライドドアの取付構造を提供する。
【解決手段】車体の側面に設けられたドア開口部の上縁に沿って延びるアッパレールと、スライドドアから前記アッパレールの下方に向かって延びるアーム部材と、前記アーム部材の上部に回転自在に設けられたローラーと、前記ローラーを前記アッパレールに押し付けるように前記アーム部材を付勢する弾性部材と、を備え、前記ローラーは、前記アッパレールが延びる方向および前記ローラーが押し付けられる方向の双方に交差する方向に沿った回転軸を有する、スライドドアの取付構造。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体の側面に設けられたドア開口部の上縁に沿って延びるアッパレールと、
スライドドアから前記アッパレールの下方に向かって延びるアーム部材と、
前記アーム部材の上部に回転自在に設けられたローラーと、
前記ローラーを前記アッパレールに押し付けるように前記アーム部材を付勢する弾性部材と、を備え、
前記ローラーは、前記アッパレールが延びる方向および前記ローラーが押し付けられる方向の双方に交差する方向に沿った回転軸を有する、
スライドドアの取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スライドドアの取付構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、スライドドアをアッパレールで案内してスライドしつつ開閉するスライドドアの開閉構造が開示されている。このスライドドアの開閉構造は、アッパレールと揺動アームと弾性部材とローラーとを備える。アッパレールは、スライドドアのスライド方向に延びるように車体の上部に取付けられている。揺動アームの基端は、スライドドアに支持されている。弾性部材は、揺動アームの基端に設置されて上方に揺動アームを付勢する。ローラーは、揺動アームの先端に回転自在に支持されている。ローラーがアッパレール内に下方から嵌め込まれ、かつ揺動アームが常に上方に押し付けられることで、揺動アームの先端がアッパレールに係合されつつアッパレールに案内される。ローラーは、上方に押し付けられる方向に沿った回転軸を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-315775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術のように、揺動アームが上方に付勢されると、ローラーがアッパレール内の上面まで押し上げられる。ローラーの回転軸が上方に押し付けられる方向に沿っていると、ローラーの上端面がアッパレールの上面に押し付けられる。ローラーの上端面は、ローラーの回転軸に直交する面である。ローラーの上端面がアッパレールの上面に押し付けられた状態でローラーが回転すると、ローラーの上端面とアッパレールの上面とが滑り接触して擦れ合い、異音が発生し易い。
【0005】
本発明の目的の一つは、スライドドアをアッパレールに沿ってスライドさせる際に異音が発生し難いスライドドアの取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るスライドドアの取付構造は、車体の側面に設けられたドア開口部の上縁に沿って延びるアッパレールと、スライドドアから前記アッパレールの下方に向かって延びるアーム部材と、前記アーム部材の上部に回転自在に設けられたローラーと、前記ローラーを前記アッパレールに押し付けるように前記アーム部材を付勢する弾性部材と、を備え、前記ローラーは、前記アッパレールが延びる方向および前記ローラーが押し付けられる方向の双方に交差する方向に沿った回転軸を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明のスライドドアの取付構造では、スライドドアをアッパレールに沿ってスライドさせる際に異音が発生し難い。スライドドアのスライド時には、ローラーが下方からアッパレールに押し付けられつつアッパレールに沿ってスライドする。上記ローラーの回転軸は、アッパレールが延びる第一方向およびローラーが押し付けられる第二方向の双方に交差する方向に沿っている。ローラーの回転軸が第一方向に交差する方向に沿っていることで、スライドドアから延びるアーム部材に連動して、ローラーがアッパレールに沿ってスライドする。ローラーの回転軸が第二方向に交差する方向に沿っていることで、ローラーの周面がアッパレールに押し付けられる。ローラーの周面は、ローラーの回転軸の軸周りに沿った環状の面である。ローラーの周面がアッパレールに押し付けられることで、ローラーがアッパレールに転がり接触し、実質的に滑り接触しない。ローラーとアッパレールとが転がり接触するのであれば、ローラーとアッパレールとが擦れ難く、異音が発生難い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のスライドドアの取付構造をスライドドア側から見た概略構成図である。
図2は、実施形態のスライドドアの取付構造におけるアッパレールとローラーとの接触箇所およびその近傍を示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のスライドドアの取付構造を、図面を参照して説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。図面における各部の寸法比も実際と異なる場合がある。以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」とは、車両の正面を「前」とし、これを基準とする方向を意味する。また、左右方向の中央を「内側」、左右方向において中央から離れる側を「外側」とする。車両の前後方向が車長方向である。車両の左右方向が車幅方向である。車両の上下方向が車高方向である。
【0010】
スライドドアは、例えば車両の左右に配置された後部ドアである。各スライドドアは、特許文献1の図1および図2に示すように、アッパレール、センターレール、およびロアレールの3つのレールにより車両の前後方向にスライド自在に支持されている。本発明のスライドドアの取付構造は、左右のスライドドアの各々に設けられている。左右のスライドドアの各々に設けられたスライドドアの取付構造は、左右対称の構成である。以下の説明では、左側のスライドドアに設けられたスライドドアの取付構造について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ダイハツ工業株式会社
車両構造
20日前
ダイハツ工業株式会社
組付け装置
20日前
ダイハツ工業株式会社
車両用制御装置
20日前
ダイハツ工業株式会社
車両用制御装置
20日前
ダイハツ工業株式会社
仕切り板取付け構造
7日前
スズキ株式会社
作業車両
6日前
ダイハツ工業株式会社
車両用制御装置および車両用制御システム
7日前
三井金属アクト株式会社
車両用ドア開閉装置
6日前
三井金属アクト株式会社
開閉体用モータユニット
6日前
ダイハツ工業株式会社
傾き判定システム、傾き判定方法、及び移動支援装置
26日前
三井金属アクト株式会社
車両用スライドドア開閉装置
6日前
三井金属アクト株式会社
車両用スライドドア開閉装置
6日前
個人
車両
2か月前
個人
眼科手術車
6日前
個人
自動車運転補助装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
20日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
29日前
個人
台車用車輪止め具
7日前
個人
空気圧調節式ホイール。
3か月前
個人
謝意シグナル装着車
22日前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
22日前
エムケー精工株式会社
洗車装置
2か月前
日本精機株式会社
表示システム
4か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
3か月前
日本精機株式会社
車外表示装置
3か月前
日本精機株式会社
運転支援装置
4か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
7日前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
3か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
続きを見る