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公開番号2024117992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024127
出願日2023-02-20
発明の名称テープ貼着装置
出願人株式会社大橋製作所
代理人個人,個人
主分類H01L 21/52 20060101AFI20240823BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ワークに貼着する異方性導電テープの長さを均一化することができるテープ貼着装置を提供する。
【解決手段】テープ貼着装置1において、搬送部30は、所定長L1に隙間長L2を加えた長さでテープ部材Tを搬送する動作を間欠的に実行するものであり、切断部10は、下流側切断刃13から上流側切断刃14に至る長さが所定長L1になる状態で下流側切断刃13と上流側切断刃14を保持していて搬送部30がテープ部材Tを搬送する動作を停止しているときに異方性導電テープt1に向けて前進して異方性導電テープt1を所定長L1に切断する刃保持部12を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
異方性導電テープとセパレータとを積層させたテープ部材をワークに対して供給する搬送部と、当該テープ部材から当該異方性導電テープのみを切断する切断部とを備え、所定長の当該異方性導電テープを当該ワークに貼着させるテープ貼着装置であって、
前記搬送部は、前記所定長に隙間長を加えた長さで前記テープ部材を搬送する動作を間欠的に実行するものであり、
前記切断部は、前記異方性導電テープに対向する下流側切断刃と上流側切断刃とを有し、前記テープ部材が延在する向きでの当該下流側切断刃から当該上流側切断刃に至る長さが前記所定長になる状態で当該下流側切断刃と当該上流側切断刃とを保持していて、前記搬送部が前記テープ部材を搬送する動作を停止しているときに当該異方性導電テープに向けて前進して当該異方性導電テープを前記所定長に切断する刃保持部を備えるテープ貼着装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記刃保持部は、
前記異方性導電テープに向けて前進する保持移動部と、
前記保持移動部に対して着脱可能に保持され、前記下流側切断刃及び前記上流側切断刃の何れか一方を当該保持移動部との間で挟持するスペーサと、
前記スペーサに対して着脱可能に保持され、前記下流側切断刃及び前記上流側切断刃の何れか一方を当該スペーサとの間で挟持する固定部と、を備える請求項1に記載のテープ貼着装置。
【請求項3】
前記切断部は、前記所定長に切断された2つの前記異方性導電テープの間に位置して当該異方性導電テープにおける前記隙間長の長さになる除去予定部分を除去するテープ除去部を備え、
前記テープ除去部は、前記刃保持部が前記異方性導電テープに向けて前進して前記下流側切断刃と前記上流側切断刃が当該異方性導電テープを切り込んだ状態で、前記除去予定部分を除去するように構成されている請求項1に記載のテープ貼着装置。
【請求項4】
前記テープ除去部は、前記テープ部材の幅方向に移動する除去移動部と、当該除去移動部が接触可能な調整ローラとを有し、
前記除去移動部は、前記下流側切断刃の下流側近傍に位置していて当該除去移動部が前記テープ部材に向けて移動すると前記除去予定部分を除去する先鋭部を有し、
前記調整ローラは、前記除去移動部が接触すると前記除去予定部分に対して前記先鋭部を近づけることが可能であって、当該除去移動部が接触しつつ前記テープ部材の幅方向に移動すると回転するように構成されている請求項3に記載のテープ貼着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異方性導電テープをワーク(電子部品を実装する基板等)に貼着するためのテープ貼着装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品を基板等のワークに実装するにあたっては、例えば導電性粒子と熱硬化性樹脂とを含んだ異方性導電テープ(ACFテープ)をワークに貼着させるテープ貼着装置が使用される。
【0003】
下記の特許文献1に示されているテープ貼着装置は、異方性導電テープとセパレータとを積層させたテープ部材を使用し、セパレータに積層された状態の異方性導電テープのみを所定の長さに切断してワークに貼着させるものである。詳細に説明すると、このテープ貼着装置は、異方性導電テープのみを切断するカッタと、テープ部材を挟持して所定距離移動することができるチャックと、テープ部材をワークに向けて加圧する加圧ツールを備えている。そして、カッタで異方性導電テープを切断した後、テープ部材を挟持したチャックを所定距離移動させてテープ部材を搬送し、更にカッタで異方性導電テープを切断することによって異方性導電テープのみを所定の長さにした後、加圧ツールでテープ部材を加圧して所定長さの異方性導電テープをワークに貼着させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4825654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の如き従来のテープ貼着装置は、カッタに対してテープ部材を移動させることによって所定の長さになる異方性導電テープが得られるようにしている。一方、テープ部材を移動させる際は、テープ部材に接触する部材との摩擦やテープ部材に加わる張力の変動等の影響により、高い精度で移動させることは難しく、一般に0.05~0.1mm程度の誤差が生じる。このため、ワークに貼着される異方性導電テープの長さは、少なくともこの誤差に応じて変動することになる。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであり、ワークに貼着する異方性導電テープの長さを均一化することができるテープ貼着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明におけるテープ貼着装置は、異方性導電テープとセパレータとを積層させたテープ部材をワークに対して供給する搬送部と、当該テープ部材から当該異方性導電テープのみを切断する切断部とを備え、所定長の当該異方性導電テープを当該ワークに貼着させるものであって、前記搬送部は、前記所定長に隙間長を加えた長さで前記テープ部材を搬送する動作を間欠的に実行するものであり、前記切断部は、前記異方性導電テープに対向する下流側切断刃と上流側切断刃とを有し、前記テープ部材が延在する向きでの当該下流側切断刃から当該上流側切断刃に至る長さが前記所定長になる状態で当該下流側切断刃と当該上流側切断刃とを保持していて、前記搬送部が前記テープ部材を搬送する動作を停止しているときに当該異方性導電テープに向けて前進して当該異方性導電テープを前記所定長に切断する刃保持部を備えることを特徴とする。
【0008】
このようなテープ貼着装置において、前記刃保持部は、前記異方性導電テープに向けて前進する保持移動部と、前記保持移動部に対して着脱可能に保持され、前記下流側切断刃及び前記上流側切断刃の何れか一方を当該保持移動部との間で挟持するスペーサと、前記スペーサに対して着脱可能に保持され、前記下流側切断刃及び前記上流側切断刃の何れか一方を当該スペーサとの間で挟持する固定部と、を備えることが好ましい。
【0009】
また前記切断部は、前記所定長に切断された2つの前記異方性導電テープの間に位置して当該異方性導電テープにおける前記隙間長の長さになる除去予定部分を除去するテープ除去部を備え、前記テープ除去部は、前記刃保持部が前記異方性導電テープに向けて前進して前記下流側切断刃と前記上流側切断刃が当該異方性導電テープを切り込んだ状態で、前記除去予定部分を除去するように構成されていることが好ましい。
【0010】
また前記テープ除去部は、前記テープ部材の幅方向に移動する除去移動部と、当該除去移動部が接触可能な調整ローラとを有し、前記除去移動部は、前記下流側切断刃の下流側近傍に位置していて当該除去移動部が前記テープ部材に向けて移動すると前記除去予定部分を除去する先鋭部を有し、前記調整ローラは、前記除去移動部が接触すると前記除去予定部分に対して前記先鋭部を近づけることが可能であって、当該除去移動部が接触しつつ前記テープ部材の幅方向に移動すると回転するように構成されていることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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