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公開番号
2024115769
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2023021598
出願日
2023-02-15
発明の名称
月横穴利用方法
出願人
個人
代理人
主分類
G21F
9/34 20060101AFI20240820BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】放射性物質は長い間地球上で未分解の状態で存在し、健康被害をもたらす。
【解決手段】月の横穴に放射性物質を保存できるようにし、地球のために活用するシステムを提供する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
月の横穴に、地球上の汚染土や汚染水や使用済み原子力燃料等廃棄物等の放射性物質を保存する事を特徴とする月活用システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、月横穴利用方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
2017年10月JAXA(宇宙航空研究開発機構)の衛星「かぐや」が図1、図2に示す如く月1に自然に形成された直径及び深さが数十メートルの縦穴2と数十キロメートルの横穴の地下空洞3が存在することを発見した事が発表されたが、さらに、反射波データを解析によりわかってきたことで、縦孔を東端として、西に約50km延びる未崩壊の地下空洞(溶岩チューブ)が存在することが分かった。そして、長い横穴(溶岩チューブ)には縦穴は少ない。
また、最近イーロン・マスク氏が民間による月旅行を計画しているが、この月の横穴の利用はまだ不明確である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
(1)月を具体的にどのように利用するかという実用的な提案は公知文献にはない。
(2)月に廃棄する事の公知文献はない。
(3)地球の処分できないものを付きで処分する公知文献はない。
(4)地球での半減期が長く再利用が難しい放射性物質をどのようにするかが課題である。
【0004】
本発明は、以上のような事情に鑑みなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は地球の原子力等で排出される、放射性物質を長期間、月で保存する事である。
放射性物質廃棄物を、月の自然の横穴に入れるというものである。
さらに、月にあるレゴリスを活用し、金属を製造するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、放射性物質の影響は数十m深さの自然の穴の横穴部分に入れるため、保存のコストはかからない。また、放射能が地表(月表面)に出ることは無く、低重力、であるので月表面での輸送が容易である。
放射性物質の半減期が長くても月で保存すれば、人体への影響が出ない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
月の表面に存在する縦穴と月表面の地下に存在する横穴(溶岩チューブ)を示す図である。
図1の横断面
本発明の第1実施例、月の断面図である。
本発明の第2実施例、月の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1、図2は、公知の月の表面に存在する縦穴と、縦穴につながる数十キロにも及ぶ横穴の平面図と断面図を示す。
長さが数十キロ(約50km)で、深さは数10~100m程度、地表の厚さ5aは約50m程度と考えられる溶岩チューブが見つかっている。
しかし、存在が解析でわかっても、実際に月面で見た人はいないし、活用は検討がされていない。
【0009】
[第1実施形態]
図3は、本発明の第1実施形態を示し、月の横穴(溶岩チューブ)3に、地球で発生した放射性物質4を保存する図である。
【0010】
横穴3の長さに対しての月の縦穴2の個数は少なく、横穴とつながる縦穴の間隔は数十キロ離れる。その縦穴間隔の1/2付近から放射性物質4を順番に置き、扉他で密閉する。それで横方向の拡散も最小とできる。
好ましい形態は、縦穴2から最も離れた横穴3の端部(図3の設置部)に放射性物質4を置く。
(【0011】以降は省略されています)
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