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公開番号2024115418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023021107
出願日2023-02-14
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60C 13/00 20060101AFI20240819BHJP(車両一般)
要約【課題】電子部品が取り付けられたタイヤの走行時における耐久性の向上を図る。
【解決手段】タイヤ軸方向において、カーカス層とインナーライナー層との間に電子部品が設けられており、インナーライナー層の厚みD1(mm)が0.4mm超であると共に、サイドウォール部の厚みDSW(mm)が1mm超であり、さらに、サイドウォール部の損失正接70℃tanδSWと、電子部品の長手方向長さLR(mm)とが、下記(式1)を満たしているタイヤ。
70℃tanδSW×LR<1.2 (式1)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インナーライナー層、カーカス層、トレッド部を備えたタイヤであって、
タイヤ軸方向において、前記カーカス層と前記インナーライナー層との間に、電子部品が設けられており、
タイヤ半径方向断面における前記電子部品の中心からタイヤ内腔表面までの最短距離を与える直線L上で測定される前記インナーライナー層の厚みD1(mm)が、0.4mm超であると共に、
前記直線Lのタイヤ外表面への延長線上で測定される前記サイドウォール部の厚みDSW(mm)が、1mm超であり、
さらに、温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記サイドウォール部の損失正接70℃tanδSWと、
前記電子部品の長手方向長さLR(mm)とが、下記(式1)を満たしていることを特徴とするタイヤ。
70℃tanδSW×LR<1.2 (式1)
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
温度30℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記トレッド部の損失正接30℃tanδTRが、0.25以下であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
温度30℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記トレッド部の損失正接30℃tanδTRが、0.15以下であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
温度0℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記トレッド部の損失正接0℃tanδTRが、0.50以上であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタイヤ。
【請求項5】
タイヤ重量(kg)と、
タイヤの最大負荷能力(kg)とが、下記(式2)を満たしていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ。
タイヤ重量/最大負荷能力<0.0150 (式2)
【請求項6】
タイヤ重量(kg)と、
タイヤの最大負荷能力(kg)とが、下記(式3)を満たしていることを特徴とする請求項5に記載のタイヤ。
タイヤ重量/最大負荷能力<0.0135 (式3)
【請求項7】
温度40℃の環境下、JIS K6275-1:2009に規定される方法に準拠して、差圧法にて測定される前記インナーライナー層の空気透過係数A1が、20×10
-11
cm

・cm/(cm

・s・cmHg)以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記D1(mm)と、
温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記インナーライナー層の損失正接70℃tanδILとが、下記(式4)を満たしていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のタイヤ。
D1/70℃tanδIL≧1.5 (式4)
【請求項9】
ビードコアの上端から前記電子部品の中心位置までのタイヤ径方向直線距離D2(mm)と、
タイヤ断面高さH(mm)と、
温度40℃の環境下、JIS K6275-1:2009に規定される方法に準拠して、差圧法にて測定される前記インナーライナー層の空気透過係数A1(×10
-11
cm

・cm/(cm

・s・cmHg)とが、下記(式5)を満たしていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のタイヤ。
(D2/H)×A1≦10 (式5)
【請求項10】
タイヤのリム径Rt(mm)と、
ビードコアの上端から前記電子部品の中心位置までのタイヤ径方向直線距離D2(mm)と、
温度40℃の環境下、JIS K6275-1:2009に規定される方法に準拠して、差圧法にて測定される前記インナーライナー層の空気透過係数A1(×10
-11
cm

・cm/(cm

・s・cmHg))とが、下記(式6)を満たしていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のタイヤ。
(Rt+D2)×A1≦10000 (式6)
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、RFIDなどの電子部品が埋め込まれたタイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、タイヤの製造/出荷時の情報や走行時の情報などを記録し、外部と通信することを目的として、RFID(Radio Frequency IDentification)用トランスポンダ(以下、単に「RFID」ともいう)などの電子部品をタイヤに埋設することが提案されている(例えば、特許文献1~4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-506676号公報
特表2021-514891号公報
特開2021-084510号公報
特開2021-127114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、タイヤは種々のゴム部材から構成されているため、空気(酸素など)がゴム部材を徐々に通過していくことが可能である。このため、ゴムを通過した酸素が電子部品の金属部を劣化させることや、電子部品の周囲のゴムとの接着性を低下させることなどが懸念される。
【0005】
そして、このような電子部品の劣化や接着性の低下は、走行時の衝撃荷重などにより電子部品とゴム部材との剥離を招いて、タイヤの耐久性を低下させる恐れがある。
【0006】
そこで、本発明は、電子部品が取り付けられたタイヤの走行時における耐久性の向上を図ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
インナーライナー層、カーカス層、トレッド部を備えたタイヤであって、
タイヤ軸方向において、前記カーカス層と前記インナーライナー層との間に、電子部品が設けられており、
タイヤ半径方向断面における前記電子部品の中心からタイヤ内腔表面までの最短距離を与える直線L上で測定される前記インナーライナー層の厚みD1(mm)が、0.4mm超であると共に、
前記直線のタイヤ外表面への延長線L上で測定される前記サイドウォール部の厚みDSW(mm)が、1mm超であり、
さらに、温度70℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定される前記サイドウォール部の損失正接70℃tanδSWと、
前記電子部品の長手方向長さLR(mm)とが、下記(式1)を満たしていることを特徴とするタイヤである。
70℃tanδSW×LR<1.2 (式1)
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電子部品が取り付けられたタイヤの走行時における耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態に係るタイヤの構成を示す模式断面図である。
本発明の一実施の形態に係るタイヤの構成を示す模式断面図である。
電子部品の形態を説明する模式図である。
比較例における電子部品の埋め込み位置を説明する模式断面図である。
比較例における電子部品の埋め込み位置を説明する模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[1]本発明に係るタイヤの特徴
最初に、本発明に係るタイヤの特徴について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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