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公開番号2024115146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023020661
出願日2023-02-14
発明の名称電解装置
出願人株式会社トクヤマ
代理人弁理士法人愛宕綜合特許事務所
主分類C25B 13/02 20060101AFI20240819BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】陽極室組立体と陰極室組立体との間の短絡を防止することができる電解装置を提供する。
【解決手段】電解装置2の電解槽ユニット4は、陽極室組立体6および陰極室組立体8を有する。陽極室組立体6は、第1の隔壁10と、第1の隔壁10の周縁に設けられた第1のフランジ12と、第1のフランジ12に付設された第1のガスケット14とを含む。陰極室組立体8は、第2の隔壁26と、第2の隔壁26の周縁に設けられた第2のフランジ28と、第2のフランジ28に付設された第2のガスケット30とを含む。第1のフランジ12と第2のフランジ28との間には、第1のフランジ12と第2のフランジ28との短絡を防止するための短絡防止手段が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
陽極室組立体および陰極室組立体を有する電解槽ユニットが複数個配列されている電解装置であって、
前記陽極室組立体は、第1の隔壁と、前記第1の隔壁の周縁に設けられた第1のフランジと、前記第1のフランジに付設された第1のガスケットとを含み、
前記陰極室組立体は、第2の隔壁と、前記第2の隔壁の周縁に設けられた第2のフランジと、前記第2のフランジに付設された第2のガスケットとを含み、
前記第1のフランジと前記第2のフランジとの間には、前記第1のフランジと前記第2のフランジとの短絡を防止するための短絡防止手段が設けられている電解装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記短絡防止手段は前記第1のガスケットである、請求項1に記載の電解装置。
【請求項3】
前記第1のガスケットは、薄肉部と、前記薄肉部よりも厚肉の厚肉部とを有する、請求項1に記載の電解装置。
【請求項4】
前記第1のガスケットには、前記第1のガスケットの全周にわたって延びる線状突起が設けられている、請求項1に記載の電解装置。
【請求項5】
前記第1のフランジは、真直部と、前記真直部よりも突出する突出部とを備える、請求項1に記載の電解装置。
【請求項6】
前記短絡防止手段は前記第2のガスケットである、請求項1に記載の電解装置。
【請求項7】
前記第2のガスケットは、薄肉部と、前記薄肉部よりも厚肉の厚肉部とを有する、請求項1に記載の電解装置。
【請求項8】
前記第2のガスケットには、前記第2のガスケットの全周にわたって延びる線状突起が設けられている、請求項1に記載の電解装置。
【請求項9】
前記第2のフランジは、真直部と、前記真直部よりも突出する突出部とを備える、請求項1に記載の電解装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、陽極室組立体および陰極室組立体を有する電解槽ユニットが複数個配列されている電解装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、陽極室組立体および陰極室組立体を有する電解槽ユニットが複数個配列されている電解装置が開示されている。電解槽ユニットの陽極室組立体は、第1の隔壁と、第1の隔壁の周縁に設けられた第1のフランジと、第1のフランジに付設された第1のガスケットとを含む。陰極室組立体は、第2の隔壁と、第2の隔壁の周縁に設けられた第2のフランジと、第2のフランジに付設された第2のガスケットとを含む。
【0003】
第1のガスケットと第2のガスケットとの間には、膜(たとえば、アルカリ水電解装置の場合には隔膜、食塩電解装置の場合にはイオン交換膜)が挟み込まれる。そして、所定方向に沿って配列された複数個の電解槽ユニットに所要圧力が加えられて電解装置が構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-99845公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電解装置においては、第1・第2のガスケットによって、電解槽ユニットの内部から外部への気体および液体の漏出が防止されている。しかし、ガスケットの劣化などに起因して電解槽ユニットの内部から外部に気体および液体が漏れてしまった場合には、陽極室組立体と陰極室組立体との間で短絡が発生するおそれがある。また、陽極室組立体と陰極室組立体との間にネズミなどの小動物が入り込んでしまった場合にも、短絡が発生するおそれがある。
【0006】
本発明の課題は、陽極室組立体と陰極室組立体との間の短絡を防止することができる電解装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、上記課題を解決する以下の電解装置が提供される。すなわち、
「陽極室組立体および陰極室組立体を有する電解槽ユニットが複数個配列されている電解装置であって、
前記陽極室組立体は、第1の隔壁と、前記第1の隔壁の周縁に設けられた第1のフランジと、前記第1のフランジに付設された第1のガスケットとを含み、
前記陰極室組立体は、第2の隔壁と、前記第2の隔壁の周縁に設けられた第2のフランジと、前記第2のフランジに付設された第2のガスケットとを含み、
前記第1のフランジと前記第2のフランジとの間には、前記第1のフランジと前記第2のフランジとの短絡を防止するための短絡防止手段が設けられている電解装置」が提供される。
【0008】
好ましくは、前記短絡防止手段は前記第1のガスケットである。前記第1のガスケットは、薄肉部と、前記薄肉部よりも厚肉の厚肉部とを有するのが望ましい。前記第1のガスケットには、前記第1のガスケットの全周にわたって延びる線状突起が設けられていてもよい。前記第1のフランジは、真直部と、前記真直部よりも突出する突出部とを備えるのが好適である。
【0009】
前記短絡防止手段は前記第2のガスケットであってもよい。前記第2のガスケットは、薄肉部と、前記薄肉部よりも厚肉の厚肉部とを有するのが好都合である。前記第2のガスケットには、前記第2のガスケットの全周にわたって延びる線状突起が設けられているのが望ましい。前記第2のフランジは、真直部と、前記真直部よりも突出する突出部とを備え得る。
【発明の効果】
【0010】
本発明の電解装置によれば、陽極室組立体と陰極室組立体との間の短絡を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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