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公開番号2024093491
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209906
出願日2022-12-27
発明の名称水電解装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C25B 9/00 20210101AFI20240702BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】給水側経路に混入した水素の濃度を抑えることができる水電解装置を提供することを目的とする。
【解決手段】水電解セルにより水電解をして水素と酸素とを得る水電解装置であって、複数の水電解セルを有する水電解スタックと、水電解スタックに水を供給する経路である給水側経路と、水電解スタックで生成した水素が流れる水素側経路と、を備え、給水側経路には水電解スタックから排出した酸素及び水を含む流体の気液分離をする気液分離器を備えており、水電解スタックと気液分離器との間の配管の内側に、水素燃焼触媒を含む水素燃焼部材が配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
水電解セルにより水電解をして水素と酸素とを得る水電解装置であって、
複数の前記水電解セルを有する水電解スタックと、
前記水電解スタックに水を供給する経路である給水側経路と、
前記水電解スタックで生成した水素が流れる水素側経路と、を備え、
前記給水側経路には前記水電解スタックから排出した酸素及び水を含む流体の気液分離をする気液分離器を備えており、
前記水電解スタックと前記気液分離器との間の配管の内側に、水素燃焼触媒を含む水素燃焼部材が配置されている、
水電解装置。
続きを表示（約 290 文字）【請求項２】
前記水電解スタックと前記水素燃焼部材との間に撹拌部材が配置されている、請求項１に記載の水電解装置。
【請求項３】
前記水素燃焼部材は、管軸が水平に対して３０°～９０°の範囲で傾斜し、前記水が下方から上方に向けて流れる前記配管の内側に配置されている、請求項１又は２に記載の水電解装置。
【請求項４】
前記水素燃焼部材は、管軸が水平、又は、水平に対して４５°以下の範囲で傾斜した前記配管の内側に配置され、前記配管の内側には前記水素燃焼部材と前記気液分離器との間において気体部を分断する突出部を備えている、請求項１又は２に記載の水電解装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は水電解装置に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、水電解装置において、水と酸素とを分離する気液分離器に対して、混入した水素を希釈するために希釈用空気を供給することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－０５２２０８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
気液分離器に対して希釈用空気を供給しても水素分布が生じて局所的に水素が希釈されない部分が生じる虞がある。
本開示は給水側経路に混入した水素の濃度を抑えることができる水電解装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本願は、水電解セルにより水電解をして水素と酸素とを得る水電解装置であって、複数の水電解セルを有する水電解スタックと、水電解スタックに水を供給する経路である給水側経路と、水電解スタックで生成した水素が流れる水素側経路と、を備え、給水側経路には水電解スタックから排出した酸素及び水を含む流体の気液分離をする気液分離器を備えており、水電解スタックと気液分離器との間の配管の内側に、水素燃焼触媒を含む水素燃焼部材が配置されている、水電解装置を開示する。
【０００６】
水電解スタックと水素燃焼部材との間に撹拌部材が配置されてもよい。
【０００７】
水素燃焼部材は、管軸が水平に対して３０°～９０°の範囲で傾斜し、水が下方から上方に向けて流れる配管の内側に配置されてもよい。
【０００８】
水素燃焼部材は、管軸が水平、又は、水平に対して４５°以下の範囲で傾斜した配管の内側に配置され、配管の内側には水素燃焼部材と気液分離器との間において気体部を分断する突出部を備えてもよい。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、気液分離器に到達する前に水素を消費して減らすことができるので、給水側経路に混入した水素の濃度を抑え、水素を含んでいることの不具合を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
図１は水電解装置１０の構成を説明する概念図である。
図２は水電解セル２１の構成を説明する概念図である。
図３は形態１について説明する図である。
図４は形態２について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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