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公開番号2024114524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023020342
出願日2023-02-13
発明の名称車名認識装置、車名認識方法、及び車名認識プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人クロスボーダー特許事務所
主分類G08G 1/015 20060101AFI20240816BHJP(信号)
要約【課題】画像に映っている対象車両の車名を認識する技術において、対象車両が映っている画像から同様の部位を含む範囲を切り出したい。
【解決手段】車名認識装置100は、画像切り出し部132と車名推定部133とを備える。画像切り出し部132は、対象車両のナンバープレートが映っている対象画像から検出したナンバープレートの位置を基準とする範囲を示す条件であって、画像に映っている車両の車名を特定する手掛かりとなる特徴を有する少なくとも1つの車両部位が含まれるように画像を切り出すことを示す条件である切り出し条件を満たす範囲の画像を対象画像から対象切り出し画像として切り出す。車名推定部133は、対象切り出し画像を示すデータと、切り出し条件を満たす範囲が映っている画像を示すデータを入力とし、入力に対応する画像に映っている車両の車名を推定する推論モデルとを用いて、対象車両の車名を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象車両のナンバープレートが映っている対象画像から前記ナンバープレートを検出し、検出したナンバープレートの位置を基準とする範囲を示す条件であって、画像に映っている車両の車名を特定する手掛かりとなる特徴を有する少なくとも1つの車両部位から成る特徴部位群を構成する各車両部位が含まれるように画像を切り出すことを示す条件である切り出し条件を満たす範囲の画像を前記対象画像から対象切り出し画像として切り出す画像切り出し部と、
前記対象切り出し画像を示すデータと、前記切り出し条件を満たす範囲が映っている画像を示すデータを入力とし、前記入力に対応する画像に映っている車両の車名を推定する推論モデルとを用いて、前記対象車両の車名を推定する車名推定部と
を備える車名認識装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記対象画像には、前記対象車両の前面が映っている請求項1に記載の車名認識装置。
【請求項3】
前記切り出し条件は、車両のナンバープレートが映っている範囲を切り出すことを示す条件である請求項1又は2に記載の車名認識装置。
【請求項4】
前記切り出し条件は、固定的な範囲を切り出すことを示す条件である請求項1又は2に記載の車名認識装置。
【請求項5】
前記切り出し条件は、ナンバープレートのプレートサイズごとに存在し、
前記画像切り出し部は、検出したナンバープレートのプレートサイズを検出し、前記切り出し条件として、検出したプレートサイズに対応する切り出し条件を用いる請求項1又は2に記載の車名認識装置。
【請求項6】
対象車両のナンバープレートは、中板プレートと大板プレートとのいずれかであり、
前記画像切り出し部は、
検出したナンバープレートのプレートサイズが前記中板プレートのプレートサイズである場合に第1切り出し条件を満たす範囲の画像を切り出し、
検出したナンバープレートのプレートサイズが前記大板プレートのプレートサイズである場合に第2切り出し条件を満たす範囲の画像を切り出し、
前記第2切り出し条件に対応する範囲は、前記第1切り出し条件に対応する範囲よりも広い請求項5に記載の車名認識装置。
【請求項7】
コンピュータが、対象車両のナンバープレートが映っている対象画像から前記ナンバープレートを検出し、検出したナンバープレートの位置を基準とする範囲を示す条件であって、画像に映っている車両の車名を特定する手掛かりとなる特徴を有する少なくとも1つの車両部位から成る特徴部位群を構成する各車両部位が含まれるように画像を切り出すことを示す条件である切り出し条件を満たす範囲の画像を前記対象画像から対象切り出し画像として切り出し、
前記コンピュータが、前記対象切り出し画像を示すデータと、前記切り出し条件を満たす範囲が映っている画像を示すデータを入力とし、前記入力に対応する画像に映っている車両の車名を推定する推論モデルとを用いて、前記対象車両の車名を推定する車名認識方法。
【請求項8】
対象車両のナンバープレートが映っている対象画像から前記ナンバープレートを検出し、検出したナンバープレートの位置を基準とする範囲を示す条件であって、画像に映っている車両の車名を特定する手掛かりとなる特徴を有する少なくとも1つの車両部位から成る特徴部位群を構成する各車両部位が含まれるように画像を切り出すことを示す条件である切り出し条件を満たす範囲の画像を前記対象画像から対象切り出し画像として切り出す画像切り出し処理と、
前記対象切り出し画像を示すデータと、前記切り出し条件を満たす範囲が映っている画像を示すデータを入力とし、前記入力に対応する画像に映っている車両の車名を推定する推論モデルとを用いて、前記対象車両の車名を推定する車名推定処理と
をコンピュータである車名認識装置に実行させる車名認識プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車名認識装置、車名認識方法、及び車名認識プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
画像に映っている車両の車名を認識する車名認識処理では機械学習を用いた認識処理が行われる。具体的には、車名認識処理では、対象車両の一部が映っている画像を切り出し、切り出した画像を用いて機械学習を行い、機械学習を行った結果を用いて対象車両の車名を認識する。
特許文献1は、画像に映っている車両の種類を推定する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6900448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、対象車両が映っている画像から同様の部位を含む範囲を切り出さないという課題がある。ここで、機械学習に用いられる訓練データに含まれている各画像が同様の部位を含む範囲を切り出した画像ではない場合、当該訓練データを用いて学習することにより推論モデルを生成すると、各画像に含まれているノイズも学習することによりいわゆる「過学習(=過剰適合:over-fitting)」の状態となる。そのため、この場合において、推論モデルを用いた予測においてバリアンス(ばらつき誤差)が大きくなるため、車名認識の正解率が低下するという課題が生じる。
本開示は、画像に映っている対象車両の車名を認識する技術において、対象車両が映っている画像から同様の部位を含む範囲を切り出すことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る車名認識装置は、
対象車両のナンバープレートが映っている対象画像から前記ナンバープレートを検出し、検出したナンバープレートの位置を基準とする範囲を示す条件であって、画像に映っている車両の車名を特定する手掛かりとなる特徴を有する少なくとも1つの車両部位から成る特徴部位群を構成する各車両部位が含まれるように画像を切り出すことを示す条件である切り出し条件を満たす範囲の画像を前記対象画像から対象切り出し画像として切り出す画像切り出し部と、
前記対象切り出し画像を示すデータと、前記切り出し条件を満たす範囲が映っている画像を示すデータを入力とし、前記入力に対応する画像に映っている車両の車名を推定する推論モデルとを用いて、前記対象車両の車名を推定する車名推定部と
を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、画像切り出し部が切り出し条件を満たす範囲の画像を対象画像から対象切り出し画像として切り出し、車名推定部が対象切り出し画像を用いて対象切り出し画像に映っている車両の車名を推定する。ここで、切り出し条件は、検出したナンバープレートの位置を基準とする範囲を示す条件であって、画像に映っている車両の車名を特定する手掛かりとなる特徴を有する少なくとも1つの車両部位から成る特徴部位群を構成する各部位が含まれるように画像を切り出すことを示す条件である。従って、本開示によれば、画像に映っている対象車両の車名を認識する技術において、対象車両が映っている画像から同様の部位を含む範囲を切り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態1に係る車名認識装置100の構成例を示す図。
実施の形態1に係る特徴部位群を説明する図。
実施の形態1に係る車名認識装置100の実施例を示す図。
従来の課題を説明する図であり、(a)は一定範囲を切り出す場合を説明する図、(b)は車両全体を含む範囲を切り出す場合を説明する図。
実施の形態1に係る画像の切り出しを説明する図であり、(a)は切り出し範囲を説明する図、(b)は切り出した範囲を説明する図。
実施の形態1に係る車名認識装置100のハードウェア構成例を示す図。
実施の形態1に係る車名認識装置100の動作を示すフローチャート。
実施の形態1の変形例に係る車名認識装置100のハードウェア構成例を示す図。
実施の形態2に係る画像の切り出しを説明する図であり、(a)は大型自動車と普通自動車とで切り出し範囲を同じにした場合を説明する図、(b)は中板プレートに対応する切り出し範囲を説明する図、(c)は大板プレートに対応する切り出し範囲を説明する図。
実施の形態2に係る車名認識装置100の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施の形態の説明及び図面において、同じ要素及び対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略又は簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。また、「部」を、「回路」、「工程」、「手順」、「処理」又は「サーキットリー」に適宜読み替えてもよい。
【0009】
実施の形態1.
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る車名認識装置100の構成例を示している。車名認識装置100は、図1に示すように、照明部110と、カメラ部120と、認識部130とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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