特許ウォッチ

公開番号2024113987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019317
出願日2023-02-10
発明の名称冷蔵庫
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F25D 23/00 20060101AFI20240816BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】対象とする食品に対してより確実に光を照射することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、食品を保存する貯蔵室と、貯蔵室内に光を照射する光源ユニット12と、を備える。光源ユニット12は、ユーザによって着脱可能であり、設置位置を選択的に変更可能である。あるいは、冷蔵庫は、食品を保存する貯蔵室と、貯蔵室内に光を照射する光源ユニット12と、光源ユニット12を移動させる駆動手段と、ユーザが選択した位置に光源ユニット12が移動するように駆動手段を制御する制御手段と、を備えたものである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
食品を保存する貯蔵室と、
前記貯蔵室内に光を照射する発光手段と、
を備え、
前記発光手段は、ユーザによって着脱可能であり、設置位置を選択的に変更可能であることを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
食品を保存する貯蔵室と、
前記貯蔵室内に光を照射する発光手段と、
前記発光手段を移動させる駆動手段と、
ユーザが選択した位置に前記発光手段が移動するように前記駆動手段を制御する制御手段と、
を備えた冷蔵庫。
【請求項３】
前記発光手段は、近紫外光を照射することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の冷蔵庫。
【請求項４】
前記発光手段は、赤色光および青色光をそれぞれ照射することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、冷蔵庫に関するものである。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、特定の効果を得るために、貯蔵室に保存した食品に対して光を照射する冷蔵庫がある。例えば、特許文献１には、青色光と緑色光とを照射することで、青果物などの野菜の保存性を向上させることのできる冷蔵庫が記載されている。その他、光を照射することで食品の鮮度を維持する技術、除菌を行う技術、鮮度を判定する技術等が提案及び実用化されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２００９／０５７２９７号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
一般的に、冷蔵庫内には、多種多様な物が収納されている。このため、従来技術においては、冷蔵庫内の状態によっては、対象となる食品に対して十分に光を照射することができないことがあり得る。
【０００５】
本開示は、上記のような課題を解決するためのものである。本開示の目的は、対象とする食品に対してより確実に光を照射することができる冷蔵庫を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る冷蔵庫は、食品を保存する貯蔵室と、前記貯蔵室内に光を照射する発光手段と、を備え、前記発光手段は、ユーザによって着脱可能であり、設置位置を選択的に変更可能であることを特徴とするものである。
また、本開示に係る冷蔵庫は、食品を保存する貯蔵室と、前記貯蔵室内に光を照射する発光手段と、前記発光手段を移動させる駆動手段と、ユーザが選択した位置に前記発光手段が移動するように前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えたものである。
【発明の効果】
【０００７】
本開示に係る冷蔵庫によれば、対象とする食品に対してより確実に光を照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る冷蔵庫の正面図である。
実施の形態１に係る冷蔵庫の内部構成を示す縦断面図である。
実施の形態１に係る冷蔵庫が備える野菜室の周辺の拡大断面図である。
実施の形態１に係る冷蔵庫の制御系統の機能的な構成を示すブロック図である。
実施の形態１に係る近紫外光を照射する光源ユニットの動作例を示すタイムチャートである。
実施の形態１に係る近紫外光を照射する光源ユニットの動作制御の例を示すフローチャートである。
ナスを７日間保存したときのポリフェノールの含量の変化率を、近紫外光の照射有無で比較した結果を示す図である。
実施の形態１の第１変形例に係る光源ユニットの動作例を示すタイムチャートである。
実施の形態１の第１変形例に係る光源ユニットの動作制御の例を示すフローチャートである。
キャベツを３日間保存したときのビタミンＣの含量の変化率を、赤色光および青色光の照射有無で比較した結果を示す図である。
実施の形態１の第２変形例における野菜室の周辺の拡大断面図である。
実施の形態１の第２変形例に係る冷蔵庫の制御系統の機能的な構成を示すブロック図である。
実施の形態１の第３変形例における野菜室の周辺の拡大断面図である。
実施の形態１の第３変形例に係る冷蔵庫の制御系統の機能的な構成を示すブロック図である。
実施の形態２に係る冷蔵庫が備える野菜室の周辺の拡大断面図である。
実施の形態２に係る冷蔵庫の制御系統の機能的な構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付している。本開示において、重複する説明は、適宜に簡略化または省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は、以下に示す実施の形態およびその変形例に限定されることはない。以下の実施の形態およびその変形例で説明する任意の構成要素は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、自由な組み合わせ、変形または省略が可能である。
【００１０】
実施の形態１．
図１は、実施の形態１に係る冷蔵庫１の正面図である。図２は、実施の形態１に係る冷蔵庫１の構成を示す縦断面図である。本開示では、原則として、冷蔵庫１が使用可能な状態に設置されたときを基準として、各方向が定義される。また、図１および図２を含む各図面において、冷蔵庫１を構成する各部材の寸法、位置関係および形状等は、実際のものとは必ずしも完全に一致しない場合がある。
（【００１１】以降は省略されています）

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