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公開番号2024112440
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017440
出願日2023-02-08
発明の名称給湯装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類A47K 3/00 20060101AFI20240814BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】除菌性能の向上と、紫外線照射装置の寿命の向上とを両立する上で有利になる給湯装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る給湯装置は、風呂循環回路に浴水を循環させる風呂循環ポンプと、風呂循環回路を流れる浴水に紫外線を照射する除菌装置と、風呂循環回路を流れる浴水中に気泡を発生させる微細気泡発生装置と、風呂循環ポンプ、除菌装置、及び微細気泡発生装置を制御する制御手段と、を備える。制御手段は、風呂循環ポンプを動作させた状態で除菌装置を動作させて風呂循環回路を流れる浴水に紫外線を照射する第一除菌運転と、風呂循環ポンプを動作させた状態で除菌装置を動作させて風呂循環回路を流れる浴水に紫外線を照射するとともに微細気泡発生装置を動作させて風呂循環回路に流れる浴水中に気泡を発生させる第二除菌運転と、を実行可能である。第二除菌運転での除菌装置の動作時間を、第一除菌運転での除菌装置の動作時間以下とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
浴槽に接続される風呂循環回路に浴水を循環させる風呂循環ポンプと、
前記風呂循環回路を流れる浴水に紫外線を照射する除菌装置と、
前記風呂循環回路を流れる浴水中に気泡を発生させる微細気泡発生装置と、
前記風呂循環ポンプ、前記除菌装置、及び前記微細気泡発生装置を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記風呂循環ポンプを動作させた状態で前記除菌装置を動作させて前記風呂循環回路を流れる浴水に紫外線を照射する第一除菌運転と、
前記風呂循環ポンプを動作させた状態で前記除菌装置を動作させて前記風呂循環回路を流れる浴水に紫外線を照射するとともに前記微細気泡発生装置を動作させて前記風呂循環回路に流れる浴水中に気泡を発生させる第二除菌運転と、
を実行可能であって、
前記第二除菌運転での前記除菌装置の動作時間を、前記第一除菌運転での前記除菌装置の動作時間以下とする給湯装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記制御手段は、前記第二除菌運転での前記除菌装置による紫外線の照射強度を、前記第一除菌運転での前記除菌装置による紫外線の照射強度以下とする請求項１に記載の給湯装置。
【請求項３】
前記第二除菌運転を開始するタイミングを、浴水温度を設定温度に維持する風呂自動保温運転の終了直後にするか、設定変更が可能な所定時刻にするか、前記風呂自動保温運転の終了後から所定時間が経過した後にするかを選択可能な選択手段を備えた請求項１または請求項２に記載の給湯装置。
【請求項４】
前記浴槽の水位を検知する水位センサの情報から入浴者の人数を検知する手段を備え、
前記制御手段は、検知された入浴者の人数があらかじめ設定された人数を超えた場合で、前記第一除菌運転が選択されている場合には、前記第二除菌運転に切り替える請求項１または請求項２に記載の給湯装置。
【請求項５】
リモコンを備え、
前記リモコンからの開始指示で前記第二除菌運転を開始させることが可能である請求項１または請求項２に記載の給湯装置。
【請求項６】
リモコンを備え、
前記第一除菌運転と前記第二除菌運転の切り替えを前記リモコンから実施可能である請求項１または請求項２に記載の給湯装置。
【請求項７】
前記浴槽の水位を検出する水位センサを備え、
前記浴槽の浴水の排水が前記水位センサにより検知された場合には、前記制御手段は、前記第二除菌運転を実施しない請求項１または請求項２に記載の給湯装置。
【請求項８】
前記浴槽内の浴水の有無を検知する水有無検知手段を備え、
前記制御手段は、前記第二除菌運転中に前記水有無検知手段が浴水無を検知した場合には、前記第二除菌運転を停止する請求項１または請求項２に記載の給湯装置。
【請求項９】
前記浴槽の水位を検出する水位センサを備え、
前記制御手段は、前記第二除菌運転が終了してから第三時間が経過しても前記浴槽の浴水の排水が前記水位センサにより検知されない場合、前記第二除菌運転を再開する請求項１または請求項２に記載の給湯装置。
【請求項１０】
実行している除菌運転の種類を使用者に報知する報知手段を備える請求項１または請求項２に記載の給湯装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、給湯装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、追い焚き配管内の水を殺菌する殺菌手段を備えた給湯装置が開示されている。特許文献１には、紫外線による浴水の除菌性能を強弱させる方法として、浴槽内の浴水の量に応じて紫外線照射時間を変更することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－７６３４９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、除菌性能の向上と紫外線照射装置の寿命の向上が求められているため、特許文献１に記載された技術だけでは、ユーザーの要求を満足できない可能性がある。
【０００５】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、除菌性能の向上と、紫外線照射装置の寿命の向上とを両立する上で有利になる給湯装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る給湯装置は、浴槽に接続される風呂循環回路に浴水を循環させる風呂循環ポンプと、風呂循環回路を流れる浴水に紫外線を照射する除菌装置と、風呂循環回路を流れる浴水中に気泡を発生させる微細気泡発生装置と、風呂循環ポンプ、除菌装置、及び微細気泡発生装置を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、風呂循環ポンプを動作させた状態で除菌装置を動作させて風呂循環回路を流れる浴水に紫外線を照射する第一除菌運転と、風呂循環ポンプを動作させた状態で除菌装置を動作させて風呂循環回路を流れる浴水に紫外線を照射するとともに微細気泡発生装置を動作させて風呂循環回路に流れる浴水中に気泡を発生させる第二除菌運転と、を実行可能であって、第二除菌運転での除菌装置の動作時間を、第一除菌運転での除菌装置の動作時間以下とするものである。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、除菌性能の向上と、紫外線照射装置の寿命の向上とを両立する上で有利になる給湯装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る給湯装置を示す図である。
除菌運転における微細気泡発生装置からの吸気量と浴水除菌率との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下の説明において、「水」、「湯」、「湯水」、「温水」等の記載は、原則として、液体の水を意味し、低温の水から高温の湯までが含まれうるものとする。また、本開示において、「除菌」とは、雑菌の少なくとも一部を不活化して、その繁殖を抑制することに相当する。本開示において「雑菌」とは、ウイルス、原核生物、花粉、カビなどの真菌、原虫のうちの少なくとも一つを含む。
【００１０】
実施の形態１．
図１は、実施の形態１による給湯装置３５を示す図である。本実施の形態では、貯湯タンク８を備えた貯湯式の給湯装置３５を例に説明するが、本開示による給湯装置は、貯湯式給湯装置に限定されるものではなく、貯湯タンクを備えない瞬間式の給湯装置でもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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