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公開番号2024171365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088327
出願日2023-05-30
発明の名称床暖房パネル
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類F24D 3/16 20060101AFI20241205BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】伝熱板の成形加工の工程数を削減しても、伝熱板のスプリングバックの抑制を可能にして、コストの低減を実現した床暖房パネルを提供する。
【解決手段】
一方面から前記一方面に対向する他方面に向けて、熱媒体が流れる配管4が配設された溝3を有する平板状の断熱部材2と、断熱部材2の一方面に接して設けられた金属製の上面板5と、上面板5に接触固定された伝熱部8、配管4の他方面側を覆って湾曲する外側の方向に塑性変形して窪んだ線状の突起部10を有する湾曲部12、および伝熱部8と湾曲部12とを接続する連結部11を有する伝熱板7と、を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一方面から前記一方面に対向する他方面に向けて、熱媒体が流れる配管が配設された溝を有する平板状の断熱部材と、
前記断熱部材の前記一方面に接して設けられた金属製の上面板と、
前記上面板に接触固定された伝熱部、前記配管の前記他方面側を覆って湾曲する外側の方向に塑性変形して窪んだ線状の突起部を有する湾曲部、および前記伝熱部と前記湾曲部とを接続する連結部を有する伝熱板と、
を備える床暖房パネル。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記突起部は、前記伝熱板の長手方向に平行して設けられている、
請求項1に記載の床暖房パネル。
【請求項3】
前記突起部は、前記湾曲部および前記連結部からなる配管収容部の幅方向における中心軸から対称位置に設けられている、
請求項2に記載の床暖房パネル。
【請求項4】
前記突起部は、前記伝熱板の長手方向に直交し、かつ前記伝熱板の長手方向に予め定められた間隔を有して設けられている、
請求項1に記載の床暖房パネル。
【請求項5】
前記突起部は、前記湾曲部から前記連結部にわたって設けられている、
請求項4に記載の床暖房パネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、床面を加熱して部屋を暖房する床暖房パネルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、板状の断熱部材の上面に溝が形成され、その溝に設置された熱媒体が流れる配管の側面および下面を覆うとともに、断熱部材の上面に設けられた金属製の上面板に接触固定させる伝熱板を設けた床暖房パネルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-304593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された床暖房パネルは、上面板の温度のばらつきを抑制するために、配管の側面および下面を覆うとともに、断熱部材の上面に設けられた金属製の上面板に接触固定させる伝熱板を用いている。また伝熱板は、配管内を流れる熱媒体との熱交換を均一に行うため、隙間なく配管と密着させる必要がある。
【0005】
ところで、この伝熱板の成形加工には、プレス加工または塑性加工(ロールフォーミング加工)が用いられるが、伝熱板を隙間なく配管と密着させるには、伝熱板を成形加工する際に、成形加工後のスプリングバックを抑制する必要がある。このスプリングバックを抑制するためには、伝熱板の成形加工を複数の工程に分けて行う必要があり、加えて複数の工程に対応した金型および設備も必要となる。そのため、伝熱板を成形加工する際のコストが高くなり、ひいては床暖房パネルのコストが高くなるといった課題があった。
【0006】
本開示は、上記の課題を解決するものであり、伝熱板の成形加工の工程数を削減しても、成形加工後における伝熱板のスプリングバックの抑制を可能にすることで、コストの低減を実現した床暖房パネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる床暖房パネルは、一方面から前記一方面に対向する他方面に向けて、熱媒体が流れる配管が配設された溝を有する平板状の断熱部材と、断熱部材の一方面に接して設けられた金属製の上面板と、上面板に接触固定された伝熱部、配管の他方面側を覆って湾曲する外側の方向に塑性変形して窪んだ線状の突起部を有する湾曲部、および伝熱部と湾曲部とを接続する連結部を有する伝熱板と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、伝熱板の成形加工の工程数を削減しても、成形加工後の伝熱板のスプリングバックを抑制することができるので、コストの低減を実現した床暖房パネルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1にかかる床暖房パネルの断面図である。
実施の形態1にかかる床暖房パネルを構成する伝熱板の斜視図である。
実施の形態1にかかる床暖房パネルを構成する伝熱板の詳細を示した断面図であり、図2に示すA方向から伝熱板を見た断面図である。
実施の形態1の変形例にかかる床暖房パネルを構成する伝熱板の斜視図である。
実施の形態1の変形例にかかる床暖房パネルを構成する伝熱板の詳細を示した断面図であり、図4に示すB-B線を含む前後方向に沿って切断した伝熱板の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の対象を実施するための形態について添付の図を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示の対象は、以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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