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公開番号2024121949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029209
出願日2023-02-28
発明の名称給湯装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24H 15/104 20220101AFI20240902BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】早期にエラー復旧をすることができるようにする上で有利になる給湯装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る給湯装置は、制御対象の異常発生を検知し、検知した異常の種別を判定可能な制御装置と、制御装置と通信可能であり、報知手段を備える外部操作機器と、を備える。制御装置は、異常発生を検知したとき当該異常が第一種別、第二種別、第三種別及び第四種別のうちのどの種別に該当するかを判定して、発生した異常とその種別を、外部操作機器の報知手段で報知する。第一種別は、制御装置が自動リセットすることで、改善可能性のあるものである。第二種別は、使用者の措置が必要であり、使用者の措置の後、制御装置が異常の有無を再判定することで改善可能性あるものである。第三種別は、制御装置が異常の有無を再判定するだけで改善可能性あるものである。第四種別は、第一種別、第二種別及び第三種別の対処では改善しないものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
制御対象の異常発生を検知し、検知した異常の種別を判定可能な制御装置と、
前記制御装置と通信可能であり、報知手段を備える外部操作機器と、
を備え、
前記制御装置は、前記異常発生を検知したとき当該異常が第一種別、第二種別、第三種別及び第四種別のうちのどの種別に該当するかを判定して、発生した前記異常とその種別を、前記外部操作機器の前記報知手段で報知し、
前記第一種別は、前記制御装置が自動リセットすることで、改善可能性があるものであり、
前記第二種別は、使用者の措置が必要であり、使用者の措置の後、前記制御装置が異常の有無を再判定することで改善可能性があるものであり、
前記第三種別は、前記制御装置が異常の有無を再判定するだけで改善可能性があるものであり、
前記第四種別は、第一種別、第二種別及び第三種別の対処では改善しないものである給湯装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記制御装置は、検知した前記異常の種別が前記第四種別であると判定したときは、当該異常の内容と、異常を改善させるために連絡すべき連絡先の情報とを前記報知手段により報知する請求項1に記載の給湯装置。
【請求項3】
前記制御装置は、判定した前記異常の前記種別が連続して所定回数同一の種別であったときには、前記異常の種別に関係なく、当該異常の内容と、異常を改善させるための特定の対処方法の情報とを前記報知手段により報知する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項4】
前記制御装置は、判定した前記異常の前記種別が前記第一種別であったときは、当該異常発生の検知をリセットするとともに、異常発生の検知をリセットし再度異常判定をすること及び当該対応をしても異常が改善されない可能性があることを前記報知手段により報知する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項5】
前記制御装置は、判定した前記異常の前記種別が前記第三種別であったときは、当該異常発生の検知をリセットし、再度異常発生の有無を検知する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項6】
前記制御装置は、判定した前記異常の前記種別が前記第二種別であったときは、前記報知手段により、使用者の措置を促し、使用者が前記措置を実施したあと、前記外部操作機器の操作部から前記措置の実施完了が入力されたとき、当該異常発生の検知をリセットし、再度異常発生の有無を検知する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項7】
前記種別に応じた前記報知手段の報知内容の変更を有効にするか無効にするかを切り替える切替手段を備え、
前記切替手段が無効にされている場合には、前記異常の種別によらず、前記報知手段により、当該異常の発生原因と対処方法を報知する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項8】
前記制御装置は、前記異常がどの種別に該当するかを判定した判定結果によらず、予め設定された前記第一種別から前記第四種別のいずれかに対応する報知を前記報知手段が行うように事前に指定可能な指定手段を備える請求項1または請求項2に記載の給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、空気調和機の遠隔監視システムにおいて、発生した異常がリセットで復旧する見込みが高いと判定した場合、リセットを実施し、低いと判定した場合空調機を停止する機能を備え、復旧の見込みの判定に学習機能を使っていることが開示されている。また、リセット後も同じエラーが出る場合は停止するよう空調機に指示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/180671号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、使用者の操作でエラー復旧できる場合などでも機器の使用を停止したり、使用者が気づかずに機器が停止したりすることで、長時間機器を使用できない可能性がある。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、早期にエラー復旧をすることができるようにする上で有利になる給湯装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る給湯装置は、制御対象の異常発生を検知し、検知した異常の種別を判定可能な制御装置と、制御装置と通信可能であり、報知手段を備える外部操作機器と、を備え、制御装置は、異常発生を検知したとき当該異常が第一種別、第二種別、第三種別及び第四種別のうちのどの種別に該当するかを判定して、発生した異常とその種別を、外部操作機器の報知手段で報知し、第一種別は、制御装置が自動リセットすることで、改善可能性のあるものであり、第二種別は、使用者の措置が必要であり、使用者の措置の後、制御装置が異常の有無を再判定することで改善可能性あるものであり、第三種別は、制御装置が異常の有無を再判定するだけで改善可能性あるものであり、第四種別は、第一種別、第二種別及び第三種別の対処では改善しないものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、早期にエラー復旧をすることができるようにする上で有利になる給湯装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る給湯装置の構成図である。
実施の形態1の制御動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る給湯装置の構成図である。給湯装置10は、給湯機1と、ユーザーインターフェースに相当する外部操作機器5とを備える。給湯機1は、貯湯タンクを備える貯湯ユニット2と、外部接続機器4とを備えている。貯湯ユニット2は、制御装置3を備える。外部接続機器4は、外部操作機器5との接続を可能にし、外部操作機器5から給湯機1の操作を可能とする。本実施の形態の給湯機1は、貯湯式給湯機に相当するが、本開示の給湯装置は、貯湯式給湯機以外の瞬間式給湯機にも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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