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公開番号2024124777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032682
出願日2023-03-03
発明の名称加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類A47J 27/00 20060101AFI20240906BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】調理空間の状態が沸騰状態へ遷移したことを明確に検出することが可能な加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱調理器は、上面が開口した内釜と、内釜を収容する本体と、本体に設置され内釜を加熱する加熱手段と、本体の上方を開閉自在に覆う蓋体と、を備え、蓋体は、蓋体の上部を構成し、蓋体の外に連通する蒸気排出口が形成された外蓋と、外蓋の下方に取り付けられ、内釜の上面開口を覆う内蓋と、外蓋及び内蓋のそれぞれの一部を用いて形成された経路部であって、内釜と内蓋とにより形成される調理空間で発生した蒸気を、内蓋に形成された蒸気流入口を介して受け入れて蒸気排出口に案内する蒸気経路部と、を有し、蒸気経路部に、内蓋によって調理空間から仕切られた蒸気経路部内の蒸気経路空間の温度を検出する温度センサーを備えた。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
上面が開口した内釜と、
前記内釜を収容する本体と、
前記本体に設置され前記内釜を加熱する加熱手段と、
前記本体の上方を開閉自在に覆う蓋体と、を備え、
前記蓋体は、
前記蓋体の上部を構成し、前記蓋体の外に連通する蒸気排出口が形成された外蓋と、
前記外蓋の下方に取り付けられ、前記内釜の上面開口を覆う内蓋と、
前記外蓋及び前記内蓋のそれぞれの一部を用いて形成された経路部であって、前記内釜と前記内蓋とにより形成される調理空間で発生した蒸気を、前記内蓋に形成された蒸気流入口を介して受け入れて前記蒸気排出口に案内する蒸気経路部と、を有し、
前記蒸気経路部に、前記内蓋によって前記調理空間から仕切られた前記蒸気経路部内の蒸気経路空間の温度を検出する温度センサーを備えた
加熱調理器。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記蒸気流入口と前記蒸気排出口とは、平面的に透視して見て離れて形成されており、前記蒸気流入口と前記蒸気排出口との間に前記温度センサーが配置されている
請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記温度センサーは、平面的に透視して見て前記蒸気流入口から離間して配置されている
請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記温度センサーは、平面的に透視して見て前記蒸気排出口から離間して配置されている
請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記蒸気経路空間における前記蒸気の流れに直交する流路断面積は、前記蒸気流入口の開口面積よりも大きい
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記温度センサーは、前記蒸気流入口よりも上方に配置されている
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記温度センサーは、前記内蓋から上方に離間して配置されている
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記内蓋は、
平板部と、前記平板部から前記内釜に向かって突出し、前記蒸気経路部の一部を形成するおねば溜め部と、を含み、
前記おねば溜め部の下面にはおねば戻し孔が設けられ、
前記平板部に前記蒸気流入口が設けられている
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の加熱調理器。
【請求項9】
前記蒸気の流れに沿って、前記蒸気流入口、前記おねば戻し孔、前記温度センサー、前記蒸気排出口が、この順に配置されている
請求項8に記載の加熱調理器。
【請求項10】
前記加熱手段の出力を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記温度センサーで検出された温度が、予め設定された沸騰検出温度以上になると、前記加熱手段の出力を変更する
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の加熱調理器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、温度センサーを備えた加熱調理器に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上面が開口した内釜と、内釜を加熱する加熱手段と、内釜を収容する内釜収納部を有する本体と、本体にヒンジ接続され本体上方を覆う蒸気排出口を有する外蓋とを備えた加熱調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の加熱調理器は、更に、外蓋の下面に着脱自在に取り付けられ、本体閉口時に内釜の上部開口を閉じる内蓋と、内釜内の温度を検出する温度センサーとを備える。温度センサーは、外蓋の下面に設けられ、内釜と内蓋とで閉塞されて形成された調理空間の温度を検知している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-134156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、加熱調理器では、炊飯調理の制御にあたり、調理物が沸騰状態へ遷移し、調理空間の状態が沸騰状態へ遷移したことを明確に検出することが求められている。しかし、特許文献1の加熱調理器では、温度センサーが調理空間に直接面しており、温度センサーと調理空間との間が仕切られていない。このため、特許文献1の加熱調理器は、調理空間内の調理物、気泡及び飛沫等が温度センサーに接触することで、調理空間の温度を正確に検出することが困難である。よって、特許文献1の加熱調理器では、調理空間の状態が沸騰状態へ遷移したことを明確に検出することが難しいという問題があった。
【0005】
本開示は、上記の課題を解決するためのもので、調理空間の状態が沸騰状態へ遷移したことを明確に検出することが可能な加熱調理器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る加熱調理器は、上面が開口した内釜と、内釜を収容する本体と、本体に設置され内釜を加熱する加熱手段と、本体の上方を開閉自在に覆う蓋体と、を備え、蓋体は、蓋体の上部を構成し、蓋体の外に連通する蒸気排出口が形成された外蓋と、外蓋の下方に取り付けられ、内釜の上面開口を覆う内蓋と、外蓋及び内蓋のそれぞれの一部を用いて形成された経路部であって、内釜と内蓋とにより形成される調理空間で発生した蒸気を、内蓋に形成された蒸気流入口を介して受け入れて蒸気排出口に案内する蒸気経路部と、を有し、蒸気経路部に、内蓋によって調理空間から仕切られた蒸気経路部内の蒸気経路空間の温度を検出する温度センサーを備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、加熱調理器は、内釜と蓋体の内蓋とにより形成される調理空間で発生した蒸気を、内蓋に形成された蒸気流入口を介して受け入れて蓋体の外蓋に形成された蒸気排出口に案内する蒸気経路部を有する。加熱調理器は、蒸気経路部内の蒸気経路空間の温度を検出する温度センサーを備える。蒸気経路空間は、調理空間から内蓋によって仕切られた空間である。このため、温度センサーには調理空間内の調理物、気泡及び飛沫等が接触せず、温度センサーは蒸気経路空間の温度を正確に検出できる。蒸気経路空間の温度は、調理空間の状態が沸騰状態にあるときと無いときとで異なる温度となる。よって、加熱調理器は、温度センサーで正確に検出された蒸気経路空間の温度に基づいて調理空間の状態が沸騰状態へ遷移したことを明確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る加熱調理器の蓋体を閉じた状態での外観斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の蓋体を開けた状態での外観斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の蓋体を開けて内蓋を取り外した状態での外観斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の構成を示した縦断面概略図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の外蓋と内蓋の縦断面概略図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の内蓋の外観斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器における蒸気の流れを示す蓋体の一部の縦断面概略図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の温度センサーの取付構造の分解斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の内釜に調理物を投入した状態を示す縦断面概略図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の炊飯工程における、調理物と、調理空間の上部空間と、蒸気経路空間と、の温度変化を、加熱手段の出力(電力)と共に示した概略図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の温度センサーの製品ばらつきに起因する移行タイミングのばらつきの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る加熱調理器の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、その一例であり、実施の形態に説明した構成によって発明が限定されるものではない。また、以下の図面は、本開示の技術を有する構成の一例であり、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
【0010】
実施の形態1.
[加熱調理器100の構成]
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器100の蓋体2を閉じた状態での外観斜視図である。図2は、実施の形態1に係る加熱調理器100の蓋体2を開けた状態での外観斜視図である。図3は、実施の形態1に係る加熱調理器100の蓋体2を開けて内蓋17を取り外した状態での外観斜視図である。図4は、実施の形態1に係る加熱調理器100の構成を示した縦断面概略図である。図5は、実施の形態1に係る加熱調理器100の外蓋16と内蓋17の縦断面概略図である。図6は、実施の形態1に係る加熱調理器100の内蓋17の外観斜視図である。図7は、実施の形態1に係る加熱調理器100における蒸気の流れFLを示す蓋体2の一部の縦断面概略図である。図8は、実施の形態1に係る加熱調理器100の温度センサー30の取付構造の分解斜視図である。図9は、実施の形態1に係る加熱調理器100の内釜5に調理物33を投入した状態を示す縦断面概略図である。なお、説明の便宜上、図1にて、実線矢印の方向を「上」、「下」、点線矢印の方向を「前」、「後」、二重線矢印の方向を「左」、「右」とする。
(【0011】以降は省略されています)

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