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公開番号2024166580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082767
出願日2023-05-19
発明の名称照明器具
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F21S 8/02 20060101AFI20241122BHJP(照明)
要約【課題】導光板と保護カバーとが接触することを抑制した照明器具を得ることを目的とする。
【解決手段】照明器具は、一面に開口を有する器具本体と、器具本体内に配置された光源と、光源からの光の出射面となる発光面と発光面に対向する裏面とを有し、発光面が器具本体の開口から外方を向くように器具本体内に配置された板状で矩形の導光板と、導光板に垂直な方向において発光面から離間して配置され、発光面を覆う板状で矩形の保護カバーと、導光板の外周部のうち互いに対向する二辺部を垂直な方向の両側から支持する支持部とを備え、導光板及び保護カバーの一方又は両方は、互いに離れる方向に凸形状に湾曲しているものである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
一面に開口を有する器具本体と、
前記器具本体内に配置された光源と、
前記光源からの光の出射面となる発光面と前記発光面に対向する裏面とを有し、前記発光面が前記器具本体の前記開口から外方を向くように前記器具本体内に配置された板状で矩形の導光板と、
前記導光板に垂直な方向において前記発光面から離間して配置され、前記発光面を覆う板状で矩形の保護カバーと、
前記導光板の外周部のうち互いに対向する二辺部を前記垂直な方向の両側から支持する支持部とを備え、
前記導光板及び前記保護カバーの一方又は両方は、互いに離れる方向に凸形状に湾曲している照明器具。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記矩形は長方形であり、
前記導光板の前記二辺部は、前記導光板の短手方向に互いに対向する二辺部であり、
前記導光板は、前記導光板の長手方向に沿って延びる前記支持部により支持されている請求項1記載の照明器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、照明器具に関し、特に、導光板を有する照明器具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、天井などの被取付部に設置された照明器具がある。照明器具は、下方が開口している箱形の器具本体と、器具本体の内部に配置された板状の導光板と、導光板の長手方向に延びた2つの端面のそれぞれの下側から支持する下ガイドプレートと、上側から支持する上ガイドプレートと、導光板の長手方向に延びた2つの端面に対応するように配置されるLEDなどで構成される光源と、を備える。照明器具は、LEDモジュールから出射した光を導光板の端面に入射させ、導光板において器具本体の開口側を向いた面である出射面からその光を出射させる。導光板は、出射面が発光面となって面発光し、器具本体の開口から光を照射する(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-26796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
導光板はアクリルなどの透明樹脂を素材としており、導光板の端面から入光することにより面発光する。導光板の表面にキズや汚れが付着すると、その付着物が、導光された光の障害となり、結果として輝点になって見栄えが悪くなる場合がある。このため、導光板の発光面を下方から保護カバーで覆うようにすれば、発光面の傷や汚れを抑制できる。保護カバーで導光板を覆うにあたっては、保護カバーが導光板に接触せず、且つ導光板との隙間を小さくすることで、導光板においてよりきれいな面発光を実現できる。
【0005】
一方、導光板は、熱膨張や吸湿によって面方向に伸びる場合がある。特許文献1に開示されている照明器具においては、導光板の端面の上下をガイドプレートによって支持し、導光板の伸長を規制しているため、導光板が重力の影響もあって下方向に撓む場合がある。したがって、導光板と保護カバーとの隙間を小さくすると、導光板と保護カバーとが接触してしまうという課題がある。導光板と保護カバーとが接触してしまうと、導光された光が保護カバーに伝わってしまい、靄のような意図しない光り方をしてしまう。
【0006】
本開示は、かかる課題を解決するためのものであり、導光板と保護カバーとが接触することを抑制した照明器具を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る照明器具は、一面に開口を有する器具本体と、器具本体内に配置された光源と、光源からの光の出射面となる発光面と発光面に対向する裏面とを有し、発光面が器具本体の開口から外方を向くように器具本体内に配置された板状で矩形の導光板と、導光板に垂直な方向において発光面から離間して配置され、発光面を覆う板状で矩形の保護カバーと、導光板の外周部のうち互いに対向する二辺部を垂直な方向の両側から支持する支持部とを備え、導光板及び保護カバーの一方又は両方は、互いに離れる方向に凸形状に湾曲しているものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る照明器具は、導光板及び保護カバーの一方又は両方は、互いに離れる方向に凸形状に湾曲しているため、導光板及び保護カバーの一方又は両方が面方向に伸びた場合に導光板と保護カバーとが接触することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る照明器具の全体構成の概略を示す分解斜視図である。
実施の形態1に係る照明器具の構成を示す斜視図である。
実施の形態1に係る照明器具の断面構造の説明図である。
実施の形態1に係る照明器具の第2光源ユニットの構成の一例を示す分解斜視図である。
実施の形態1に係る第1光源ユニットの構成の一例を示す分解斜視図である。
実施の形態1に係る照明器具の保護カバーと導光板とを短手方向に沿った断面で切断した断面図である。
実施の形態1に係る照明器具の変形例1の保護カバーと導光板とを短手方向に沿った断面で切断した断面図である。
実施の形態1に係る照明器具の変形例2の保護カバーと導光板とを短手方向に沿った断面で切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る照明器具の実施の形態について図面を参照して説明する。各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、明細書の全文において、床面から天井に向かう方向、即ちz方向のうちz2方向を「上方向」と呼び、天井側を「上側」と呼ぶ場合がある。また、同様に、天井から床面に向かう垂直な方向、即ちz1方向を「下方向」と呼び、床面側を「下側」と呼ぶ場合がある。また、x方向及びy方向は、z方向に垂直であり、水平方向と呼ぶ場合がある。また、以下の説明の中で、位置関係及び方向を説明する際に「内」「外」という表現(内側、外側、内面、外面を含む)を使う場合があるが、特に断りのない限り照明器具1の中央部分側を内とし、照明器具1の外部側を外とする。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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