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公開番号2024123331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030642
出願日2023-03-01
発明の名称誘導加熱装置
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H05B 6/12 20060101AFI20240905BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】誘導加熱装置において、出力電力を制限することなく、フリッカ現象の発生を防止することができるようにする。
【解決手段】誘導加熱装置は、直流電力を供給する入力電源部120と、直流電力を交流電力に変換する複数の駆動部112a、112bと、交流電力により複数の被加熱物に対して誘導加熱を行う誘導加熱装置複数の加熱コイル111a、111bと、複数の被加熱物を複数の加熱コイル111a、111bで同時に加熱する際に、複数の駆動部112a、112bを交互に駆動させる制御部130とを備える。制御部130は、複数の駆動部112a、112bを交互に駆動させる駆動時間比を変更する場合には、複数の駆動部112a、112bの駆動を一時的に停止させた後に、その駆動時間比を変更して、複数の駆動部112a、112bの駆動を再開させる。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
直流電力を供給する電源部と、
前記直流電力を交流電力に変換する複数の駆動部と、
前記交流電力により複数の被加熱物に対して誘導加熱を行う複数の誘導加熱部と、
前記複数の被加熱物を前記複数の誘導加熱部で同時に加熱する際に、前記複数の駆動部を交互に駆動させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の駆動部を交互に駆動させる駆動時間比を変更する場合には、前記複数の駆動部の駆動を一時的に停止させた後に、前記駆動時間比を変更して、前記複数の駆動部の駆動を再開させること
を特徴とする誘導加熱装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記複数の被加熱物を加熱する加熱レベルの大小に応じて前記駆動時間比を特定し、前記複数の被加熱物を加熱する加熱レベルの大小が変化した場合に、前記駆動時間比を変更すること
を特徴とする請求項1に記載の誘導加熱装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記複数の被加熱物を加熱する加熱レベルの比に応じて前記駆動時間比を特定し、前記複数の被加熱物を加熱する加熱レベルの比が変化した場合に、前記駆動時間比を変更すること
を特徴とする請求項1に記載の誘導加熱装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記複数の被加熱物を加熱する加熱レベルの組み合わせに応じて前記駆動時間比を特定し、
前記制御部は、前記駆動時間比として第1の駆動時間比で前記複数の駆動部を交互に駆動させている際に、前記複数の被加熱物の少なくとも一つを加熱する加熱レベルが変更され、変更後の加熱レベルの組み合わせに応じて特定される前記駆動時間比である第2の駆動時間比が、前記第1の駆動時間比と異なる場合に、前記駆動時間比を変更すること
を特徴とする請求項1に記載の誘導加熱装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記複数の駆動部を交互に駆動させている際に、前記複数の被加熱物の少なくとも一つを加熱する加熱レベルが変更されても、前記駆動時間比を変更しない場合には、変更後の加熱レベルに応じて、前記複数の駆動部の少なくとも一つの駆動状態を変更すること
を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の誘導加熱装置。
【請求項6】
前記駆動状態は、前記複数の駆動部の少なくとも一つを駆動するための駆動信号の周波数又はデューティ比であること
を特徴とする請求項5に記載の誘導加熱装置。
【請求項7】
直流電力を供給する電源部と、
前記直流電力を交流電力に変換する複数の駆動部と、
前記複数の駆動部のそれぞれの出力特性を検出する複数の出力特性検出部と、
前記交流電力により複数の被加熱物に対して誘導加熱を行う複数の誘導加熱部と、
前記複数の被加熱物を前記複数の誘導加熱部で同時に加熱する際に、前記複数の駆動部を交互に駆動させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数の駆動部を交互に駆動させている際に、前記複数の誘導加熱部の少なくとも一つの加熱レベルが変更された場合には、前記複数の駆動部の駆動を一時的に停止させた後に、前記複数の駆動部を、前記出力特性を検出するための駆動状態で駆動させて、前記複数の出力特性検出部で検出されたそれぞれの出力特性に従って、前記複数の駆動部を交互に駆動させる駆動時間比を特定し、前記特定された駆動時間比で前記複数の駆動部の駆動を再開させること
を特徴とする誘導加熱装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記複数の出力特性検出部で検出されたそれぞれの出力特性を用いて、前記複数の被加熱物のそれぞれの負荷特性を特定し、前記負荷特性に従って、前記駆動時間比を特定すること
を特徴とする請求項7に記載の誘導加熱装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記複数の出力特性検出部で検出されたそれぞれの出力特性を用いて、前記複数の駆動部のそれぞれの最大許容電力を決定し、前記最大許容電力に従って、前記駆動時間比を特定すること
を特徴とする請求項7に記載の誘導加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、誘導加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電磁誘導によって被加熱物を加熱する複数の誘導加熱部を有する誘導加熱装置が普及している。複数の誘導加熱部を有する誘導加熱装置では、複数の誘導加熱部のそれぞれに設けられている複数のインバータを交互に駆動させる。
【0003】
複数のインバータを交互に駆動させる場合、例えば、誘導加熱部の加熱レベルを変更することで、誘導加熱部への出力電力の変化が大きくなると、照明機器のちらつき等のフリッカ現象が発生する場合がある。
【0004】
これに対して、特許文献1では、二つのインバータの電力変化量が所定量以下となるように、二つのインバータの駆動時間比を制限することで、フリッカ現象の発生を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5909674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、電力変化量が所定量以下となるように制限された駆動時間比で各インバータを交互に動作させると、駆動時間比によって出力電力が制限され、ユーザが所望する電力が得られず、調理性能が損なわれる場合がある。
【0007】
そこで、本開示の一又は複数の態様は、誘導加熱装置において、出力電力を制限することなく、フリッカ現象の発生を防止することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る誘導加熱装置は、直流電力を供給する電源部と、前記直流電力を交流電力に変換する複数の駆動部と、前記交流電力により複数の被加熱物に対して誘導加熱を行う複数の誘導加熱部と、前記複数の被加熱物を前記複数の誘導加熱部で同時に加熱する際に、前記複数の駆動部を交互に駆動させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数の駆動部を交互に駆動させる駆動時間比を変更する場合には、前記複数の駆動部の駆動を一時的に停止させた後に、前記駆動時間比を変更して、前記複数の駆動部の駆動を再開させることを特徴とする。
【0009】
本開示の一態様に係る誘導加熱装置は、直流電力を供給する電源部と、前記直流電力を交流電力に変換する複数の駆動部と、前記複数の駆動部のそれぞれの出力特性を検出する複数の出力特性検出部と、前記交流電力により複数の被加熱物に対して誘導加熱を行う複数の誘導加熱部と、前記複数の被加熱物を前記複数の誘導加熱部で同時に加熱する際に、前記複数の駆動部を交互に駆動させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数の駆動部を交互に駆動させている際に、前記複数の誘導加熱部の少なくとも一つの加熱レベルが変更された場合には、前記複数の駆動部の駆動を一時的に停止させた後に、前記複数の駆動部を、前記出力特性を検出するための駆動状態で駆動させて、前記複数の出力特性検出部で検出されたそれぞれの出力特性に従って、前記複数の駆動部を交互に駆動させる駆動時間比を特定し、前記特定された駆動時間比で前記複数の駆動部の駆動を再開させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一又は複数の態様によれば、誘導加熱装置において、出力電力を制限することなく、フリッカ現象の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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