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公開番号2024118664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025066
出願日2023-02-21
発明の名称給湯装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24H 15/196 20220101AFI20240826BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】簡単な構成で利用者の体温を推定することのできる給湯装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る給湯装置は、浴室の室温を検知する温度センサと、浴室内の温度差を検知することが可能な焦電センサと、温度センサの出力値と焦電センサの出力値とから利用者の体温を演算して推定する制御装置と、を備える。制御装置は、焦電センサが検知した温度差を、温度センサが検知した浴室の温度に加算または減算した演算値のうち、人体の体温相当の所定値に近いほうを利用者の体温として推定してもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
浴室の室温を検知する温度センサと、
前記浴室内の温度差を検知することが可能な焦電センサと、
前記温度センサの出力値と前記焦電センサの出力値とから利用者の体温を演算して推定する制御装置と、
を備えた給湯装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記焦電センサが検知した温度差を、前記温度センサが検知した前記浴室の温度に加算または減算した演算値のうち、人体の体温相当の所定値に近いほうを前記利用者の体温として推定する請求項1に記載の給湯装置。
【請求項3】
浴槽内の浴槽水の温度を浴槽設定温度に調整する温度調整装置を備え、
前記制御装置が推定した前記利用者の体温の値に所定値を加算した値に、自動で前記浴槽設定温度を変更する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項4】
浴槽内の浴槽水の温度を浴槽設定温度に調整する温度調整装置を備え、
前記制御装置が過去に推定した前記利用者の体温から平均値を算出し、前記焦電センサの出力値がない場合に、前記体温の平均値に所定値を加算した値に、自動で前記浴槽設定温度を変更する請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項5】
浴槽内の浴槽水の温度を浴槽設定温度に調整する温度調整装置を備え、
前記制御装置が推定した前記利用者の体温に応じて自動で前記浴槽設定温度を変更するモードとして、前記浴槽設定温度が異なる複数のモードを備える請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項6】
浴槽内の浴槽水の温度を浴槽設定温度に調整する温度調整装置を備え、
前記制御装置が推定した前記利用者の体温に応じて自動で前記浴槽設定温度を変更するかしないかを利用者が事前に設定できるユーザーインターフェースを備える請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項7】
浴槽内の浴槽水の温度を浴槽設定温度に調整する温度調整装置を備え、
前記制御装置が推定した前記利用者の体温に応じて、自動で前記浴槽設定温度を変更する場合に、前記利用者に変更内容を報知する報知手段を備える請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項8】
浴槽内の浴槽水の温度を浴槽設定温度に調整する温度調整装置を備え、
前記制御装置が前記利用者の体温を初めて推定してから所定期間の間は、前記制御装置が過去に推定した前記利用者の体温の平均値に応じて、自動で前記浴槽設定温度を変更しない請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項9】
浴槽内の浴槽水の温度を浴槽設定温度に調整する温度調整装置を備え、
前記温度センサと前記焦電センサと前記制御装置のいずれかが故障した場合は、前記浴槽設定温度を自動で変更しない請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
【請求項10】
前記温度センサと前記焦電センサと前記制御装置のいずれかが故障したことを、利用者に報知する故障報知手段を備える請求項1または請求項2に記載の給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、人感センサを備えた給湯装置として特許文献1に記載するものが知られており、利用者の浴室内への入退室を検知し、給湯動作を制御するものがある。特許文献1の給湯装置では、赤外線センサをアレイ状に配置させたサーモパイルを備えた体温センサを用いており、マトリクス状に利用者の表面温度を検知することができ、検知した表面温度に応じて浴槽水の温度を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-190394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1で示されるサーモパイルを用いた機構は高価であり、給湯機などの家電製品に搭載することは現実的とは言えず、温度差を検知する焦電センサを用いたものが多い現状である。ただし、焦電センサは温度差を検知するだけで、利用者の体温を測定することはできないため、特許文献1のような浴槽水の湯温の制御は困難である。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、簡単な構成で利用者の体温を推定することのできる給湯装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る給湯装置は、浴室の室温を検知する温度センサと、浴室内の温度差を検知することが可能な焦電センサと、温度センサの出力値と焦電センサの出力値とから利用者の体温を演算して推定する制御装置と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、簡単な構成で利用者の体温を推定することのできる給湯装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る給湯装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下の説明において、「水」、「湯」、「温水」、「湯水」等の記載は、原則として、液体の水を意味し、冷水から熱湯までもが含まれうるものとする。また、以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35を示す図である。図1に示すように、本実施の形態1の貯湯式給湯装置35は、タンクユニット33、HP(ヒートポンプ)ユニット7、及びリモコン装置44を備える。HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、制御装置36が内蔵されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御装置36により制御される。制御装置36は、例えば、少なくとも一つのメモリと少なくとも一つのプロセッサとを有するマイクロコンピュータを備える。制御装置36は、貯湯式給湯装置35の運転を制御する制御手段に相当する。制御装置36は、日時を管理するタイマー機能を有している。以下、貯湯式給湯装置35を例に説明するが、本開示の給湯装置は、貯湯式に限定されるものではなく、瞬間式の給湯装置でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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