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公開番号2024176515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095081
出願日2023-06-08
発明の名称輸送データ計算システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B65G 61/00 20060101AFI20241212BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】パレット上に載置された状態で輸送される貨物を保護する上で有利となる汎用性の高い輸送データ計算システムを得る。
【解決手段】本開示に係る輸送データ計算システムは、貨物が載置可能なパレット1に設けられ、加速度、温度および湿度の少なくとも1つを検知するセンサ1aを備える。また、輸送データ計算システムは、パレット1に載置されて輸送される貨物に加わるストレスを、センサ1aの検知データから計算する計算部10を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
貨物が載置可能なパレットに設けられ、加速度、温度および湿度の少なくとも1つを検知するセンサと、
前記パレットに載置されて輸送される前記貨物に加わるストレスを、前記センサの検知データから計算する計算手段と、
を備える輸送データ計算システム。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記計算手段は、前記センサの検知データが基準を外れている時間の累計値を前記ストレスとして計算する請求項1に記載の輸送データ計算システム。
【請求項3】
前記センサは、加速度と温度と湿度とのうちの2つ以上の情報を検知可能に構成され、
前記計算手段は、前記センサが検知した前記2つ以上の情報の組み合わせから前記ストレスを計算する請求項1に記載の輸送データ計算システム。
【請求項4】
前記センサは湿度を検知し、
前記計算手段は、前記センサが検知した湿度から前記ストレスを計算する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の輸送データ計算システム。
【請求項5】
前記貨物は、段ボールによって梱包されており、
前記計算手段は、段ボールの強度特性に応じて設定された湿度の判定値に応じて前記ストレスを計算する請求項4に記載の輸送データ計算システム。
【請求項6】
前記センサは温度を検知し、
前記計算手段は、前記センサが検知した温度から前記ストレスを計算する請求項1に記載の輸送データ計算システム。
【請求項7】
前記貨物は樹脂材料からなる製品であり、
前記計算手段は、前記センサが検知した温度が判定値以下となっている時間の累計値を前記ストレスとして計算する請求項6に記載の輸送データ計算システム。
【請求項8】
前記計算手段は、複数の前記パレットが段積みされた状態でコンテナに収容された状態で輸送される際に、前記コンテナ内の上下方向の任意の位置における温度を予測可能である請求項6または請求項7に記載の輸送データ計算システム。
【請求項9】
前記センサは加速度を検知し、
前記計算手段は、前記センサが検知した加速度から前記ストレスを計算する請求項1に記載の輸送データ計算システム。
【請求項10】
前記計算手段は、前記センサが検知した加速度が判定値を超えた回数から前記ストレスとして計算する請求項9に記載のデータ計算システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、輸送データ計算システムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、プラズマ発生装置を備えたことを特徴とするパレットおよび該パレットを用いた食料品の管理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-162480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のパレットは、プラズマ発生装置によりオゾン濃度を調整することを特徴とするものであり、管理対象は食料品のみである。特許文献1に記載の技術は汎用性がなく、例えば、電気製品あるいは包装材等の貨物を保護するためには適用できない。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためのものである。本開示の目的は、パレット上に載置された状態で輸送される貨物を保護する上で有利となる汎用性の高いシステムを得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る輸送データ計算システムは、貨物が載置可能なパレットに設けられ、加速度、温度および湿度の少なくとも1つを検知するセンサと、前記パレット上に載置されて輸送される前記貨物に加わるストレスを、前記センサの検知データから計算する計算手段と、を備えるものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、パレット上に載置された状態で輸送される貨物を保護する上で有利となる汎用性の高い輸送データ計算システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1の輸送データ計算システムの機能ブロック図である。
実施の形態1の輸送データ計算システムの全体構成の具体例を示す図である。
実施の形態1のセンサが取り付けられたパレットの構造の例を示す図である。
実施の形態1の輸送データ計算システムによるストレスの計算の第1の例を説明する図である。
段ボールの強度特性を説明する図である。
実施の形態1の輸送データ計算システムによるストレスの計算の第2の例を説明する図である。
実施の形態1の輸送データ計算システムによるストレスの計算の第3の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。各図における同一の符号は、同一の部分または相当する部分を示す。本開示では、重複する説明については、適宜に簡略化または省略する。なお、本開示には、その趣旨を逸脱しない範囲において、以下の実施の形態によって開示される構成の種々の変形および組み合わせが含まれ得る。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の輸送データ計算システムの機能ブロック図である。図2は、実施の形態1の輸送データ計算システムの全体構成の具体例を示す図である。本実施の形態に係る輸送データ計算システムは、輸送対象となる貨物が載置されるパレット1に設けられたセンサ1aの検知データを利用して、貨物に加わるストレスの計算を行うシステムである。
(【0011】以降は省略されています)

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