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公開番号2024168900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085939
出願日2023-05-25
発明の名称車両用空調装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B61D 27/00 20060101AFI20241128BHJP(鉄道)
要約【課題】フィルタのメンテナンスの周期を延ばすことができ、フィルタのメンテナンスの効率を向上することができる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】車室PRに通じる吸気口210及び排気口220を有する筐体200と、吸気口210から排気口220へ向かう気流を形成する室内ファン140と、気流が通過する位置に配置された室内熱交換器120と、塵埃を捕集する帯電フィルタ50と、帯電フィルタ50を収容するフィルタ収容部60と、フィルタ収容部60と帯電フィルタ50の間を気密する気密部材53と、筐体200の内部空間Saを開放する機室メンテナンス部80と、フィルタ収容部60を開放するフィルタメンテナンス部70と、を備え、フィルタ収容部60は室内熱交換器120よりも気流の上流に位置し、フィルタメンテナンス部70は気密部材53と共にフィルタ収容部60に収容された帯電フィルタ50が外部に露出する位置に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車室に通じる吸気口及び排気口を有する筐体と、
前記筐体の内部空間に、前記吸気口から前記排気口へ向かう気流を形成する室内ファンと、
前記筐体の内部空間において、前記気流が通過する位置に配置された室内熱交換器と、
前記気流に含まれている塵埃を捕集する帯電フィルタと、
前記帯電フィルタを収容するフィルタ収容部と、
前記フィルタ収容部と前記帯電フィルタの間を気密する気密部材と、
前記内部空間を前記筐体の外部へ開放可能にする機室メンテナンス部と、
前記フィルタ収容部を前記筐体の外部へ開放可能にするフィルタメンテナンス部と、を備え、
前記フィルタ収容部は、前記気流の前記室内熱交換器よりも上流の位置に配置され、
前記フィルタメンテナンス部は、前記フィルタ収容部を開放した状態で、前記気密部材と共に前記フィルタ収容部に収容された状態にある前記帯電フィルタが前記筐体の外部に露出する位置に設けられている、
車両用空調装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記帯電フィルタは、
摩擦により帯電したフィルタ部と、前記フィルタ部の外周を囲い前記フィルタ部に接着されたフレーム部と、を有し、
前記気密部材は、
前記帯電フィルタが前記フィルタ収容部に収容された状態で、前記フィルタ収容部に対向する前記フレーム部の外側面に設けられている、
請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項3】
プレフィルタをさらに備え、
前記プレフィルタは、前記気流の前記帯電フィルタよりも上流の位置に配置され、
前記フィルタメンテナンス部は、前記フィルタ収容部を開放させた状態で、前記帯電フィルタと前記プレフィルタを前記フィルタ収容部に着脱可能にする、
請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
【請求項4】
前記フィルタ収容部に、前記帯電フィルタが少なくとも2以上収容され、
2以上の前記帯電フィルタは、それぞれ目付量が異なる、
請求項1又は2に記載の車両用空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用空調装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1及び特許文献2に開示されているように、空気に含まれている塵埃を除去するフィルタを備えた空調装置が知られている。フィルタは、冷凍サイクルを構成する空調機と共に空調装置の内部に収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-103960号公報
特開2006-90570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両用空調装置は、塵埃が多く含まれている車室の空気を空調するものである。車両用空調装置は、車室から内部に取り入れた空気の気流の流速を速くすることにより、車室への調和空気の供給量を多くしている。
【0005】
特許文献1及び特許文献2に開示されたフィルタを車両用空調装置に適用した場合、フィルタを通過する空気の流量が多くなる。そのため、塵埃によりフィルタの目詰まりが短期間で生じうる。従って、フィルタのメンテナンスの周期が短くなる。
【0006】
また、フィルタのメンテナンスをするときにはその都度、車両用空調装置の全体を大きく開放して内部に収容された空調機を避けて行う必要がある。その結果、フィルタのメンテナンスの効率が悪化する懸念がある。
【0007】
本開示の目的は、フィルタのメンテナンスの周期を延ばすことができ、フィルタのメンテナンスの効率を向上することができる車両用空調装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本開示に係る車両用空調装置は、
車室に通じる吸気口及び排気口を有する筐体と、
前記筐体の内部空間に、前記吸気口から前記排気口へ向かう気流を形成する室内ファンと、
前記筐体の内部空間において、前記気流が通過する位置に配置された室内熱交換器と、
前記気流に含まれている塵埃を捕集する帯電フィルタと、
前記帯電フィルタを収容するフィルタ収容部と、
前記フィルタ収容部と前記帯電フィルタの間を気密する気密部材と、
前記内部空間を前記筐体の外部へ開放可能にする機室メンテナンス部と、
前記フィルタ収容部を前記筐体の外部へ開放可能にするフィルタメンテナンス部と、を備え、
前記フィルタ収容部は、前記気流の前記室内熱交換器よりも上流の位置に配置され、
前記フィルタメンテナンス部は、前記フィルタ収容部を開放した状態で、前記気密部材と共に前記フィルタ収容部に収容された状態にある前記帯電フィルタが前記筐体の外部に露出する位置に設けられている。
【発明の効果】
【0009】
上記構成によれば、帯電フィルタが車室の空気に含まれる塵埃を電気的に引き寄せて捕集する。そのため、塵埃を物理的に濾過する帯電していないフィルタよりもフィルタの繊維間を低密度にすることができる。従って、短期間で目詰まりが生じにくい。その結果、フィルタのメンテナンスの周期が延びる。また、帯電フィルタをメンテナンスするときに、フィルタメンテナンス部から帯電フィルタを収容しているフィルタ収容部へ直接アクセスできる。そのため、装置を大きく開放する必要がない。従って、帯電フィルタのメンテナンスの効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る車両用空調装置の設置の態様を示した斜視図
実施形態1に係る車両用空調装置の構成を示した図1のI-I線の位置における断面図
実施形態1に係る車両用空調装置の構成を部分的に拡大した図1のII-II線の位置における断面図
実施形態1に係る帯電フィルタの斜視図
実施形態1に係る帯電フィルタのフィルタ部を形成している不織布の模式的な正面図
実施形態1に係るフィルタ収容部に帯電フィルタが収容されている状態を示した斜視図
実施形態1に係るフィルタ収容部に帯電フィルタが収容されている状態を部分的に拡大した図6のIII-III線の位置における断面図
実施形態1に係る機器メンテナンス部の開閉状態を示した図1のII-II線の位置における模式的断面図
実施形態1に係るフィルタメンテナンス部の開閉状態を示した図1のII-II線の位置における模式的断面図
実施形態2に係るフィルタメンテナンス部の開閉状態を部分的に拡大した図1のII-II線の位置における断面図
実施形態3に係る車両用空調装置の構成を示した図1のI-I線の位置における断面図
実施形態3に係る機器メンテナンス部の開閉状態を部分的に拡大した図1のI-I線の位置における模式的断面図
実施形態3に係る車両用空調装置の構成を部分的に拡大した底面図
実施形態3に係るフィルタメンテナンス部の開閉状態を部分的に拡大した図1のI-I線の位置における模式的断面図
実施形態3に係るフィルタメンテナンス部の図14に示す開状態において、フィルタメンテナンス部からフィルタ収容部に収容された状態の帯電フィルタが外部へ露出していることを示した模式図
(a)は、実施形態4に係る帯電フィルタの第1帯電フィルタ要素及び第2帯電フィルタ要素それぞれが分かれている状態を示した正面図、(b)は、実施形態4に係る帯電フィルタの第1帯電フィルタ要素及び第2帯電フィルタ要素が接合している状態を示した正面図
実施形態4に係る帯電フィルタの第1帯電フィルタ要素及び第2帯電フィルタ要素が接合している状態を示した斜視図
(a)は、実施形態5に係るフィルタ収容部に帯電フィルタを収容される前の状態を示した図6のIII-III線の位置における模式的断面図、(b)は、実施形態5に係るフィルタ収容部に帯電フィルタが収容された後の状態を示した図6のIII-III線の位置における模式的断面図
実施形態6に係る車両用空調装置の構成を示した図1のI-I線の位置における断面図
(a)は、実施形態7に係るフィルタ収容部に帯電フィルタ及びプレフィルタが収容される前の状態を示した図6のIII-III線の位置における模式的断面図、(b)は、実施形態7に係るフィルタ収容部に帯電フィルタが収容された後の状態を示した図6のIII-III線の位置における模式的断面図
実施形態8に係るフィルタ収容部の構成を示した模式的平面図
実施形態9に係るフィルタ収容部に帯電フィルタが収容されている状態を部分的に拡大した図6のIII-III線の位置における断面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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