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公開番号2024110601
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015273
出願日2023-02-03
発明の名称送風装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類F24F 7/06 20060101AFI20240808BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】静音性を向上させることができる送風装置を提供する。
【解決手段】ケーシング2を有する遠心送風機30と、遠心送風機30が内部に配置され、外部の空気を流入させる給気口15と、この給気口から流入した空気を外部に排出する排気口16とが、互いに反対の面に形成された本体箱1と、を備え、ケーシング2は、本体箱1内の空気を吸い込む吸気孔4,5と、ケーシング2内の空気を排出する吐出孔18とを有し、給気口15と吸気孔4,5との間の風路の壁面となるケーシング2の表面には、給気口15と排気口16とを結ぶ送風方向と直交する方向に、複数の整流部材8が一定の間隔で設けられている。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
ケーシングを有する遠心送風機と、
前記遠心送風機が内部に配置され、外部の空気を流入させる給気口と、この給気口から流入した空気を外部に排出する排気口とが、互いに反対の面に形成された本体箱と、を備え、
前記ケーシングは、前記本体箱内の空気を吸い込む吸気孔と、前記ケーシング内の空気を排出する吐出孔とを有し、
前記給気口と前記吸気孔との間の風路の壁面となる前記ケーシングの表面には、前記給気口と前記排気口とを結ぶ送風方向と直交する方向に、複数の整流部材が一定の間隔で設けられている、送風装置。
続きを表示（約 780 文字）【請求項２】
前記複数の整流部材のそれぞれは、前記風路の壁面となる前記ケーシングの表面に平行な断面が、風上側に頂点を有し、この頂点から、風下側に斜めに延びる２つの辺を有する形状である、
請求項１に記載の送風装置。
【請求項３】
前記複数の整流部材のそれぞれは、前記ケーシングの表面側の面が、風上側に頂点を有する三角形である、
請求項２に記載の送風装置。
【請求項４】
前記複数の整流部材のそれぞれは、前記ケーシングの表面側の面が、風上側に頂点を有する二等辺三角形である、
請求項２に記載の送風装置。
【請求項５】
前記複数の整流部材のそれぞれは、前記ケーシングの表面側の面が、風上側に直角の頂点を有する直角二等辺三角形である、
請求項２に記載の送風装置。
【請求項６】
前記複数の整流部材のそれぞれは、前記ケーシングの表面側の面が、風上側に頂点を有するＬ字形状である、
請求項２に記載の送風装置。
【請求項７】
前記複数の整流部材のそれぞれは、前記ケーシングの表面からの高さが、風上側から風下側にかけて低くなる傾斜面を有している、
請求項２～６のいずれか一項に記載の送風装置。
【請求項８】
前記複数の整流部材のそれぞれは、前記傾斜面が凹面を有している、
請求項７に記載の送風装置。
【請求項９】
前記複数の整流部材のそれぞれは、風下側の端部に、前記ケーシングの表面に直交する面を有する、
請求項７に記載の送風装置。
【請求項１０】
前記複数の整流部材のそれぞれは、三角柱である、
請求項２に記載の送風装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、送風装置に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
ケーシングを有する遠心送風機と、遠心送風機が内部に配置された本体箱とを備え、給気口と排気口を直線状に並べる送風装置は、外部の空気が本体箱の給気口から吸い込まれてから、遠心送風機に吸い込まれるまでに曲折した風路を経る構造となっている。このため、風路の曲折による本体箱内の圧力損失の増大、気流の流路の壁面からの剥離による騒音の発生が問題となっていた。
【０００３】
特許文献１には、本体を大きくすることなく、送風性能や静音性を向上させることを目的として、外部の空気を流入させる本体箱の給気口と、本体箱内の空気を吸い込むケーシングの吸気孔との間の風路に、給気口から吸気孔に流れる空気を吸気孔の方向に案内する案内部を備える送風装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１４－２３８１９５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本開示は、ケーシングを有する遠心送風機と、遠心送風機が内部に配置された本体箱とを備え、給気口と排気口を直線状に並べる送風装置においても、静音性を向上させることができる送風装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の送風装置は、ケーシングを有する遠心送風機と、遠心送風機が内部に配置され、外部の空気を流入させる給気口と、この給気口から流入した空気を外部に排出する排気口とが、互いに反対の面に形成された本体箱と、を備え、ケーシングは、前記本体箱内の空気を吸い込む吸気孔と、ケーシング内の空気を排出する吐出孔とを有し、給気口と吸気孔との間の風路の壁面となるケーシングの表面には、給気口と排気口とを結ぶ送風方向と直交する方向に、複数の整流部材が一定の間隔で設けられる。
【発明の効果】
【０００７】
本開示の送風装置は、ケーシングの表面に、給気口と排気口とを結ぶ送風方向と直交する方向に、複数の整流部材が一定の間隔で設けられるので、静音性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１の送風装置の上面断面図である。
実施の形態１の送風装置の側面断面図である。
実施の形態１の送風装置に設けられる整流部材の形状と配列について説明する図である。
実施の形態２の送風装置に設けられる整流部材の形状について説明する図である。
実施の形態２の送風装置の上面断面図である。
実施の形態３の送風装置に設けられる整流部材の形状について説明する図である。
実施の形態３の送風装置の上面断面図である。
実施の形態４の送風装置に設けられる整流部材の形状について説明する図である。
実施の形態４の送風装置の上面断面図である。
実施の形態４の送風装置の側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示の対象を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示の対象は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【００１０】
実施の形態１．
図１は、実施の形態１の送風装置の上面断面図であり、図２は、実施の形態１の送風装置の側面断面図である。
実施の形態１の送風装置５０は、建物の天井裏などに設置される。送風装置５０は、ダクトを介して、室内の空気を吸い込み、室外に排気することにより換気を行う換気装置として用いられる。
図１及び図２に示されるように、送風装置５０は、本体箱１と、遠心送風機３０と、消音材９ａ,９ｂ,９ｃとを備えている。
本体箱１は、直方体の箱体であり、送風装置５０の外部の空気を本体箱１の内部に流入させる給気口１５と、本体箱１の内部の空気を送風装置５０の外部に流出させる排気口１６とを有している。給気口１５と排気口１６とは、本体箱１の対向する側面（すなわち、互いに反対の面）に形成されている。給気口１５と排気口１６とのそれぞれには、天井裏に設置されているダクトを接続するためのダクト接続部品１７が取り付けられている。ダクトを給気口１５と排気口１６のそれぞれのダクト接続部品１７に接続することにより、送風装置５０は、直線状のダクトの流路の中間に挟まる形態で取り付けられるので、ダクトの取り回しが複雑化することがない。
（【００１１】以降は省略されています）

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