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公開番号
2024114036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023019396
出願日
2023-02-10
発明の名称
排熱回収ボイラ及びブレースの追設方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F22B
37/24 20060101AFI20240816BHJP(蒸気発生)
要約
【課題】地震揺れを抑制することができる排熱回収ボイラ及びブレースの追設方法を提供する。
【解決手段】前後方向に延びた流路を内部に画定しているケーシングと、ケーシングと接続され、ケーシングを補強しているフレームと、ケーシングの下部に設置されるとともにフレームと接続され、基礎171上に自立している複数の柱脚130と、地震揺れを抑制するブレース140と、を備え、柱脚130は、前後方向に沿った移動が規制されケーシングの前後方向に沿った熱伸びの起点Oになっている起点柱脚131、及び、前後方向において起点柱脚131の前方及び後方に配置され前後方向に沿って移動可能な移動柱脚132を含み、ブレース140は、第1端部141が起点柱脚131と接続され、第2端部142が前後方向において起点柱脚131と隣り合う移動柱脚132と接続されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
タービンから排出された排ガスが流通し排ガスの流れ方向に沿った前後方向に延びた空間を内部に画定しているケーシングと、
前記ケーシングと接続され、前記ケーシングを補強しているフレームと、
前記ケーシングの下部に設置されるとともに前記フレームと接続され、基礎上に自立している複数の柱脚と、
地震揺れを抑制するブレースと、
を備え、
前記柱脚は、前記前後方向に沿った移動が規制され前記ケーシングの前記前後方向に沿った熱伸びの起点になっている起点柱脚、及び、前記前後方向において前記起点柱脚の前方及び後方に配置され前記前後方向に沿って移動可能な移動柱脚を含み、
前記ブレースは、一方の端部が前記起点柱脚と接続され、他方の端部が前記前後方向において前記起点柱脚と隣り合う前記移動柱脚と接続されている
排熱回収ボイラ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ケーシングの内部に配置された脱硝触媒と、
前記ケーシングの内部、かつ、前記前後方向において前記脱硝触媒の前方に配置された排ガス混合器と、
を備え、
前記ブレースは、前記排ガス混合器の下方領域に位置している
請求項1に記載の排熱回収ボイラ。
【請求項3】
前記起点柱脚は、主起点柱脚及び副起点柱脚を含み、
前記移動柱脚は、主移動柱脚及び副移動柱脚を含み、
前記副起点柱脚は、前記前後方向と略直交する幅方向において前記主起点柱脚の間に位置して、
前記副移動柱脚は、前記幅方向において前記主移動柱脚の間に位置して、
前記副起点柱脚が前記フレームから受ける鉛直方向の荷重は、前記主起点柱脚が受ける鉛直方向の荷重よりも小さく、
前記副移動柱脚が前記フレームから受ける鉛直方向の荷重は、前記主移動柱脚が受ける鉛直方向の荷重よりも小さい
請求項1に記載の排熱回収ボイラ。
【請求項4】
前記ブレースは、耐震機能を有している
請求項1から3のいずれかに記載の排熱回収ボイラ。
【請求項5】
タービンから排出された排ガスが流通し排ガスの流れ方向に沿った前後方向に延びた空間を内部に画定しているケーシングと、
前記ケーシングと接続され、前記ケーシングを補強しているフレームと、
前記ケーシングの下部に設置されるとともに前記フレームと接続され、基礎上に自立している複数の柱脚と、
地震揺れを抑制するブレースと、
を備え、
前記柱脚は、前記前後方向に沿った移動が規制され前記ケーシングの前記前後方向に沿った熱伸びの起点になっている起点柱脚、及び、前記前後方向において前記起点柱脚の前方及び後方に配置され前記前後方向に沿って移動可能な移動柱脚を含み、
前記ブレースは、前記起点柱脚と前記前後方向において前記起点柱脚と隣り合う前記移動柱脚とを接続している排熱回収ボイラに新たなブレースを追設するブレースの追設方法であって、
前記前後方向と略直交する幅方向における前記起点柱脚の間に新たな起点柱脚を設置して、
前記幅方向における前記移動柱脚の間に新たな移動柱脚を設置して、
前記新たな起点柱脚と前記新たな移動柱脚とを接続する新たなブレースを設置する
ブレースの追設方法。
【請求項6】
前記新たな起点柱脚が前記フレームから受ける鉛直方向の荷重は、前記起点柱脚が受ける鉛直方向の荷重よりも小さく、
前記新たな移動柱脚が前記フレームから受ける鉛直方向の荷重は、前記移動柱脚が受ける鉛直方向の荷重よりも小さい
請求項5に記載のブレースの追設方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、排熱回収ボイラ及びブレースの追設方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
排熱回収ボイラは、ガスタ-ビンから排出された排ガスの持つ熱エネルギを熱交換器で回収して蒸気を発生させ、例えば複合発電プラントが備えている蒸気タービンにその蒸気を供給する設備である。
【0003】
排熱回収ボイラとしては、特許文献1に記載されているHRSG(排熱回収ボイラ)が例示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5000249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
排ガスが横向きに流れる横型の排熱回収ボイラは、排ガスが流通する流路を内部に画定しているケーシングと、梁や柱から構成されケーシングを補強しているフレーム(鉄骨)と、を備えており、フレームと接続された柱脚でケーシング及びフレームの鉛直方向及び水平方向の荷重を受けている。
【0006】
このような排熱回収ボイラでは、地震揺れを抑制し耐震性を向上させるために、荷重を受けている柱脚の間にブレース(筋交い)を設けることがある。
しかしながら、ケーシングは高温の排ガスの流通によって、排ガスの流れ方向に沿った前後方向に熱伸びすることがあるので、その熱伸びを考慮したうえで適切な箇所にブレースを設置する必要がある。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、地震揺れを抑制することができる排熱回収ボイラ及びブレースの追設方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示の排熱回収ボイラ及びブレースの追設方法は、以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る排熱回収ボイラは、タービンから排出された排ガスが流通し排ガスの流れ方向に沿った前後方向に延びた空間を内部に画定しているケーシングと、前記ケーシングと接続され、前記ケーシングを補強しているフレームと、前記ケーシングの下部に設置されるとともに前記フレームと接続され、基礎上に自立している複数の柱脚と、地震揺れを抑制するブレースと、を備え、前記柱脚は、前記前後方向に沿った移動が規制され前記ケーシングの前記前後方向に沿った熱伸びの起点になっている起点柱脚、及び、前記前後方向において前記起点柱脚の前方及び後方に配置され前記前後方向に沿って移動可能な移動柱脚を含み、前記ブレースは、一方の端部が前記起点柱脚と接続され、他方の端部が前記前後方向において前記起点柱脚と隣り合う前記移動柱脚と接続されている。
【0009】
また、本開示の一態様に係るブレースの追設方法は、タービンから排出された排ガスが流通し排ガスの流れ方向に沿った前後方向に延びた空間を内部に画定しているケーシングと、前記ケーシングと接続され、前記ケーシングを補強しているフレームと、前記ケーシングの下部に設置されるとともに前記フレームと接続され、基礎上に自立している複数の柱脚と、地震揺れを抑制するブレースと、を備え、前記柱脚は、前記前後方向に沿った移動が規制され前記ケーシングの前記前後方向に沿った熱伸びの起点になっている起点柱脚、及び、前記前後方向において前記起点柱脚の前方及び後方に配置され前記前後方向に沿って移動可能な移動柱脚を含み、前記ブレースは、前記起点柱脚と前記前後方向において前記起点柱脚と隣り合う前記移動柱脚とを接続している排熱回収ボイラに新たなブレースを追設するブレースの追設方法であって、前記前後方向と略直交する幅方向における前記起点柱脚の間に新たな起点柱脚を設置して、前記幅方向における前記移動柱脚の間に新たな移動柱脚を設置して、前記新たな起点柱脚と前記新たな移動柱脚とを接続する新たなブレースを設置する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、地震揺れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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