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公開番号2024107481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2024098421,2022210966
出願日2024-06-19,2022-12-27
発明の名称土留め壁
出願人株式会社アストリード
代理人個人
主分類E02D 5/20 20060101AFI20240801BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【目的】土留め壁,土留め壁施工方法及び掘削ガイド装置を提供すること。
【構成】X方向及びY方向に沿う直線部分と複数の角部とによって構成される土留め施工領域Aと、X方向及びY方向に沿って配列され且つH型鋼2を有する親杭B1と、円筒状の側壁4と、側壁と一部が交わる中間壁5とを備えること。土留め施工領域AのX方向及びY方向沿って配列される親杭B1のH型鋼2のそれぞれの一方側のフランジ21は、土留め施工領域Aの内方側に対向すると共にX方向及びY方向に沿って内方側の前記フランジ21が直線状に揃うように配置され、前記親杭B1は下端から深さの中間までH型鋼2がセメントミルクによってコンクリート支持部3が形成され、側壁4と中間壁5の深さは同一とし、親杭B1の深さよりも浅く設定され、側壁4の下方と親杭B1のコンクリート支持部3の上方とが交わる共に側壁4の一部はH型鋼2の両フランジ21間の空隙Sに収められる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
閉鎖囲い壁状の土留め壁であって、X方向及びY方向に沿う直線部分と複数の角部とによって構成される土留め施工領域と、X方向及びY方向に沿って配列され且つH型鋼を有する親杭と、セメントミルクによって形成される円筒状の側壁と、前記セメントミルクによって形成される前記側壁と一部が交わる中間壁とを備え、
前記土留め施工領域のX方向及びY方向沿って配列され且つ前記直線部分における前記親杭の前記H型鋼のそれぞれの一方側のフランジは、前記土留め施工領域の内方側に対向すると共にX方向及びY方向に沿って内方側の前記フランジが直線状に揃うように配置され、
前記親杭は下端から深さの中間まで前記H型鋼がセメントミルクによってコンクリート支持部として形成され、前記側壁と前記中間壁の深さは前記親杭の深さよりも浅く設定され、前記側壁の下方と前記親杭のコンクリート支持部の上方とが交わる共に前記側壁の一部は前記H型鋼の両前記フランジ間の空隙内に収められてなることを特徴とする土留め壁。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
請求項1に記載の土留め壁において、前記中間壁は2個としてなることを特徴とする土留め壁。
【請求項3】
請求項1に記載の土留め壁において、前記中間壁は1個としてなることを特徴とする土留め壁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は建築現場における土留め壁に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、ビル等の建物を建てる際には、敷地を所定深さに掘削する掘削工事が行われ、また、この掘削工事を行うには、必ず、土留工事が必要となる。土留工事は、掘削工事を行うとき、周囲地盤が崩壊したり、周囲地盤からの土砂や水が流出したりすることが多いことから、作業に危険性を伴うことも多いので、それらを保護するために、掘削した側面を保護するために必須の工事である。そして、土留工事が必要な場合は、工事現場の土質、地下水位、周辺の建築物や地盤上の荷重等を充分検討して工事方法を決めることが必要となる。
【0003】
従来より、土留工事としては次のような工法が知られている。すなわち、最も一般的な工法として、親杭・横矢板工法が挙げられる。この親杭・横矢板工法として、まず、地中に親杭としてのH型鋼を同じ所定間隔で直列状に埋めこみ、そのH型鋼間に人力で複数枚の横矢板を隙間なく填め込んでいく土留め壁が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-204834号公報
特開2008-208599号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献1に開示された技術では、複数本のH型鋼を埋め込んでおいて、それらのH型鋼間に多数枚の横矢板を嵌め込むので、敷地を所定深さに掘削しなければならず、その掘削作業が大掛かりとなり、H型鋼間に複数枚の横矢板を隙間なく填め込むための準備段階に多くの手間と時間が掛かる、という問題がある。
【0006】
また、所定深さに掘削しなければならないが、地質が悪く地盤が脆かったり、土砂の圧力が強すぎたりする場所には不向きである、という問題もある。例えば、現場が河の近くであった場合等には、現場敷地を掘るうちに水が流出し、作業が困難となる。
【0007】
さらに、H型鋼間に人力で複数枚の横矢板を隙間なく填め込んで行くための技能が必要となるが、そのような技能を身に付けた熟練の矢板職人が少なくなっており、作業が思うように捗らない、という問題や、横矢板に適した木材の入手が困難となっているうえ、大きな建設現場になればなるほど、夥しい数の矢板が必要となるので、横矢板の入手が一層困難となっている、という問題も生じている。
【0008】
さらに、土留めとしてセメントを使用したものが特許文献2等で存在するが、この場合では、セメントの使用量が多く、費用が高くなり、施工時間も多くなる。本発明では、敷地の地質に関係なく、また敷地を深堀りすることなく土留め壁を容易に形成することができる土留め壁施工方法、土留め壁、および掘削ガイド装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、閉鎖囲い壁状の土留め壁であって、X方向及びY方向に沿う直線部分と複数の角部とによって構成される土留め施工領域と、X方向及びY方向に沿って配列され且つH型鋼を有する親杭と、セメントミルクによって形成される円筒状の側壁と、前記セメントミルクによって形成される前記側壁と一部が交わる中間壁とを備え、
前記土留め施工領域のX方向及びY方向沿って配列され且つ前記直線部分における前記親杭の前記H型鋼のそれぞれの一方側のフランジは、前記土留め施工領域の内方側に対向すると共にX方向及びY方向に沿って内方側の前記フランジが直線状に揃うように配置され、前記親杭は下端から深さの中間まで前記H型鋼がセメントミルクによってコンクリート支持部として形成され、前記側壁と前記中間壁の深さは前記親杭の深さよりも浅く設定され、前記側壁の下方と前記親杭のコンクリート支持部の上方とが交わる共に前記側壁の一部は前記H型鋼の両前記フランジ間の空隙内に収められてなることを特徴とする土留め壁としたことにより、上記課題を解決した。
【0010】
請求項2の発明を、請求項1に記載の土留め壁において、前記中間壁は2個としてなることを特徴とする土留め壁としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、前記中間壁は1個としてなることを特徴とする土留め壁としたことにより、上記課題を解決したものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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