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公開番号2024106942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023055433
出願日2023-03-30
発明の名称スチーム発生装置
出願人ジョンインテックウィン カンパニー リミテッド,JUNGINTECHWIN CO., LTD.
代理人個人
主分類F22B 1/28 20060101AFI20240801BHJP(蒸気発生)
要約【課題】低温の水からスチームを発生させるスチーム発生装置において、不要なエネルギーの損失を防止しコンパクトな装置構造を実現する。
【解決手段】特に好ましい一実施形態において、横倒U字状(⊂字状)のヒーター30と、ヒーティングモジュール10と、一方の側端部に開口を有するケース20とからなり、ヒーティングモジュール10は、ヒーター30を収容する同様に横倒U字状(⊂字状)のヒーター収容管12と、ケース20の開口を塞ぐカバープレート11と、カバー20の内部について、他方の側端部(最奥部)の近傍を除き上下に仕切る水平隔壁13と、ヒーター収容管12の表面から突出形成される放熱フィン15~18と、カバー20の最奥部の近傍にて、複数の円弧状の流路を形成する複数のガイド隔壁125とを含み、カバープレート11は、水を内部空間に注入するための下方側にある第1貫通口111と、スチームを外部に排出するための上方側の第2貫通口112とを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
スチーム発生装置であって、
互いに離隔された所定の長さの下部直線区間(30a)、上部直線区間(30b)、及び、これを連結する曲線区間(30c)から構成されるヒーター(30)と、
前記ヒーターと同じ形状であり、ヒーターの外部を取り囲むヒーター収容管(12)、前記ヒーター収容管の両側開放端部に取り付けられたカバープレート(11)、前記ヒーター収容管の下部直線区間と上部直線区間との間に配置される水平隔壁(13)、及び前記ヒーター収容管の少なくとも一部の区間に突出形成される放熱フィンを含むヒーティングモジュール(10)と、
前記ヒーティングモジュール(10)を取り囲み、前記カバープレート(11)と締結されるケース(20)と、
を含み、
前記カバープレート(11)に第1貫通口(111)及び第2貫通口(112)が形成され、第1貫通口(111)を通じて水を前記ケース(20)の内部空間に注入し、第2貫通口(112)を通じてスチームを外部に排出するように構成されることを特徴とする、スチーム発生装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記ケースの内部が、前記水平隔壁(13)によって下側及び上側に分けられた下部空間(S1)及び上部空間(S2)と、前記ヒーター収容管の曲線区間が位置するとともに前記下部空間と上部空間を連結する連結空間(S3)とに区画され、
第1貫通口(111)に注入された水が、下部空間(S1)、連結空間(S3)、及び上部空間(S2)を通過する流路に沿って移動しつつ加熱された後、第2貫通口(112)を通じて排出されることを特徴とする、請求項1に記載のスチーム発生装置。
【請求項3】
前記放熱フィンは、前記下部空間(S1)のヒーター収容管の表面から突出形成される複数の放熱フィン(15,16)を含むことを特徴とする、請求項2に記載のスチーム発生装置。
【請求項4】
前記放熱フィンは、前記上部空間(S2)のヒーター収容管の表面から突出形成された複数の放熱フィン(17,18)を含むことを特徴とする、請求項2に記載のスチーム発生装置。
【請求項5】
前記ヒーティングモジュール(10)が前記連結空間(S3)のヒーター収容管の表面より、前記流路の上流から下流方向へと長く突出形成された、1つ以上のガイド隔壁(125)を含むことを特徴とする、請求項2に記載のスチーム発生装置。
【請求項6】
前記ヒーター(30)が電気によって加熱される電気ヒーターであることを特徴とする、請求項1に記載のスチーム発生装置。
【請求項7】
ヒーター収容管(12)の表面から前記放熱フィン(17,18)の突出の高さが流路の下流側へと行くほど小さくなるように構成されたことを特徴とする、請求項4に記載のスチーム発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はスチーム発生装置に関し、より詳しくは、水を加熱してスチームを発生させるスチーム発生装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
スチーム発生装置は、ヒーターを用いてスチーム発生装置の外部から供給される水を加熱することによりスチーム(蒸気)を発生させる装置であって、例えば、洗濯機、乾燥器、衣類管理器、掃除機、洗浄装置、調理機器などの家庭用及び産業用で各種の分野において用いられている。
【0003】
従来におけるスチーム発生装置は、水を格納するタンク及び前記タンクの内部に設けられ、格納されている水と直接に接触して水を加熱するヒーターを含む構成を有する。しかし、このような従来のスチーム発生装置では、タンク内部の一部の空間にのみ水を満たして加熱し、タンクの残り空間はスチームを収容するが、ヒーターがタンクの全体の空間を加熱しなければならないことから、効率的でコンパクトな装置構造ではなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一実施形態によれば、低温の水が、スチーム発生装置の内部空間を流れながら、次第に加熱された後スチームが発生するように構成し、スチームが低温の水によって再び凝縮されないように構成することで、不要なエネルギーの損失を防止し、コンパクトな装置構造を提供するスチーム発生装置を実現することを目的にする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態によれば、スチーム発生装置であって、(1) 互いに離隔された所定の長さの下部直線区間30a、上部直線区間30b、及びこれを連結する曲線区間30cから構成されるヒーター30と、(2) 前記ヒーターと同じ形状であり、ヒーターの外部を取り囲むヒーター収容管12、前記ヒーター収容管の両側開放端部に取り付けられたカバープレート11、前記ヒーター収容管の下部直線区間と上部直線区間との間に配置される水平隔壁13、及び前記ヒーター収容管の少なくとも一部の区間に突出形成される放熱フィンを含むヒーティングモジュール10と、(3) 前記ヒーティングモジュール10を取り囲み、前記カバープレート11と締結されるケース20とを含み、前記カバープレート11に第1貫通口111及び第2貫通口112が形成され、第1貫通口111を通じて水を前記ケース20の内部空間に注入し、第2貫通口112を通じてスチームを外部に排出するように構成されたスチーム発生装置を開示する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、低温の水が、スチーム発生装置の内部空間を流れながら次第に加熱されてからスチームが生成され、このように生成されたスチームが、低温の水によって再び凝縮されないようにすることで、不要なエネルギーの損失を防止し、装置のコンパクト化をなすことができる。
【0007】
また、本発明の一実施形態によれば、スチーム発生装置の内部で下流に行くほど放熱フィンの長さが次第に減少するように構成し、内部空間の体積が、下流に行くほど増加するようにすることで、スチームの圧力がスチーム発生装置の内部で上昇し過ぎないようにし、装置の耐久性及び安全性を高めるという技術的な利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るスチーム発生装置の斜視図である。
一実施形態に係るスチーム発生装置の断面斜視図である。
一実施形態に係るスチーム発生装置の分解斜視図である。
一実施形態に係るヒーティングモジュールの斜視図である。
一実施形態に係るケースの斜視図である。
一実施形態に係るスチーム発生装置内の流体の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以上の本発明の目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付の図面に関する以下の好適な実施形態によって、容易に理解されるであろう。しかし、本発明は、ここで説明される実施形態に限定されず、別の形態に具体化されてもよい。むしろ、ここで紹介される実施形態は、その開示内容が徹底かつ完全になるよう、そして、当業者に本発明の思想を十分に伝達可能にするために提供される。
【0010】
本明細書の図面において、構成要素の長さ、厚さ、広さなどの数値は、技術的な内容の効果的な説明のために誇張して表示されうる。本明細書において、単数形は、文言で特に言及しない限り、複数型も含む。明細書で使用される「~を含む」、「~から構成される」、及び「~からなる」という表現は、この表現にて言及されている構成要素の他に、1つ以上の異なる構成要素の存在又は追加を排除しない。
(【0011】以降は省略されています)

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