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公開番号
2024159531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024049512
出願日
2024-03-26
発明の名称
ボイラ低温状態急速フラッシング方法およびそのフラッシング装置
出願人
華能(浙江)能源開発有限公司玉環分公司
代理人
園田・小林弁理士法人
主分類
F22B
37/56 20060101AFI20241031BHJP(蒸気発生)
要約
【課題】ボイラ低温状態急速フラッシング方法を提供する。
【解決手段】ボイラ本体、およびボイラ本体に設けられた動力アセンブリからなる起動機構と、動力アセンブリに設けられた伝達アセンブリ、および伝達アセンブリに設けられたスケール掻き取りアセンブリからなるスケール除去機構と、ボイラ本体に設けられた固定柱、固定柱に設けられた制限アセンブリ、および制限アセンブリに設けられた運動アセンブリからなる均一攪拌機構とを備え、スケール除去機構により、スケール掻き取りブラシがボイラ本体の内壁上で円運動を行え、ボイラ本体内壁上のスケールを掻き取り、ボイラ本体内壁上に掻き取り部材が設けられ、スケール掻き取りブラシを清掃し、同時に固定柱上に均一攪拌機構が設けられ、掻き取られたスケールボイラ本体底部に蓄積され、スケールが水流とともに排水管を介してボイラ本体から排出されることを回避し、より徹底的に洗浄することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
スイッチユニットを閉じることで、ボイラフラッシング装置(G)を使用して出口配管をフラッシングするステップと、
スチームセパレーター出水周期に基づいて給水量を指定し、周期終了後サンプリングしてスチームセパレーター水質を分析するステップと、
スチームセパレーター水質を比較することにより電動ポンプを決定し、炉循環ポンプの運転を継続するかまたは運転を停止するステップと、
BR弁開度および電動ポンプ給水量を調整することにより可変フラッシングを行い、フラッシング周期を指定するステップと、
フラッシング周期終了後スチームセパレーター水質中のFeの含有量を検出し、分離器水質Feが200ug/l未満であると2回連続で分析した場合低温状態フラッシングの終了を判定するステップと、を含む、ことを特徴とするボイラ低温状態急速フラッシング方法。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
給水ポンプを起動し、給水流量が200t/h以下であるように制御し、スチームセパレーター出水後、給水流量を増加させ、WDC弁トップ排出を介してフラッシングを行う、ことを特徴とする請求項1に記載のボイラ低温状態急速フラッシング方法。
【請求項3】
設定されたフラッシング周期に達した後、サンプリングして分離器水質を分析し、Fe<800μg/Lである場合、炉循環ポンプの連続的な運転を維持し、Fe>800μg/Lである場合、炉循環ポンプの運転を停止する、ことを特徴とする請求項2に記載のボイラ低温状態急速フラッシング方法。
【請求項4】
スイッチユニットは、炉循環ポンプ出入口電動扉、再循環調整扉、保温ポンプ保温弁手動扉、WDC弁、およびBR弁前面排水扉を含む、ことを特徴とする請求項3に記載のボイラ低温状態急速フラッシング方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のボイラフラッシング装置(G)を含み、前記ボイラフラッシング装置(G)は、
ボイラ本体(101)、および前記ボイラ本体(101)上に設けられた動力アセンブリ(102)からなる起動機構(100)と、
前記動力アセンブリ(102)上に設けられた伝達アセンブリ(201)、および前記伝達アセンブリ(201)上に設けられたスケール掻き取りアセンブリ(202)からなるスケール除去機構(200)と、
前記ボイラ本体(101)上に設けられた固定柱(301)、前記固定柱(301)上に設けられた制限アセンブリ(302)、および前記制限アセンブリ(302)上に設けられた運動アセンブリ(303)からなる均一攪拌機構(300)と、を含む、ことを特徴とするボイラフラッシング装置。
【請求項6】
前記ボイラ本体(101)は、ボイラ本体(101)の端部に設けられた水入口管(101a)、ボイラ本体(101)の底部に設けられた排水管(101b)、および前記ボイラ本体(101)上に設けられた掻き取り部材(101c)からなり、
前記動力アセンブリ(102)は、前記ボイラ本体(101)の端部に設けられた支持ロッド(102a)、前記支持ロッド(102a)上に設けられた水車(102b)、前記水車(102b)上に設けられた連結軸(102c)、および前記連結軸(102c)上に設けられた傘歯車(102d)からなり、
前記水車(102b)の両端に転動溝(102b-1)が開設され、前記支持ロッド(102a)は転動溝(102b-1)に適合される、ことを特徴とする請求項5に記載のボイラフラッシング装置。
【請求項7】
前記伝達アセンブリ(201)は、前記傘歯車(102d)上に設けられた回転歯車(201a)、前記回転歯車(201a)上に設けられたの固定柱(201b)、前記固定柱(201b)上に設けられた伝達歯車(201c)、前記伝達歯車(201c)上に設けられた歯車リング(201d)、および前記固定柱(201b)上に設けられた接続ロッド(201e)からなり、
前記接続ロッド(201e)の両端は固定柱(301)を介して固定柱(201b)に固定的に接続され、
前記接続ロッド(201e)の両端にバンプ(201e-1)が設けられ、前記接続ロッド(201e)の長さは歯車リング(201d)の内径よりも小さい、ことを特徴とする請求項6に記載のボイラフラッシング装置。
【請求項8】
前記スケール掻き取りアセンブリ(202)は、前記歯車リング(201d)上に設けられた連結ロッド(202a)、前記連結ロッド(202a)上に設けられたスケール掻き取りブラシ(202b)、および前記固定柱(301)上に設けられた固定ロッド(202c)からなり、
前記固定ロッド(202c)の一端に当接ブロック(202d)が設けられ、前記固定ロッド(202c)の両端は固定柱(301)をかしいてスケール掻き取りブラシ(202b)に固定的に接続される、ことを特徴とする請求項7に記載のボイラフラッシング装置。
【請求項9】
前記制限アセンブリ(302)は、前記固定柱(301)の底端に設けられた位置決めリング(302a)、位置決めリング上に設けられた回転ロッド(302b)、回転ロッド(302b)上に設けられた回転柱(302c)、および回転柱(302c)上に設けられた伸縮ロッド(302d)からなる、ことを特徴とする請求項8に記載のボイラフラッシング装置。
【請求項10】
前記運動アセンブリ(303)は、固定柱(301)上に設けられたネジ付きロッド(303a)、前記ネジ付きロッド(303a)上に設けられたネジリング(303b)、および前記ネジリング(303b)上に設けられたファンブレード(303c)からなり、
前記ファンブレード(303c)上に乱流孔(303c-1)が設けられ、前記ネジ付きロッド(303a)の端部に制限リング(303a-1)が設けられる、ことを特徴とする請求項9に記載のボイラフラッシング装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラ洗浄の技術分野に関し、特にボイラ低温状態急速フラッシング方法およびそのフラッシング装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
日常の工業生産において、ボイラー水は使用中に絶えず循環し、濃縮され、水中のミネラル分が増加するため、炉体の内壁にスケールが発生し、酸素腐食が発生し、一旦炉体の内壁にスケールが発生すると、熱交換効率を大幅に低下させ、ボイラーの酸素腐食を加速させ、ボイラーの酸素腐食の結果、金属表面が活性化し、Fe
3+
、Fe
2+
の状態になり、ボイラーの運転の安全性と効率に深刻な影響を与え、ボイラーの運転に深刻な影響を与えるため、ボイラーの炉体の内壁は定期的に洗浄しなければならない。
【0003】
しかし、伝統的なフラッシングは、高圧水供給システムを介して一時的なシステムによって水に洗浄されているシステムに、大流量のフラッシング直接排出は、ボイラーの水質が合格でフラッシングが終了するまで、一時的な水の注入システムを実行し続け、このようなフラッシング方法は、水の消費量の多量に存在し、不必要な廃棄物をもたらし、酸洗いコストが増加するなどの欠点がある。
【発明の概要】
【0004】
本部分の目的は、本発明の実施例のいくつかの態様を概説し、いくつかの好ましい実施例を簡単に説明することである。本部分および本出願の明細書の要約と発明名称において、本部分、明細書の要約および発明名称の目的の不明確を回避するために、いくつかの簡素化または省略がなされるが、このような簡素化または省略は本発明の範囲を限定するものではない。
【0005】
上記のような既存のボイラの従来洗浄方法は、フラッシング方法において水の消費量が多く、不必要な浪費を引き起こし、酸洗いコストが増加するという欠点に鑑み、本発明を提出する。
【0006】
したがって、本発明の目的は、ボイラ低温状態急速フラッシング方法を提供することである。
【0007】
上記技術的問題を解決するために、本発明は以下の技術的解決策を提供する。スイッチユニットを閉じることで、ボイラフラッシング装置を使用して出口配管をフラッシングするステップと、スチームセパレーター出水周期に基づいて給水量を指定し、周期終了後サンプリングしてスチームセパレーター水質を分析するステップと、スチームセパレーター水質を比較することにより電動ポンプを決定し、炉循環ポンプの運転を継続するかまたは運転を停止するステップと、BR弁開度および電動ポンプ給水量を調整することにより可変フラッシングを行い、フラッシング周期を指定するステップと、フラッシング周期終了後スチームセパレーター水質中のFeの含有量を検出し、分離器水質Feが200ug/l未満であると2回連続で分析した場合低温状態フラッシングの終了を判定するステップと、を含むボイラ低温状態急速フラッシング方法である。
【0008】
本発明に記載のボイラ低温状態急速フラッシング方法の好ましい解決策として、給水ポンプを起動し、給水流量が200t/h以下であるように制御し、スチームセパレーター出水後、給水流量を増加させ、WDC弁トップ排出を介してフラッシングを行う。
【0009】
本発明に記載のボイラ低温状態急速フラッシング方法の好ましい解決策として、設定されたフラッシング周期に達した後、サンプリングして分離器水質を分析し、Fe<800μg/Lである場合、炉循環ポンプの連続的な運転を維持し、Fe>800μg/Lである場合、炉循環ポンプの運転を停止する。
【0010】
本発明に記載のボイラ低温状態急速フラッシング方法の好ましい解決策として、スイッチユニットは、炉循環ポンプ出入口電動扉、再循環調整扉、保温ポンプ保温弁手動扉、WDC弁、およびBR弁前面排水扉を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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