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公開番号
2024106426
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-08
出願番号
2023010664
出願日
2023-01-27
発明の名称
可変容量型液圧回転機
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
F04B
1/324 20200101AFI20240801BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】 第1パイロット圧油路と第2パイロット圧油路を短くして圧力損失を抑え、傾転アクチュエータ、レギュレータおよび電磁弁の動作性を向上できるようにする。
【解決手段】 可変容量型アキシャルピストンポンプ1は、サーボピストン18の上側に位置してケーシング2に設けられ、電磁弁21と傾転アクチュエータ16とに接続された第1パイロット圧油路22と、サーボピストン18の上側に位置してケーシング2に設けられ、傾転アクチュエータ16に接続された第2パイロット圧油路25と、を備えている。また、電磁弁21は、傾転アクチュエータ16のサーボピストン18との間で第1パイロット圧油路22および第2パイロット圧油路25を挟むように、ケーシング2の上側に形成されたアクチュエータ取付部5の電磁弁取付面5Bに取り付けられている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部がドレン室となったケーシングと、
前記ケーシング内に回転可能に設けられた回転軸と、
前記ケーシング内において前記回転軸の周囲に設けられ、周方向に離間して軸方向に延びる複数のシリンダを有するシリンダブロックと、
前記シリンダブロックの前記複数のシリンダ内に往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、
前記ケーシング内において前記回転軸に対して傾転されることによって前記複数のピストンの往復動ストロークを増減する容量可変部と、
前記ケーシングに設けられ、サーボピストンが移動されることによって前記容量可変部を傾転させる傾転アクチュエータと、
前記ケーシングに設けられ、前記サーボピストンを移動させるレギュレータと、
前記レギュレータを動作させるためのパイロット圧を生成する電磁弁と、を備えた可変容量型液圧回転機において、
前記サーボピストンの上側に位置して前記ケーシングに設けられ、前記電磁弁と前記傾転アクチュエータとに接続された第1パイロット圧油路と、
前記サーボピストンの上側に位置して前記ケーシングに設けられ、前記傾転アクチュエータに接続された第2パイロット圧油路と、
を備え、
前記電磁弁は、前記サーボピストンとの間で前記第1パイロット圧油路および前記第2パイロット圧油路を挟むように前記ケーシングの上側に形成された電磁弁取付面に取り付けられていることを特徴とする可変容量型液圧回転機。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の可変容量型液圧回転機において、
前記ケーシングには、前記ドレン室に連通してケーシングドレン圧油路が設けられ、
前記電磁弁には、電磁弁ドレン圧油路が設けられ、
前記電磁弁ドレン圧油路は、前記ケーシングドレン圧油路を通じて前記ドレン室に連通していることを特徴とする可変容量型液圧回転機。
【請求項3】
請求項2に記載の可変容量型液圧回転機において、
前記ケーシングドレン圧油路と前記電磁弁ドレン圧油路は、前記ドレン室から前記電磁弁の上部まで上下方向に一直線に延びていることを特徴とする可変容量型液圧回転機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば油圧ショベル等の建設機械に搭載され、可変容量型の油圧ポンプまたは油圧モータとして用いられる可変容量型液圧回転機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、油圧ショベル等の建設機械には、動力源として可変容量型の油圧ポンプ等が搭載され、動作装置として可変容量型の油圧モータ等が搭載されている。可変容量型の油圧ポンプおよび油圧モータは、可変容量型液圧回転機を構成している。
【0003】
可変容量型液圧回転機は、例えば、内部がドレン室となったケーシングと、ケーシングに回転可能に設けられた回転軸と、回転軸の周囲に設けられ、周方向に離間して軸方向に延びる複数のシリンダを有するシリンダブロックと、シリンダブロックの複数のシリンダ内に往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、回転軸に対して傾転されることによって複数のピストンの往復動ストロークを増減する容量可変部と、ケーシングに設けられ、サーボピストンが移動されることによって容量可変部を傾転させる傾転アクチュエータと、ケーシングに設けられ、サーボピストンを移動させるレギュレータと、レギュレータを動作させるためのパイロット圧を生成する電磁弁と、を備えている。また、ケーシングには、傾転アクチュエータに接続された第1パイロット圧油路と第2パイロット圧油路とがサーボピストンの上側に位置して設けられている。
【0004】
ここで、傾転アクチュエータ、レギュレータおよび電磁弁には、複数の油路、例えば、1次圧油路となるパイロット圧油路、調整された2次圧油路、ドレン圧油路が接続されている。このために、可変容量型液圧回転機には、各油路の配策を考慮して電磁弁をレギュレータに取り付ける構成としたものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-211682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、特許文献1は、ケーシング(傾転アクチュエータ)にレギュレータを取り付け、レギュレータに電磁弁を取り付ける構成としている。このために、第1パイロット圧油路と第2パイロット圧油路は、レギュレータに接続する必要がないにも関わらず、傾転アクチュエータ、レギュレータおよび電磁弁に亘って設けられている。従って、第1パイロット圧油路と第2パイロット圧油路が必要以上に長くなって圧力損失が増大するから、傾転アクチュエータ、レギュレータおよび電磁弁を動作させるときの動作性が低下するという問題がある。
【0007】
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、第1パイロット圧油路と第2パイロット圧油路を短くすることにより、圧力損失を抑えて傾転アクチュエータ、レギュレータおよび電磁弁の動作性を向上できるようにした可変容量型液圧回転機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、内部がドレン室となったケーシングと、前記ケーシング内に回転可能に設けられた回転軸と、前記ケーシング内において前記回転軸の周囲に設けられ、周方向に離間して軸方向に延びる複数のシリンダを有するシリンダブロックと、前記シリンダブロックの前記複数のシリンダ内に往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、前記ケーシング内において前記回転軸に対して傾転されることによって前記複数のピストンの往復動ストロークを増減する容量可変部と、前記ケーシングに設けられ、サーボピストンが移動されることによって前記容量可変部を傾転させる傾転アクチュエータと、前記ケーシングに設けられ、前記サーボピストンを移動させるレギュレータと、前記レギュレータを動作させるためのパイロット圧を生成する電磁弁と、を備えた可変容量型液圧回転機において、前記サーボピストンの上側に位置して前記ケーシングに設けられ、前記電磁弁と前記傾転アクチュエータとに接続された第1パイロット圧油路と、前記サーボピストンの上側に位置して前記ケーシングに設けられ、前記傾転アクチュエータに接続された第2パイロット圧油路と、を備え、前記電磁弁は、前記サーボピストンとの間で前記第1パイロット圧油路および前記第2パイロット圧油路を挟むように前記ケーシングの上側に形成された電磁弁取付面に取り付けられている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、可変容量型液圧回転機は、第1パイロット圧油路と第2パイロット圧油路を短くすることができるから、圧力損失を抑えて傾転アクチュエータ、レギュレータおよび電磁弁の動作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る可変容量型アキシャルピストンポンプを図2中の矢示I-I方向から見た断面図である。
可変容量型アキシャルピストンポンプを図1中の矢示II-II方向から見た断面図である。
斜板を傾転させるための油圧回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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