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公開番号2024104853
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009246
出願日2023-01-25
発明の名称容器殺菌装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65B 55/10 20060101AFI20240730BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】殺菌剤の漏洩を確実に防止して、殺菌剤を効率よく容器内へ供給することのできる容器殺菌装置を提供する。
【解決手段】回転体は容器を保持する複数のグリッパが設けられ、ロータリージョイント30の回転軸32と一体的かつ同軸的に回転自在である。マニホールド22は、回転軸32と一体的かつ同軸的に回転自在であり、容器に過酸化水素ガスを供給するための複数の殺菌ノズルが連結される。殺菌剤供給配管40は、ロータリージョイント30の固定部材31に取付けられ、マニホールド22内に殺菌剤を供給する。マニホールド22には、殺菌ノズルに連通する複数の供給口44が形成される。殺菌剤供給配管40には、マニホールド22内の殺菌剤が一部の供給口44以外へ供給されないように遮蔽する遮蔽部材43が設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
固定部材と、
前記固定部材に回転自在に支持された回転軸と、
前記回転軸と一体的かつ同軸的に回転自在であり、容器を保持する複数の保持部材が設けられた回転体と、
前記回転軸と一体的かつ同軸的に回転自在であり、前記容器内に殺菌剤を吐出する複数の殺菌ノズルが連結されたマニホールドと、
前記固定部材に取付けられるとともに、前記回転軸の内部を貫通して前記マニホールド内へ延びる貫通部材とを備え、
前記マニホールドには、前記殺菌ノズルに連通する複数の供給口が形成され、
前記貫通部材には、前記マニホールド内に設けられるとともに、前記マニホールド内に供給される殺菌剤が一部の供給口以外へ供給されないように遮蔽する遮蔽部材が連結される
ことを特徴とする容器殺菌装置。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記貫通部材は前記マニホールド内に殺菌剤を供給する殺菌剤供給配管であることを特徴とする請求項1に記載の容器殺菌装置。
【請求項3】
前記遮蔽部材は前記マニホールドの内壁面に沿って、前記供給口に近接して設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の容器殺菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空の容器を回転移送しつつ、その内部に殺菌剤を噴射して殺菌する容器殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、樹脂製容器の内部を過酸化水素ガス等の殺菌剤によって殺菌する装置として特許文献1、2、3に記載されたものが知られている。特許文献1の装置では、所定位置に配置されたノズルの下方を容器が通過することによって、容器の内面に殺菌剤が噴射される。しかし、このように容器がノズルの直下を通過する間だけ容器内に殺菌剤が供給される構成では、容器の搬送速度が高速になるとノズルの直下を通過する時間が短くなり、殺菌を十分に行うにはノズルの本数を増やすことが必要になる。またノズルから常時殺菌剤が噴霧され、容器が直下に存在しない間も殺菌剤が噴霧されるので、殺菌剤の消費量が多くなるという問題がある。
【0003】
一方、特許文献2に記載された容器殺菌装置は、容器に追従するノズルにより殺菌剤を容器内に噴霧するように構成されている。しかし、この装置でも、常時殺菌剤が噴霧され、容器が存在しない区間でも噴霧されるので、殺菌剤の消費量が多く、殺菌効率が悪いという問題がある。
【0004】
以上のような問題を解消する装置として、特許文献3には、殺菌剤を供給する供給部に、固定式覆い体と固定式遮蔽板と回転板を設け、所定の区間に殺菌剤を噴霧する構成が記載されている。すなわち固定式覆い体と回転板の上面とにより形成される空間内に、固定式遮蔽板が設けられ、殺菌剤を噴射するノズルは回転板の下面に設けられている。固定式遮蔽板には、上記区間に対応した部位に開口が形成されており、殺菌剤は固定式覆い体の中に供給され、開口を通って上記区間に位置するノズルに供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4700946号公報
特許第4526820号公報
特許第6819709号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献3の容器殺菌装置では、固定式覆い体と回転板の間から殺菌剤が漏洩するのを防止するために回転板の外周縁にシール部材を取り付けているが、このシール部材は回転板の全周に亘っているので周長が大きく、回転板の周速も速い。したがってシール部材に作用する負荷が大きく、劣化が早いという問題がある。一方、固定式遮蔽板と回転板の間には一定の大きさのクリアランスが必要であり、また回転板の表面積が大きいため、比較的多量の殺菌剤が遮蔽板と回転板の間に滞留して、所定の区間外のノズルにも漏洩するおそれがある。
【0007】
本発明は、殺菌剤の漏洩を確実に防止して、殺菌剤を効率よく容器内へ供給することのできる容器殺菌装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る容器殺菌装置は、固定部材と、固定部材に回転自在に支持された回転軸と、回転軸と一体的かつ同軸的に回転自在であり、容器を保持する複数の保持部材が設けられた回転体と、回転軸と一体的かつ同軸的に回転自在であり、容器内に殺菌剤を吐出する複数の殺菌ノズルが連結されたマニホールドと、固定部材に取付けられるとともに、回転軸の内部を貫通してマニホールド内へ延びる貫通部材とを備え、マニホールドには、殺菌ノズルに連通する複数の供給口が形成され、貫通部材には、マニホールド内に設けられるとともに、マニホールド内に供給される殺菌剤が一部の供給口以外へ供給されないように遮蔽する遮蔽部材が連結されることを特徴としている。
【0009】
好ましくは、貫通部材はマニホールド内に殺菌剤を供給する殺菌剤供給配管である。
【0010】
好ましくは、遮蔽部材はマニホールドの内壁面に沿って、供給口に近接して設けられる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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