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公開番号2024104352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008504
出願日2023-01-24
発明の名称模擬火源装置
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人瑛彩知的財産事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240729BHJP(信号)
要約【課題】模擬火源装置の設置作業を容易にする。
【解決手段】模擬火源装置は、有蓋筒状のカバーと、カバーの側面に形成された開口部と、開口部から覗くようにカバーに収容された模擬火源と、カバーの下端部において外側に延びるように形成されたフランジ部とを備える。この模擬火源装置のフランジ部は、模擬火源装置を設置架台に固定するために使用される複数の孔を有し、この複数の孔は、フランジ部の周方向に沿って形成された複数の円弧状の長孔、または、フランジ部の周方向に沿って形成された複数の孔であって設置架台の固定孔よりも数が多い孔であることを特徴とする。
【選択図】図19


特許請求の範囲【請求項1】
有蓋筒状のカバーと、
前記カバーの側面に形成された開口部と、
前記開口部から覗くように前記カバーに収容された模擬火源と、
前記カバーの下端部において外側に延びるように形成されたフランジ部と
を備える模擬火源装置であって、
前記フランジ部は、前記模擬火源装置を設置架台に固定するために使用される複数の孔を有し、
前記複数の孔は、前記フランジ部の周方向に沿って形成された複数の円弧状の長孔、または、前記フランジ部の周方向に沿って形成された複数の孔であって前記設置架台の固定孔よりも数が多い孔である
ことを特徴とする模擬火源装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記カバーは有蓋角筒形状を有し、
前記フランジ部は、それぞれ異なる方向に延びるように形成された4片の略矩形のフランジ部であり、
前記4片のフランジ部の各々には、前記複数の孔のうちの少なくとも1以上の孔が形成されている
ことを特徴とする、請求項1に記載の模擬火源装置。
【請求項3】
前記複数の円弧状の長孔は、前記設置架台の固定孔よりも数が多く、前記カバーの中心軸を中心とする同一円周上に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の模擬火源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、模擬火源装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アリーナやホール等の大きな利用空間をもつ施設における火災の監視と消火を行う火災検出消火システムとして、走査型火災検出装置と放水ノズル装置を組合わせたシステムが記載されている。このような火災検出消火システムにあっては、警戒区域を上部から見渡せる位置に、走査型の火災検出装置を設置し、光学的な水平走査と垂直走査によって警戒区域を二次元走査し、赤外線センサに対する入射光の受光信号が閾値レベルを越えたときに火源と判断する。制御装置は、火源を検出したときの火災検出装置の水平及び垂直走査角に基づき火源の座標位置を求め、放水ノズル装置の放水方向と放水距離を制御する。例えば放水ノズル装置は、俯仰角を固定した放水ノズルを水平回りに旋回自在に備えており、放水ノズルの旋回制御により火源に放水方向を設定し、放水距離は放水ノズルに供給する放水圧力によって設定する。
【0003】
この火災検出消火システムは、自動放水モードと手動放水モードを有する。自動放水モードは、放水銃の放水準備が完了した後に、監視員が手動放水操作スイッチを操作することなく、予め定めた自動放水条件を満足したときに自動的に放水を開始するモードである。一方、手動放水モードは、放水銃の放水準備が完了した後に、監視員が手動放水操作スイッチを操作して手動により放水を開始させるモードである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-258136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような火災検出消火システムでは、通常、火災検出装置の模擬火災試験を定期的に実施する。その模擬火災試験では、模擬火源装置が使用される。
模擬火源装置は、電熱線やハロゲンランプ等の模擬火源を備える装置である。この模擬火源装置は、模擬火災試験の際、その模擬火源を起動し、模擬的に発生させた火源を火災検出装置に検出させる。
この模擬火源装置は、通常、火災検出装置の近傍に設置される。その設置の際、模擬火源装置は、その模擬火源が火災検出装置の方を向くように設置する必要がある。しかし、その際の模擬火源装置の向きの調整が、従来、困難であった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、模擬火源装置の設置作業を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明に係る模擬火源装置は、有蓋筒状のカバーと、前記カバーの側面に形成された開口部と、前記開口部から覗くように前記カバーに収容された模擬火源と、前記カバーの下端部において外側に延びるように形成されたフランジ部とを備える模擬火源装置であって、前記フランジ部は、前記模擬火源装置を設置架台に固定するために使用される複数の孔を有し、前記複数の孔は、前記フランジ部の周方向に沿って形成された複数の円弧状の長孔、または、前記フランジ部の周方向に沿って形成された複数の孔であって前記設置架台の固定孔よりも数が多い孔であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、模擬火源装置の設置作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本放水砲システムの警戒範囲の一例を示す。
図2は、放水砲システムの系統の一例を示す。
図3は、放水砲201の配置と防護範囲の例を示す。
図4は、火災探査装置203の外観の一例を示す。
図5は、火災探査装置203の配置と警戒範囲の一例を示す。
図6は、火災探査装置203の配置と警戒範囲の一例を示す。
図7は、放水砲・火災探査制御盤205の機能構成の例を示す。
図8は、放水砲中央操作盤207の機能構成の例を示す。
図9は、自動モードの動作シーケンス900の一例を示す。
図10は、手動モードの動作シーケンス1000の一例を示す。
図11は、平常探査の動作フロー1100の一例を示す。
図12は、定点探査の動作フロー1200の一例を示す。
図13は、A探査の動作フロー1300の一例を示す。
図14は、B探査の動作フロー1400の一例を示す。
図15は、模擬火災試験の動作フロー1500の一例を示す。
図16は、模擬火災試験の動作フロー1500の一例を示す。
図17は、模擬火源装置1701の設置位置の例を示す。
図18は、架台1801に設置された模擬火源装置1701の例を示す。
図19は、模擬火源装置1701の外観の例を示す。
図20は、架台1801の外観の例を示す。
図21は、模擬火源装置1701の設置手順2100の例を示す。
図22は、架台1801に設置される模擬火源装置1701の例を示す。
図23は、模擬火源装置1701Aの底面の一例を示す。
図24は、模擬火源装置1701Bの底面の一例を示す。
図25は、模擬火源装置1701Bの設置手順2500の例を示す。
図26は、架台1801に設置される模擬火源装置1701Bの例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.実施形態
1-1.構成
本実施形態は、放水型ヘッド等を用いるスプリンクラー設備(以下、「放水砲システム」という。)である。この放水砲システムは、大空間または高天井部分を有する防火対象物で発生した火災に対し、有効に感知するための火災覚知システムと、有効に消火を行うための消火システムを組み合わせたスプリンクラー設備である。
(【0011】以降は省略されています)

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