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公開番号2024103689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024089894,2022545293
出願日2024-06-03,2021-03-19
発明の名称超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 8/14 20060101AFI20240725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ユーザが異常部を十分に且つ効率的に検査することができる超音波診断装置を提供する。
【解決手段】超音波診断装置(1)は、超音波プローブ(2)と、超音波画像を生成する画像生成部(22)と、モニタ(24)と、超音波プローブ(2)の位置情報を取得する位置センサ(14)と、超音波画像を解析して被検体の正常部と異常部との境界を認識する境界認識部(27)と、超音波プローブ(2)の位置情報と認識された境界とに基づいて走査すべき方向を特定し且つ走査すべき方向をユーザに指示する指示制御部(28)を備え、異常部に対して互いに直交する2方向のうち一方の方向に超音波プローブを走査する際に、異常部の両側の境界が認識された場合、指示制御部(28)は、2方向のうち他方の方向の走査に移行することをユーザに指示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
超音波プローブと、
前記超音波プローブを用いて被検体の異常部に対して超音波ビームの走査を行うことにより超音波画像を生成する画像生成部と、
前記超音波画像を表示するモニタと、
前記超音波プローブに取り付けられ且つ前記超音波プローブの位置情報を取得する位置センサと、
前記超音波プローブの走査すべき方向をユーザに指示するための走査方向指示部と、
前記超音波画像を解析することにより、前記被検体の正常部と前記異常部との境界を認識する境界認識部と、
前記位置センサにより取得された前記超音波プローブの位置情報と前記境界認識部により認識された前記境界とに基づいて前記超音波プローブを走査すべき方向を特定し且つ特定された前記走査すべき方向を前記走査方向指示部により前記ユーザに指示する指示制御部と
を備え、
前記異常部に対して互いに直交する2方向のうち一方の方向に前記超音波プローブを走査する際に、前記境界認識部により前記異常部の両側の境界が認識された場合、前記指示制御部は、前記2方向のうち他方の方向の走査に移行することを前記走査方向指示部により前記ユーザに指示する超音波診断装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記指示制御部は、前記境界認識部により認識された前記境界に基づいて、前記被検体の正常部と前記異常部との残りの境界を推定し、推定された前記残りの境界に基づいて、前記走査すべき方向を特定する請求項1に記載の超音波診断装置。
【請求項3】
前記超音波画像を前記位置センサにより取得された前記超音波プローブの位置情報に対応させて保存するメモリと、
前記超音波プローブの走査の軌跡を算出して前記モニタに表示する軌跡算出部と
を備え、
前記モニタに表示された前記軌跡上の任意の位置が前記ユーザにより指定されると、前記任意の位置に対応する前記超音波画像が前記メモリから読み出されて前記モニタに表示される請求項1または2に記載の超音波診断装置。
【請求項4】
超音波プローブと、
前記超音波プローブを用いて被検体の異常部に対して超音波ビームの走査を行うことにより超音波画像を生成する画像生成部と、
前記超音波画像を表示するモニタと、
前記超音波プローブに取り付けられ且つ前記超音波プローブの位置情報を取得する位置センサと、
前記超音波プローブの走査すべき方向をユーザに指示するための走査方向指示部と、
前記超音波画像を解析することにより、前記被検体の正常部と前記異常部との境界を認識する境界認識部と、
前記境界認識部により認識された前記境界に基づいて前記被検体の正常部と前記異常部との残りの境界を推定し、前記位置センサにより取得された前記超音波プローブの位置情報と、推定された前記残りの境界とに基づいて前記超音波プローブを走査すべき方向を特定し且つ特定された前記走査すべき方向を前記走査方向指示部により前記ユーザに指示する指示制御部と
を備える超音波診断装置。
【請求項5】
前記超音波画像を前記位置センサにより取得された前記超音波プローブの位置情報に対応させて保存するメモリと、
前記超音波プローブの走査の軌跡を算出して前記モニタに表示する軌跡算出部と
を備え、
前記モニタに表示された前記軌跡上の任意の位置が前記ユーザにより指定されると、前記任意の位置に対応する前記超音波画像が前記メモリから読み出されて前記モニタに表示される請求項4に記載の超音波診断装置。
【請求項6】
超音波プローブと、
前記超音波プローブを用いて被検体の異常部に対して超音波ビームの走査を行うことにより超音波画像を生成する画像生成部と、
前記超音波画像を表示するモニタと、
前記超音波プローブに取り付けられ且つ前記超音波プローブの位置情報を取得する位置センサと、
前記超音波プローブの走査すべき方向をユーザに指示するための走査方向指示部と、
前記超音波画像を解析することにより、前記被検体の正常部と前記異常部との境界を認識する境界認識部と、
前記位置センサにより取得された前記超音波プローブの位置情報と前記境界認識部により認識された前記境界とに基づいて前記超音波プローブを走査すべき方向を特定し且つ特定された前記走査すべき方向を前記走査方向指示部により前記ユーザに指示する指示制御部と、
前記超音波画像を前記位置センサにより取得された前記超音波プローブの位置情報に対応させて保存するメモリと、
前記超音波プローブの走査の軌跡を算出して前記モニタに表示する軌跡算出部と
を備え、
前記モニタに表示された前記軌跡上の任意の位置が前記ユーザにより指定されると、前記任意の位置に対応する前記超音波画像が前記メモリから読み出されて前記モニタに表示される超音波診断装置。
【請求項7】
前記走査方向指示部は、前記超音波プローブに取り付けられたLEDランプにより形成され、
前記指示制御部は、前記LEDランプの発光色または明滅により前記走査すべき方向を指示する請求項1~6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
【請求項8】
前記走査方向指示部は、前記モニタにより形成され、
前記指示制御部は、前記モニタに前記走査すべき方向を表示する請求項1~6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
【請求項9】
前記超音波プローブは振動機構を含み、
前記走査方向指示部は、前記振動機構により形成され、
前記指示制御部は、前記振動機構の振動パターンにより前記走査すべき方向を指示する請求項1~6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
【請求項10】
前記超音波プローブに接続されたタブレット端末を備え、
前記タブレット端末は振動機構を含み、
前記走査方向指示部は、前記振動機構により形成され、
前記指示制御部は、前記振動機構の振動パターンにより前記走査すべき方向を指示する請求項1~6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検体の異常部を観察するための超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザの超音波診断を支援することができる超音波診断装置が開発されている。例えば、特許文献1には、被検体の部位において超音波プローブによりスキャンが行われた領域の位置情報を記憶し、まだ検査されていない領域を表示することにより、ユーザの超音波診断を支援する超音波診断装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-225905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、超音波診断装置を用いて被検体内に生じた褥瘡および静脈炎の一種である浮腫等の異常部に対する検査が行われることがある。このような異常部は、一般的に、被検体内において3次元的な広がりを有しているため、ユーザが一見しただけでは、どの範囲まで異常部が広がっているか判断することが難しい。そのため、例えば特許文献1に開示されている技術を用いたとしても、異常部と正常部との境界を把握することが難しく、既に走査された領域を何度も走査してしまう、異常部が広がっている領域をくまなく走査できない、異常部だけではなく正常部についても入念に検査してしまう等、異常部の検査が十分に且つ効率的に行われないことがあった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであり、異常部を十分に且つ効率的に検査することができる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の超音波診断装置は、超音波プローブと、超音波プローブを用いて被検体の異常部に対して超音波ビームの走査を行うことにより超音波画像を生成する画像生成部と、超音波画像を表示するモニタと、超音波プローブに取り付けられ且つ超音波プローブの位置情報を取得する位置センサと、超音波プローブの走査すべき方向をユーザに指示するための走査方向指示部と、超音波画像を解析することにより、被検体の正常部と異常部との境界を認識する境界認識部と、位置センサにより取得された超音波プローブの位置情報と境界認識部により認識された境界とに基づいて超音波プローブを走査すべき方向を特定し且つ特定された走査すべき方向を走査方向指示部によりユーザに指示する指示制御部とを備え、異常部に対して互いに直交する2方向のうち一方の方向に超音波プローブを走査する際に、境界認識部により異常部の両側の境界が認識された場合、指示制御部が、2方向のうち他方の方向の走査に移行することを走査方向指示部によりユーザに指示することを特徴とする。
【0007】
この場合に、指示制御部は、境界認識部により認識された境界に基づいて、被検体の正常部と異常部との残りの境界を推定し、推定された残りの境界に基づいて、走査すべき方向を特定できる。
また、超音波診断装置は、超音波画像を位置センサにより取得された超音波プローブの位置情報に対応させて保存するメモリと、超音波プローブの走査の軌跡を算出してモニタに表示する軌跡算出部とを備えることができ、モニタに表示された軌跡上の任意の位置がユーザにより指定されると、任意の位置に対応する超音波画像がメモリから読み出されてモニタに表示されてもよい。
【0008】
本発明に係る第2の超音波診断装置は、超音波プローブと、超音波プローブを用いて被検体の異常部に対して超音波ビームの走査を行うことにより超音波画像を生成する画像生成部と、超音波画像を表示するモニタと、超音波プローブに取り付けられ且つ超音波プローブの位置情報を取得する位置センサと、超音波プローブの走査すべき方向をユーザに指示するための走査方向指示部と、超音波画像を解析することにより、被検体の正常部と異常部との境界を認識する境界認識部と、境界認識部により認識された境界に基づいて被検体の正常部と異常部との残りの境界を推定し、位置センサにより取得された超音波プローブの位置情報と、推定された残りの境界とに基づいて超音波プローブを走査すべき方向を特定し且つ特定された走査すべき方向を走査方向指示部によりユーザに指示する指示制御部とを備えることを特徴とする。
【0009】
この場合に、超音波診断装置は、超音波画像を位置センサにより取得された超音波プローブの位置情報に対応させて保存するメモリと、超音波プローブの走査の軌跡を算出してモニタに表示する軌跡算出部とを備えることができ、モニタに表示された軌跡上の任意の位置がユーザにより指定されると、任意の位置に対応する超音波画像がメモリから読み出されてモニタに表示されてもよい。
【0010】
本発明に係る第3の超音波診断装置は、超音波プローブと、超音波プローブを用いて被検体の異常部に対して超音波ビームの走査を行うことにより超音波画像を生成する画像生成部と、超音波画像を表示するモニタと、超音波プローブに取り付けられ且つ超音波プローブの位置情報を取得する位置センサと、超音波プローブの走査すべき方向をユーザに指示するための走査方向指示部と、超音波画像を解析することにより、被検体の正常部と異常部との境界を認識する境界認識部と、位置センサにより取得された超音波プローブの位置情報と境界認識部により認識された境界とに基づいて超音波プローブを走査すべき方向を特定し且つ特定された走査すべき方向を走査方向指示部によりユーザに指示する指示制御部と、超音波画像を位置センサにより取得された超音波プローブの位置情報に対応させて保存するメモリと、超音波プローブの走査の軌跡を算出してモニタに表示する軌跡算出部とを備え、モニタに表示された軌跡上の任意の位置がユーザにより指定されると、任意の位置に対応する超音波画像がメモリから読み出されてモニタに表示されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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