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公開番号2024103597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024086856,2023505309
出願日2024-05-29,2022-02-28
発明の名称内視鏡用処置具
出願人HOYA株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類A61B 18/14 20060101AFI20240725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】手技の効率を向上させること。
【解決手段】内視鏡用処置具を、管状部と、管状部の先端面から突出して配置され、操作部の操作に応じて先端面からの突出量が可変するロッド状部材と、送水又は吸引のための器具を接続可能な第1の接続口と、ロッド状部材の先端面に形成された第1の先端開口と、管状部内に、管状部の軸線方向に延びて形成され、先端が第1の先端開口と連通し基端が第1の接続口と連通する第1の管路と、器具を接続可能な第2の接続口と、管状部の先端面に形成された第2の先端開口と、管状部内に軸線方向に延びて形成され、先端が第2の先端開口と連通し基端が第2の接続口と連通する第2の管路と、を備える構成とする。
【選択図】図9


特許請求の範囲【請求項1】
管状部と、
前記管状部の先端面から突出して配置され、操作部の操作に応じて前記先端面からの突出量が可変するロッド状部材と、
送水又は吸引のための器具を接続可能な第1の接続口と、
前記ロッド状部材の先端面に形成された第1の先端開口と、
前記管状部内に、前記管状部の軸線方向に延びて形成され、先端が前記第1の先端開口と連通し基端が前記第1の接続口と連通する第1の管路と、
前記器具を接続可能な第2の接続口と、
前記管状部の先端面に形成された第2の先端開口と、
前記管状部内に前記軸線方向に延びて形成され、先端が前記第2の先端開口と連通し基端が前記第2の接続口と連通する第2の管路と、
を備える、
内視鏡用処置具。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ロッド状部材に形成された貫通路と連通するチューブを更に備え、
前記第1の先端開口は、前記ロッド状部材の先端面に形成された前記貫通路の開口であり、
前記第1の管路は、前記貫通路と前記チューブを含む、
請求項1に記載の内視鏡用処置具。
【請求項3】
前記貫通路と前記チューブとが連通するように、前記ロッド状部材の基端が前記チューブの先端に差し込まれており、
前記操作部の操作に応じて前記チューブが前記管状部内を前記軸線方向に進退することに伴って前記ロッド状部材も前記軸線方向に進退し、前記管状部の先端面からの前記ロッド状部材の突出量が変わる、
請求項2に記載の内視鏡用処置具。
【請求項4】
前記管状部の先端面の正面視において、前記ロッド状部材は、前記管状部の先端面の中央領域に位置し、前記第2の先端開口は、前記中央領域の外側に位置する前記管状部の先端面の周辺領域に位置する、
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の内視鏡用処置具。
【請求項5】
前記第2の先端開口は、前記管状部の先端面に複数形成され、
複数の前記第2の先端開口は、前記正面視において前記ロッド状部材の周囲に等ピッチに並んで位置する、
請求項4に記載の内視鏡用処置具。
【請求項6】
前記管状部は、
シースと、
前記シースの先端開口を塞ぐように前記シースに取り付けられたキャップ状部材と、を含み、
前記キャップ状部材は、
前記ロッド状部材を前記軸線方向に摺動可能に支持し、かつ基端側の開口が前記シースと連通し、先端側の開口が前記キャップ状部材の先端面に形成された、前記キャップ状部材を貫通する第1の貫通路と、
前記第1の貫通路の周囲に前記軸線方向に延びて形成された、前記キャップ状部材を貫通する第2の貫通路と、を有し、
前記第2の貫通路は、前記第2の管路の一部をなし、
前記第2の貫通路の先端側の開口は、前記第2の先端開口であり、前記キャップ状部材の先端面に形成されている、
請求項4又は請求項5に記載の内視鏡用処置具。
【請求項7】
前記管状部は、前記ロッド状部材を前記軸線方向に摺動可能に支持する支持路を含み、
前記支持路は、前記第2の管路の一部をなす、
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の内視鏡用処置具。
【請求項8】
前記管状部は、
シースと、
前記シースの先端開口を塞ぐように前記シースに取り付けられたキャップ状部材と、を含み、
前記支持路は、前記キャップ状部材を貫通し、かつ基端側の開口が前記シースと連通し、先端側の開口が前記キャップ状部材の先端面に形成された、第3の貫通路であり、
前記第3の貫通路は、前記第2の管路の一部をなす、
請求項7に記載の内視鏡用処置具。
【請求項9】
前記第1の管路の少なくとも一部が前記第2の管路内を通っており、
前記管状部内部での前記第2の管路の気密性を確保するシール部材が、前記第1の管路のうち、前記第2の管路内を通る部分の外周に配置される、
請求項1から請求項8の何れか一項に記載の内視鏡用処置具。
【請求項10】
高周波電流を流すための高周波電源を接続可能な接点部と、
前記管状部内に配置された導電性を有するワイヤと、
を更に備え、
前記ロッド状部材は導電性を有し、
前記ワイヤは、先端が前記ロッド状部材と電気的に接続され、基端が前記接点部と電気的に接続される、
請求項1から請求項9の何れか一項に記載の内視鏡用処置具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内視鏡用処置具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
早期食道癌、早期胃癌、早期大腸癌等の広範囲に及ぶ病変部を内視鏡を用いて確実に一括切除することが可能な方法として、内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection(以下、「ESD」と記す。))が知られている。ESDの手技は、病変部の切除範囲にマーキングを施し(マーキング処置)、粘膜下層に薬液を局所注射して粘膜病変部を隆起させ(局注処置)、マーキングに従って粘膜病変部の周囲を切開した後、粘膜下層を剥離し(切開・剥離処置)、剥離した潰瘍面や切開、剥離時に発生した出血を止血する(止血処置)、といった処置よりなる。この種の手技では、高周波電流を通電して粘膜等を切除するノズル等を備えた内視鏡用処置具が使用される(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-213883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の内視鏡用処置具を用いた手技では、例えば、粘膜下層への局注や出血時の止血部位の特定のために送水を行ったり、術視野を確保するために血液や粘液を吸引したりすることがある。特許文献1に例示される従来の内視鏡用処置具では、送水を行う場合、吸引ポンプが内視鏡用処置具に接続されていればこれを外したうえで送水ポンプを内視鏡用処置具に接続し、また、吸引を行う場合、送水ポンプが内視鏡用処置具に接続されていればこれを外したうえで吸引ポンプを内視鏡用処置具に接続する必要がある。このようなポンプの交換作業は手技の効率を低下させる一因となっている。
【0005】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、手技の効率を向上させることができる内視鏡用処置具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る内視鏡用処置具は、管状部と、管状部の先端面から突出して配置され、操作部の操作に応じて先端面からの突出量が可変するロッド状部材と、送水又は吸引のための器具を接続可能な第1の接続口と、ロッド状部材の先端面に形成された第1の先端開口と、管状部内に、管状部の軸線方向に延びて形成され、先端が第1の先端開口と連通し基端が第1の接続口と連通する第1の管路と、器具を接続可能な第2の接続口と、管状部の先端面に形成された第2の先端開口と、管状部内に軸線方向に延びて形成され、先端が第2の先端開口と連通し基端が第2の接続口と連通する第2の管路と、を備える。
【0007】
本発明の一実施形態に係る内視鏡用処置具は、ロッド状部材に形成された貫通路と連通するチューブを更に備える構成としてもよい。この場合、第1の先端開口は、ロッド状部材の先端面に形成された貫通路の開口である。また、第1の管路は、貫通路とチューブを含む。
【0008】
本発明の一実施形態に係る内視鏡用処置具は、貫通路とチューブとが連通するように、ロッド状部材の基端がチューブの先端に差し込まれた構成としてもよい。この場合、操作部の操作に応じてチューブが管状部内を軸線方向に進退することに伴ってロッド状部材も軸線方向に進退し、管状部の先端面からのロッド状部材の突出量が変わる。
【0009】
管状部の先端面の正面視において、ロッド状部材は、管状部の先端面の中央領域に位置し、第2の先端開口は、中央領域の外側に位置する管状部の先端面の周辺領域に位置する構成としてもよい。
【0010】
また、第2の先端開口は、管状部の先端面に複数形成されていてもよい。この場合、複数の第2の先端開口は、正面視においてロッド状部材の周囲に等ピッチに並んで位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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