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公開番号2024121589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028767
出願日2023-02-27
発明の名称光学ガラスおよび光学素子
出願人HOYA株式会社,豪雅光電科技(威海)有限公司
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類C03C 3/068 20060101AFI20240830BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】 屈折率が高く、かつ比重が低い光学ガラスおよび光学素子を提供すること。
【解決手段】 SiO2、B2O3およびP2O5の合計含有量に対するSiO2の含有量の質量比[SiO2/(SiO2+B2O3+P2O5)]が0.39以上であり、TiO2、Nb2O5、Ta2O5、WO3、およびBi2O3の合計含有量に対するNb2O5の含有量の質量比[Nb2O5/(TiO2+Nb2O5+Ta2O5+WO3+Bi2O3)]が0.17以上であり、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量に対するBaOの含有量の質量比[BaO/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.72以下であり、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量に対するCaOの含有量の質量比[CaO/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.66以下であり、TiO2、Nb2O5、Ta2O5、WO3、およびBi2O3の合計含有量[TiO2+Nb2O5+Ta2O5+WO3+Bi2O3]が23質量%以上であり、TiO2、Nb2O5、Ta2O5、WO3、およびBi2O3の合計含有量に対する、La2O3、Gd2O3、Y2O3、およびYb2O3の合計含有量の質量比[(La2O3+Gd2O3+Y2O3+Yb2O3)/(TiO2+Nb2O5+Ta2O5+WO3+Bi2O3)]が0.35以上であり、SiO2の含有量が25質量%以下であり、TiO2の含有量が30質量%以下であり、La2O3の含有量が40質量%以下であり、Pbを実質的に含まない、光学ガラス。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
SiO
2
、B
2

3
およびP
2

5
の合計含有量に対するSiO
2
の含有量の質量比[SiO
2
/(SiO
2
+B
2

3
+P
2

5
)]が0.39以上であり、
TiO
2
、Nb
2

5
、Ta
2

5
、WO
3
、およびBi
2

3
の合計含有量に対するNb
2

5
の含有量の質量比[Nb
2

5
/(TiO
2
+Nb
2

5
+Ta
2

5
+WO
3
+Bi
2

3
)]が0.17以上であり、
MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量に対するBaOの含有量の質量比[BaO/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.72以下であり、
MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量に対するCaOの含有量の質量比[CaO/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.66以下であり、
TiO
2
、Nb
2

5
、Ta
2

5
、WO
3
、およびBi
2

3
の合計含有量[TiO
2
+Nb
2

5
+Ta
2

5
+WO
3
続きを表示(約 38 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光学ガラスからなる光学素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラスおよび光学素子に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
高い屈折率とともに高分散特性(低アッベ数)を有する光学ガラスは、各種レンズなどの光学素子材料として需要が高い。例えば、高屈折率低分散性のレンズを、分散性が異なるガラスからなるレンズと組合せることにより、コンパクトで高機能な色収差補正用の光学系を構成することができる。そのため、かかる光学ガラスは、撮像光学系やプロジェクタ等の投射光学系を構成する光学素子用材料として有用である。
【0003】
光学ガラスに望まれる物性として、低比重であることが挙げられる。低比重の光学ガラスによれば、軽量な光学素子を提供できるためである。例えば、オートフォーカス方式の光学系において、光学素子が軽量であるほど、オートフォーカス時の消費電力を抑えることが可能となる。
【0004】
特許文献1および特許文献2には、高屈折率である光学ガラスが開示されている。しかしながら、特許文献1および特許文献2の光学ガラスは、BaOの含有量が多く、比重を十分に低減できていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
中国特許第109650714号
中国特許第109650717号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、屈折率が高く、かつ比重が低い光学ガラスおよび光学素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨は以下のとおりである。
【0008】
(1) SiO
2
、B
2

3
およびP
2

5
の合計含有量に対するSiO
2
の含有量の質量比[SiO
2
/(SiO
2
+B
2

3
+P
2

5
)]が0.39以上であり、
TiO
2
、Nb
2

5
、Ta
2

5
、WO
3
、およびBi
2

3
の合計含有量に対するNb
2

5
の含有量の質量比[Nb
2

5
/(TiO
2
+Nb
2

5
+Ta
2

5
+WO
3
+Bi
2

3
)]が0.17以上であり、
MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量に対するBaOの含有量の質量比[BaO/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.72以下であり、
MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量に対するCaOの含有量の質量比[CaO/(MgO+CaO+SrO+BaO)]が0.66以下であり、
TiO
2
、Nb
2

5
、Ta
2

5
、WO
3
、およびBi
2

3
の合計含有量[TiO
2
+Nb
2

5
+Ta
2

5
+WO
3
【0009】
(2) 上記(1)に記載の光学ガラスからなる光学素子。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、屈折率が高く、かつ比重が低い光学ガラスおよび光学素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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