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公開番号2024121406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028495
出願日2023-02-27
発明の名称ガラス成形体及び光学素子の製造方法
出願人HOYA株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人
主分類C03B 19/00 20060101AFI20240830BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】略直方体形状又は略立方体形状をなし、所定の熱的特性を持ち、比較的大型であるガラス成形体、及び、そのようなガラス成形体を用いた光学素子の製造方法を提供する。
【解決手段】第1の態様のガラス成形体は、最小辺の長さが25mm以上である略直方体形状又は略立方体形状を有し、液相温度における粘度が5.0dPa・s以下、液相温度とガラス転移温度の差が500℃以上であるガラスにより構成される、ことを特徴とする。第2の態様のガラス成形体は、最小辺の長さが50mm以上である略直方体形状又は略立方体形状を有し、液相温度における粘度が1000dPa・s以下であるガラスにより構成される、ことを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
最小辺の長さが25mm以上である略直方体形状又は略立方体形状を有し、
液相温度における粘度が5.0dPa・s以下、液相温度とガラス転移温度の差が500℃以上であるガラスにより構成される、
ことを特徴とするガラス成形体。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
最小辺の長さが50mm以上である略直方体形状又は略立方体形状を有し、
液相温度における粘度が1000dPa・s以下であるガラスにより構成される、
ことを特徴とするガラス成形体。
【請求項3】
最小辺の長さが50mm以上である略直方体形状又は略立方体形状を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のガラス成形体。
【請求項4】
液相温度における粘度が5.0dPa・s以下、液相温度とガラス転移温度の差が500℃以上であるガラスにより構成される、
ことを特徴とする請求項2に記載のガラス成形体。
【請求項5】
日本光学硝子工業会規格JOGIS11-1975に従って測定した脈理が1~3級であるガラスにより構成される、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガラス成形体。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のガラス成形体を成形、及び/又は、加工して光学素子を作製する、
ことを特徴とする光学素子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス成形体及び光学素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ガラス原料を加熱、熔融させて鋳型に流し込むことで、光学ガラスであるガラス成形体を成形する技術が知られている。例えば、特許文献1-5には、略直方体形状の板状ガラス(Eバーやガラスストリップ材と呼ばれる)を成形する技術が記載されている。特許文献6-8には、略円柱形状のガラス(丸い棒状ガラス)を成形する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-292274号公報
特開2005-213109号公報
特開2012-001389号公報
特開2012-001390号公報
特開2012-001391号公報
特開2005-089275号公報
特開2006-052109号公報
特開2006-256938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1-8は、略直方体形状又は略立方体形状をなし、所定の熱的特性を持ち、比較的大型であるガラス成形体を提供するという観点、及び、そのようなガラス成形体を用いた光学素子の製造方法を提供するという観点において、改良の余地がある。
【0005】
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、略直方体形状又は略立方体形状をなし、所定の熱的特性を持ち、比較的大型であるガラス成形体、及び、そのようなガラス成形体を用いた光学素子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態のガラス成形体は、第1の態様では、最小辺の長さが25mm以上である略直方体形状又は略立方体形状を有し、液相温度における粘度が5.0dPa・s以下、液相温度とガラス転移温度の差が500℃以上であるガラスにより構成される、ことを特徴とする。
【0007】
第1の態様のガラス成形体は、最小辺の長さが50mm以上である略直方体形状又は略立方体形状を有してもよい。
【0008】
本実施形態のガラス成形体は、第2の態様では、最小辺の長さが50mm以上である略直方体形状又は略立方体形状を有し、液相温度における粘度が1000dPa・s以下であるガラスにより構成される、ことを特徴とする。
【0009】
第2の態様のガラス成形体は、液相温度における粘度が5.0dPa・s以下、液相温度とガラス転移温度の差が500℃以上であるガラスにより構成されてもよい。
【0010】
第1、第2の態様のガラス成形体は、日本光学硝子工業会規格JOGIS11-1975に従って測定した脈理が1~3級であるガラスにより構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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