TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024103527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024080712,2023035912
出願日2024-05-17,2009-05-12
発明の名称液晶表示装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類G02F 1/1368 20060101AFI20240725BHJP(光学)
要約【課題】開口率の高い半導体装置又はその製造方法を提供する。また、消費電力の低い半
導体装置又はその製造方法を提供する。
【解決手段】ゲート電極として機能する透光性を有する導電層と、該透光性を有する導電
層上に形成されるゲート絶縁膜と、ゲート電極として機能する透光性を有する導電層上に
ゲート絶縁膜を介して半導体層と、半導体層に電気的に接続されたソース電極又はドレイ
ン電極として機能する透光性を有する導電層とで構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トランジスタのチャネル形成領域を有する酸化物半導体層と、
前記酸化物半導体層と重なる領域を有する第1のゲート配線と、
前記酸化物半導体層と電気的に接続するソース配線と、
前記酸化物半導体層と電気的に接続する画素電極と、
絶縁膜を介して前記画素電極と重なる領域を有する第1の導電層と、
前記第1の導電層と電気的に接続する第2の導電層と、を有し、
前記画素電極及び前記第1の導電層の各々は、透光性を有し、
前記第2の導電層は、遮光性を有し、
前記酸化物半導体層を有する画素の平面視において、前記第1の導電層は、前記画素の中央に位置する第1の領域と、前記第1の領域から前記第1のゲート配線の方へ延在した第2の領域と、前記第1のゲート配線に隣接する第2のゲート配線の方へ延在した第3の領域と、を有し、
前記画素の平面視において、前記画素電極は、前記第1のゲート配線と前記第2のゲート配線との間に位置する領域を有し、
前記平面視において、前記画素電極は、前記第1乃至前記第3の領域の各々と重なる領域を有し、
前記画素電極は、保持容量部の一方の電極としての機能を有し、
前記第1の導電層は、前記保持容量部の他方の電極としての機能を有し、
前記平面視において、前記第2の導電層は、前記ソース配線と重なる第4の領域と、前記ソース配線と重ならない第5の領域と、を有し、
前記平面視において、前記第5の領域は、前記第1の領域と重なる領域を有さず、且つ前記第1の導電層の端部と重なる領域を有さない、液晶表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
トランジスタのチャネル形成領域を有する酸化物半導体層と、
前記酸化物半導体層と重なる領域を有する第1のゲート配線と、
前記酸化物半導体層と電気的に接続するソース配線と、
前記酸化物半導体層と電気的に接続する画素電極と、
絶縁膜を介して前記画素電極と重なる領域を有する第1の導電層と、
前記第1の導電層と電気的に接続する第2の導電層と、を有し、
前記画素電極及び前記第1の導電層の各々は、透光性を有し、
前記第2の導電層は、遮光性を有し、
前記酸化物半導体層を有する画素の平面視において、前記第1の導電層は、前記画素の中央に位置する第1の領域と、前記第1の領域から前記第1のゲート配線の方へ延在した第2の領域と、前記第1のゲート配線に隣接する第2のゲート配線の方へ延在した第3の領域と、を有し、
前記画素の平面視において、前記画素電極は、前記第1のゲート配線と前記第2のゲート配線との間に位置する領域を有し、
前記平面視において、前記画素電極は、前記第1乃至前記第3の領域の各々と重なる領域を有し、
前記画素電極は、保持容量部の一方の電極としての機能を有し、
前記第1の導電層は、前記保持容量部の他方の電極としての機能を有し、
前記平面視において、前記第2の導電層は、前記ソース配線と重なる第4の領域と、前記ソース配線と重ならない第5の領域と、を有し、
前記平面視において、前記第5の領域は、前記第1の領域と重なる領域を有さず、且つ前記第1の導電層の端部と重なる領域を有さず、
前記平面視において、前記画素電極は、前記第5の領域と重なる領域を有する、液晶表示装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記酸化物半導体層は、In、Ga及びZnを有する、液晶表示装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一において、
前記第1の導電層は、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、又は酸化亜鉛(ZnO)を有する、液晶表示装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一において、
前記第2の導電層は、モリブデン、チタン、クロム、タンタル、タングステン、アルミニウム、又は銅を有する、液晶表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置、表示装置、それらを生産する方法、または、それらを用いた方法
に関する。特に、透光性を有する半導体層を有する半導体装置、表示装置、それらを生産
する方法、または、それらを用いた方法に関する。特に、透光性を有する半導体層を有す
る液晶表示装置、その製造方法、または、それを用いた方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、液晶ディスプレイ(LCD)などのフラットパネルディスプレイが広く普及してき
ている。特に、各画素にトランジスタを設けたアクティブマトリックス型のLCDがよく
用いられている。そのトランジスタは、半導体層として、アモルファス(非晶質)シリコ
ンやポリ(多結晶)シリコンを用いたものが多く使われている。
【0003】
しかしながら、そのようなシリコン材料にかわって、透光性を有する半導体層を用いたト
ランジスタが検討されており、さらに、ゲート電極やソース電極又はドレイン電極も透光
性を有する電極を用いることによって、開口率を向上させる技術が検討されている(特許
文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-123700号公報
特開2007-81362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、素子と素子、例えば、トランジスタとトランジスタとを接続する配線は、ゲート電
極およびソース電極又はドレイン電極を構成する導電層をそのまま引き延ばし、同じ島(
アイランド)で形成される。したがって、トランジスタのゲートと別のトランジスタのゲ
ートとを接続する配線(ゲート配線と呼ぶ)は、トランジスタのゲート電極と同じ層構造
や同じ材料で形成されており、トランジスタのソースと別のトランジスタのソースとを接
続する配線(ソース配線と呼ぶ)は、トランジスタのソース電極と同じ層構造や同じ材料
で形成されていることが多い。したがって、ゲート電極並びにソース電極もしくはドレイ
ン電極として、透光性を有する材料を用いて形成した場合、ゲート配線およびソース配線
はゲート電極並びにソース電極もしくはドレイン電極と同様、透光性を有する材料を用い
て形成されていることが多い。
【0006】
しかしながら、通常、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO
)、インジウムスズ亜鉛酸化物(ITZO)などの透光性を有する導電材料は、アルミニ
ウム(Al)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タングステン(W)、ネオジム(
Nd)、銅(Cu)、銀(Ag)などの遮光性及び反射性を有する導電材料と比較して、
導電率が低い。従って、透光性を有する導電材料を用いて配線を形成すると、配線抵抗が
高くなってしまう。例えば、大型の表示装置を製造する場合、配線が長くなるため、配線
抵抗が非常に高くなってしまう。配線抵抗が高くなると、その配線を伝搬していく信号の
波形なまりが生じ、配線抵抗での電圧降下によって、供給される電圧が小さくなってしま
う。そのため、正確な電圧や電流を供給することが困難となってしまい、正常な表示や動
作を行うことが困難となってしまう。
【0007】
一方、ゲート電極並びにソース電極もしくはドレイン電極として、遮光性を有する導電材
料を用いることによって、ゲート配線およびソース配線も遮光性を有する導電材料とした
場合、配線の導電率は向上するため、信号の波形なまりは抑制することができる。しかし
ながら、ゲート電極やソース電極又はドレイン電極が遮光性を有する材料となってしまう
ため、開口率が低下し、消費電力も高くなってしまう。
【0008】
また、表示性能の面から画素には大きな保持容量を持たせるとともに、高開口率化が求め
られている。各画素が高い開口率を持つことにより光利用効率が向上し、表示装置の省電
力化および小型化が達成できる。近年、画素サイズの微細化が進み、より高精細な画像が
求められている。画素サイズの微細化は1つの画素に占めるトランジスタ及び配線の形成
面積が大きくなり画素開口率を低減させている。そこで、規定の画素サイズの中で各画素
の高開口率を得るためには、画素の回路構成に必要な回路要素を効率よくレイアウトする
ことが不可欠である。
【0009】
上記課題を鑑み本発明の一態様では、開口率の高い半導体装置又はその製造方法を提供す
ることを目的の一とする。また、消費電力の低い半導体装置又はその製造方法を提供する
ことを目的の一とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、第1の導電膜と第2の導電膜との順で積層
されたゲート電極を含むゲート配線と、ゲート電極及びゲート配線を覆うゲート絶縁膜と
、ゲート絶縁膜を介して設けられた島状の半導体膜と、第3の導電膜と第4の導電膜との
順で積層されたソース電極を含むソース配線と、島状の半導体膜と、ソース電極を含むソ
ース配線を覆う層間絶縁膜と、層間絶縁膜の上方に設けられ、島状の半導体膜に電気的に
接続された画素電極と、容量配線とを有し、ゲート電極は、第1の導電膜で形成され、ゲ
ート配線は、第1の導電膜と第2の導電膜で形成され、ソース電極は、第3の導電膜で形
成され、ソース配線は、第3の導電膜と第4の導電膜で形成されていることを含む半導体
装置である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

カンタツ株式会社
撮像レンズ
7日前
キヤノン株式会社
鏡筒
7日前
株式会社精工技研
レンズユニット
14日前
株式会社精工技研
レンズユニット
10日前
artience株式会社
遮光性フィルム
7日前
住友化学株式会社
偏光板
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
TDK株式会社
光学デバイス
14日前
古河電気工業株式会社
光ファイバケーブル
10日前
TDK株式会社
光学デバイス
14日前
TDK株式会社
光学デバイス
14日前
TDK株式会社
光学デバイス
14日前
株式会社ジュン
メガネ型の拡大鏡又は望遠鏡
7日前
住友化学株式会社
積層体
14日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
2日前
住友ベークライト株式会社
積層体の製造方法
10日前
住友化学株式会社
偏光板
14日前
住友化学株式会社
偏光板
14日前
住友化学株式会社
偏光板
14日前
住友化学株式会社
偏光板
14日前
住友化学株式会社
偏光板
14日前
住友化学株式会社
偏光板
14日前
株式会社トライ-アングル
レンズ組立体
7日前
株式会社ニデック
軸出し装置および軸出しプログラム
10日前
住友化学株式会社
偏光板
14日前
株式会社ニデック
軸出し装置および軸出しプログラム
10日前
ブラザー工業株式会社
走査光学装置および画像形成装置
9日前
artience株式会社
光学積層体及びその製造方法
10日前
住友化学株式会社
偏光フィルム
14日前
住友化学株式会社
光学積層体
10日前
住友化学株式会社
光学積層体
10日前
京セラ株式会社
撮像レンズ及び撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
10日前
京セラ株式会社
撮像レンズ及び撮像装置
10日前
住友化学株式会社
偏光子、及び、偏光板
10日前
続きを見る