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公開番号2024145068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057311
出願日2023-03-31
発明の名称光ファイバケーブル
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人
主分類G02B 6/44 20060101AFI20241004BHJP(光学)
要約【課題】 従来と同等の取り扱い性で、全体の外径を大きくすることなく高密度に光ファイバ心線を収容することが可能な光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】 ケーブルコア4は、複数の光ファイバユニット5が撚り合わせられて形成される。また、光ファイバユニット5は、複数の光ファイバ心線3が撚り合わせられて形成される。光ファイバケーブル1の長手方向に垂直な断面図において、ケーブルコア4の両側方にはテンションメンバ9が設けられる。ケーブルコア4(複数の光ファイバ心線3)及びテンションメンバ9等を覆うように外被13が設けられる。それぞれのテンションメンバ9に対応する外被13の外周には、凸部15が形成される
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光ファイバ心線からなるケーブルコアと、
断面において、前記ケーブルコアの両側方に設けられるテンションメンバと、
前記テンションメンバおよび前記ケーブルコアを覆うように設けられる外被と、
を具備し、
それぞれの前記テンションメンバに対応する前記外被の外周に凸部が形成され、前記テンションメンバの外表面と、前記外被の表面との距離が、0.5mm以上1mm以下であることを特徴とする光ファイバケーブル。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記テンションメンバの外表面と、前記外被の表面との距離が、0.5mm以上0.8mm以下であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項3】
前記ケーブルコアは、3456心以上の間欠接着型光ファイバテープ心線で形成されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項4】
前記外被に対する前記テンションメンバの引き抜き力が80N/10mm以上160N/10mm以下であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項5】
前記凸部が無いとした場合の、前記外被の仮想円に対して、前記凸部の最大厚みが0.1mm以上0.3mm以下であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項6】
前記凸部が無いとした場合の、前記テンションメンバの外表面と、前記外被の表面との距離が0.4mm以上0.7mm以下であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高密度に光ファイバ心線が収容された光ファイバケーブルに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
光ファイバケーブルとしては、多数の光ファイバ心線およびテンションメンバが外被で被覆されたものが用いられている。
【0003】
このような、光ファイバケーブルとしては、例えば、光ファイバ心線からなるコアの両側に引張り及び圧縮に対する耐力を有するテンションメンバ(抗張力体)が配置され、テンションメンバの材質として、金属線(鋼線など)、抗張力繊維(アラミド繊維など)、FRPなどが適用可能な光ファイバケーブルがある(例えば特許文献1)。
【0004】
近年、クラウドコンピューティング技術の進展が急速に進み、より大容量の情報処理を可能にするため、これらの情報を処理するデータセンター(DC)ではDC間を結ぶ光ファイバケーブルを、より高密度化することが強く求められている。近年は光ファイバ心線の高密度に有利な間欠テープ心線をユニットに撚って光ファイバユニットを構成し、その光ファイバユニットをさらに撚ってケーブルコアとして、テンションメンバを埋め込んだ外被を被せる光ファイバケーブルがある。
【0005】
またDC間を結ぶ光ファイバケーブルは直接地中に埋設するのではなく、一旦配管ダクトを埋設し、その中に光ファイバケーブルを設置するのが一般的である。高密度化した光ファイバケーブルを既に埋設している既存ダクトを使う場合、敷設する光ファイバケーブルは、少なくとも従来の光ファイバケーブルと同じ径で高密度化を図る必要がある。すなわち、従来の光ファイバケーブルよりも外径が大きくなることは避ける必要がある。
【0006】
しかし、例えば特許文献1のような従来の光ファイバケーブルにおいて、内部の光ファイバ心線の心数を増やすと、ケーブルコアが大きくなる。しかし、上述の通り、光ファイバケーブルの外径を大きくすることができないため、内部のケーブルコアが大きくなると、外被の厚みを薄くする必要がある。この際、特に、テンションメンバが配置される部位では、外被の厚みが薄くなるため、光ファイバケーブルを曲げた際や捻じった際に、意図せずに外被の割れ等のおそれがある。
【0007】
また、ケーブルコア及びテンションメンバの外周に外被を押し出し被覆する際に、テンションメンバの外周に十分な外被厚が確保できないと、押し出し時における外被のテンションメンバへの圧力が低下する。このため、テンションメンバと外被との密着力を確保することができず、テンションメンバの外被に対する引き抜き力を確保することができない。このため、温度変化などによって、テンションメンバの外被からの飛び出しの要因となる。
【0008】
これに対し、特許文献2では、テンションメンバを板状にすることで、従来と同じ外被厚を維持しつつ、ケーブルコアを大きくすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2020-042175号公報
特開2020-038326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、特許文献2では、テンションメンバが大きくなるため、光ファイバケーブルが曲がりにくくなるという課題がある。このため、光ファイバ心線を高密度に収容可能であり、敷設作業や曲げ等の取り扱い性は従来の光ファイバケーブルと同等である光ファイバケーブルが望まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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