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公開番号2024146043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058717
出願日2023-03-31
発明の名称ステアリングホイールへのケーブルの接続構造
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 1/04 20060101AFI20241004BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車体側とステアリング側との間において、高速通信に供される接続に対応可能なステアリングホイールへのケーブルの接続構造を提供すること。
【解決手段】本発明のステアリングホイールへのケーブルの接続構造は、車体側40と、正逆方向に回転するステアリングホイール21を含むステアリング側20と、を電気的に接続するステアリングホイールへのケーブルの接続構造であって、
ケーブルの少なくとも一部(撚り線36)が、中空筒状で導電性を有し、ステアリングホイール21とともに回転するシャフト32内を貫通しており、
車体側40とステアリング側20との間の通信に供される接続が、シャフト32内を貫通するケーブル36によって為されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体側と、正逆方向に回転するステアリングホイールを含むステアリング側と、を電気的に接続するステアリングホイールへのケーブルの接続構造であって、
前記ケーブルの少なくとも一部が、中空筒状で導電性を有し、前記ステアリングホイールとともに回転するシャフト内を貫通しており、
前記車体側と前記ステアリング側との間の通信に供される接続が、前記シャフト内を貫通するケーブルによって為されている、ステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記シャフト内を貫通するケーブルの一端が前記ステアリング側の電気回路に電気的に接続され、他端が前記車体側の電気回路に電気的に接続されている、請求項1に記載のステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
【請求項3】
前記ケーブルのうち、前記シャフト内を貫通するケーブル以外のケーブルが、回転コネクタ装置を介して前記車体側と前記ステアリング側とを電気的に接続している、請求項1または2に記載のステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
【請求項4】
前記シャフト内を貫通するケーブルの一端が、前記ステアリング側に設けられたスイッチ及び/または分岐を介して前記ステアリング側の電気回路に接続されている、請求項2に記載のステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
【請求項5】
前記シャフト内を貫通するケーブルの一端が、前記シャフト内を貫通後、前記シャフトの軸方向に対して角度を有して配策され、前記ステアリング側の電気回路のコネクタに接続されている、請求項2に記載のステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
【請求項6】
前記シャフト内を貫通するケーブルの一端が、前記シャフト内を貫通後、前記ステアリング側の部材に固定されてから、前記ステアリング側の電気回路のコネクタに接続されている、請求項2に記載のステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
【請求項7】
前記シャフト内を貫通するケーブルの他端が、前記シャフト内を貫通後、前記車体側の部材に固定されてから、前記車体側の電気回路のコネクタに接続されている、請求項2に記載のステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
【請求項8】
前記シャフト内を貫通するケーブルと前記シャフトとの間に緩衝部材が配されている、請求項1または2に記載のステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
【請求項9】
前記シャフト内を貫通するケーブルが丸型電線である、請求項1または2に記載のステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
【請求項10】
前記シャフト内を貫通するケーブルが撚り線である、請求項1または2に記載のステアリングホイールへのケーブルの接続構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の車体におけるステアリングホイールへのケーブルの接続構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車においては、車体側に取り付けられた電気回路と、正逆方向に回転するステアリング側に取り付けられた電気回路との間は、一般に、フラットケーブルを用いた回転コネクタ装置によって接続されていた。
【0003】
回転コネクタ装置は、ステアリングホイールが結合したステアリングシャフトを中空円環状体に嵌合させ、この中空円環状体を車体側に固定された筒状枠体の内側に正逆方向に回転自在に組み合わせる。そして、フラットケーブルの長手方向の一端部を前記中空円環状体に取り付けてステアリング側の部品に接続し、他端部を前記筒状枠体に取り付けて車体側の部品に接続し、フラットケーブルを前記中空円環状体と前記筒状枠体との間に形成された環状空間内に収容してなる。
【0004】
回転コネクタ装置は、必要な回路数が増えた場合にも、フラットケーブルの枚数を例えば4枚に増やして周方向に等間隔(4枚であれば中心角90°)に配することで容易に、増やしたフラットケーブルの枚数分回路数を増やすことができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
近年の安全装置の電子化や高度化、さらには自動運転技術の発達等により、ステアリングホイールに組み込まれるデバイスや電子部品の数も著しく増加している。そのような時流においても回転コネクタ装置は、周方向に分かれたそれぞれのフラットケーブルをさらに複数枚重ねた状態にすることが可能であり、増加する回路数への対応の余地が残されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-208223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
今後の自動運転の進歩に伴い、ステアリングホイールには、カメラやディスプレイ等を代表とする広帯域の通信が必要となる各種デバイスが搭載されるようになる。しかし、一般的なフラットケーブルによる回転コネクタ装置では、電気的要件を満足することが難しいため、高速通信に適用することは困難である。
【0008】
したがって、本発明は、車体側とステアリング側との間において、高速通信に供される接続に対応可能なステアリングホイールへのケーブルの接続構造を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は、以下の本発明の一態様によって解決される。即ち、本発明の一態様にかかるステアリングホイールへのケーブルの接続構造は、車体側と、正逆方向に回転するステアリングホイールを含むステアリング側と、を電気的に接続するステアリングホイールへのケーブルの接続構造であって、
前記ケーブルの少なくとも一部が、中空筒状で導電性を有し、前記ステアリングホイールとともに回転するシャフト内を貫通しており、
前記車体側と前記ステアリング側との間の通信に供される接続が、前記シャフト内を貫通するケーブルによって為されている。
【0010】
本発明の一態様においては、前記シャフト内を貫通するケーブルの一端が前記ステアリング側の電気回路に電気的に接続され、他端が前記車体側の電気回路に電気的に接続されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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