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公開番号2024144806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023056927
出願日2023-03-31
発明の名称状態検知システムおよび状態検知方法
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01R 31/389 20190101AFI20241004BHJP(測定;試験)
要約【課題】バッテリの正確な抵抗を測定することができる状態検知システムおよび状態検知方法を提供する。
【解決手段】状態検知システムは、複数の負荷における少なくとも1つ以上の動作時におけるリップル電流値およびリップル電圧値を取得する取得部151と、リップル電流値およびリップル電圧値に基づいて、リップル抵抗値を算出する算出部152と、動作した負荷6、リップル電流値およびリップル電圧値に基づいて、バッテリ2と負荷6とを電気的に接続するハーネスのハーネス抵抗値を特定する特定部153と、リップル抵抗値からハーネス抵抗値を減算したバッテリ2の内部抵抗値をバッテリ2の状態と推定する推定部154と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の負荷それぞれに電力を放電する充放電可能なバッテリの状態を検知する状態検知センサを備える状態検知システムであって、
前記複数の負荷における少なくとも1つ以上の動作時におけるリップル電流値およびリップル電圧値を取得する取得部と、
前記リップル電流値および前記リップル電圧値に基づいて、リップル抵抗値を算出する算出部と、
動作した前記負荷、前記リップル電流値および前記リップル電圧値に基づいて、前記バッテリと前記負荷とを電気的に接続するハーネスのハーネス抵抗値を特定する特定部と、
前記リップル抵抗値から前記ハーネス抵抗値を減算した前記バッテリの内部抵抗値を前記バッテリの状態と推定する推定部と、
を備える、
状態検知システム。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1に記載の状態検知システムであって、
前記特定部は、
前記リップル電圧値、前記リップル電流値および前記リップル抵抗値に基づいて、前記複数の負荷の中から動作した前記負荷を特定し、該動作した前記負荷の内部抵抗を用いて前記ハーネス抵抗値を特定する、
状態検知システム。
【請求項3】
請求項2に記載の状態検知システムであって、
前記取得部は、
前記リップル電流値および前記リップル電圧値を取得して記憶部に格納し、
前記算出部は、
前記記憶部に格納された前記リップル電流値の積算値および前記リップル電圧値の積算値に基づいて、前記リップル抵抗値を算出して前記記憶部に格納し、
前記特定部は、
前記記憶部に格納された前記リップル電圧値、前記リップル電流値および前記リップル抵抗値に基づくヒストグラムを用いて、前記複数の負荷の中から動作した前記負荷を特定する、
状態検知システム。
【請求項4】
請求項1に記載の状態検知システムであって、
前記推定部は、
前記バッテリの内部抵抗値に対して、前記バッテリのSOCおよび前記バッテリの温度の少なくとも一方に基づく補正値を乗じることによって前記バッテリの状態を推定する、
状態検知システム。
【請求項5】
複数の負荷それぞれに電力を放電する充放電可能なバッテリの状態を検知する状態検知センサを備える状態検知システムが実行する状態検知方法であって、
前記複数の負荷における少なくとも1つ以上の動作時におけるリップル電流値およびリップル電圧値を取得する取得ステップと、
前記リップル電流値および前記リップル電圧値に基づいて、リップル抵抗値を算出する算出ステップと、
動作した前記負荷、前記リップル電流値および前記リップル電圧値に基づいて、前記バッテリと前記負荷とを電気的に接続するハーネスのハーネス抵抗値を特定する特定ステップと、
前記リップル抵抗値から前記ハーネス抵抗値を減算した前記バッテリの内部抵抗値を前記バッテリの状態と推定する推定ステップと、
を含む、
状態検知方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、状態検知システムおよび状態検知方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されたバッテリの状態を検出するバッテリ状態監視表示装置として、バッテリ供給ラインに存在するリップル電圧を基準としてバッテリの状態を推定する技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-98008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1では、バッテリが負荷に応じて充放電する場合、負荷の種類に応じてバッテリから負荷までのハーネスのハーネス抵抗値が異なることで、バッテリの正確な抵抗を測定することが難しかった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、バッテリの正確な抵抗を測定することができる状態検知システムおよび状態検知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る状態検知システムは、複数の負荷それぞれに電力を放電する充放電可能なバッテリの状態を検知する状態検知センサを備える状態検知システムであって、前記複数の負荷における少なくとも1つ以上の動作時におけるリップル電流値およびリップル電圧値を取得する取得部と、前記リップル電流値および前記リップル電圧値に基づいて、リップル抵抗値を算出する算出部と、動作した前記負荷、前記リップル電流値および前記リップル電圧値に基づいて、前記バッテリと前記負荷とを電気的に接続するハーネスのハーネス抵抗値を特定する特定部と、前記リップル抵抗値から前記ハーネス抵抗値を減算した前記バッテリの内部抵抗値を前記バッテリの状態と推定する推定部と、を備える。
【0007】
また、本開示に係る状態検知システムは、上記開示において、前記特定部は、前記リップル電圧値、前記リップル電流値および前記リップル抵抗値に基づいて、前記複数の負荷の中から動作した前記負荷を特定し、特定した動作した前記負荷の内部抵抗を用いて前記ハーネス抵抗値を特定する。
【0008】
また、本開示に係る状態検知システムは、上記開示において、前記取得部は、前記リップル電流値および前記リップル電圧値を取得して記憶部に格納し、前記算出部は、前記記憶部に格納された前記リップル電流値の積算値および前記リップル電圧値の積算値に基づいて、前記リップル抵抗値を算出して前記記憶部に格納し、前記特定部は、前記記憶部に格納された前記リップル電圧値、前記リップル電流値および前記リップル抵抗値に基づくヒストグラムを用いて、前記複数の負荷の中から動作した前記負荷を特定する。
【0009】
また、本開示に係る状態検知システムは、上記開示において、前記推定部は、前記バッテリの内部抵抗値に対して、前記バッテリのSOCおよび前記バッテリの温度の少なくとも一方に基づく補正値を乗じることによって前記バッテリの状態を推定する。
【0010】
また、本開示に係る状態検知方法は、上記開示において、複数の負荷それぞれに電力を放電する充放電可能なバッテリの状態を検知する状態検知センサを備える状態検知システムが実行する状態検知方法であって、前記複数の負荷における少なくとも1つ以上の動作時におけるリップル電流値およびリップル電圧値を取得する取得ステップと、前記リップル電流値および前記リップル電圧値に基づいて、リップル抵抗値を算出する算出ステップと、動作した前記負荷、前記リップル電流値および前記リップル電圧値に基づいて、前記バッテリと前記負荷とを電気的に接続するハーネスのハーネス抵抗値を特定する特定ステップと、前記リップル抵抗値から前記ハーネス抵抗値を減算した前記バッテリの内部抵抗値を前記バッテリの状態と推定する推定ステップと、を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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