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公開番号2024144256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2024045226
出願日2024-03-21
発明の名称電力ケーブル用終端接続部
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 15/064 20060101AFI20241003BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】碍管内に混入した異物を捕捉することが可能な電力ケーブル用終端接続部を実現する。
【解決手段】電力ケーブル10と、電力ケーブル10の所定箇所に装着されたストレスコーン16と、ストレスコーン16とともに電力ケーブル10の一端側を内部に収容する縦置き型の碍管20と、碍管20の下端部を塞ぐ底板体40と、碍管20の上端部を塞ぐ蓋体30と、碍管20の内部に充填された絶縁流体23とを備えた電力ケーブル用終端接続部100において、碍管20内に絶縁流体23中の異物を捕捉するための捕捉体70を配設するようにした。捕捉体70にはメッシュ状部材や多孔質部材を用いることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力ケーブルと、
前記電力ケーブルの所定箇所に装着されたストレスコーンと、
前記ストレスコーンとともに前記電力ケーブルの一端側を内部に収容する縦置き型の碍管と、
前記碍管の下端部を塞ぐ底板体と、
前記碍管の上端部を塞ぐ蓋体と、
前記碍管の内部に充填された絶縁流体と、
を備えた電力ケーブル用終端接続部であって、
前記碍管内には、前記絶縁流体中の異物を捕捉するための捕捉体が配設されていることを特徴とする電力ケーブル用終端接続部。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記捕捉体は、メッシュ状部材からなることを特徴とする請求項1に記載の電力ケーブル用終端接続部。
【請求項3】
前記捕捉体は、前記メッシュ状部材が複数積層されてなることを特徴とする請求項2に記載の電力ケーブル用終端接続部。
【請求項4】
前記捕捉体は、前記底板体の上面に配設されており、前記複数のメッシュ状部材はそれぞれの網目をずらした配置で積層されていることを特徴とする請求項3に記載の電力ケーブル用終端接続部。
【請求項5】
前記捕捉体は、前記底板体の上面に配設されており、前記複数のメッシュ状部材は上層側に配置されたものの網目が下層側に配置されたものの網目より大きいことを特徴とする請求項3に記載の電力ケーブル用終端接続部。
【請求項6】
前記捕捉体は、前記底板体の上面に配設されており、前記複数のメッシュ状部材は網目が大きいものほど上層側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電力ケーブル用終端接続部。
【請求項7】
前記捕捉体における最上層の前記メッシュ状部材の上に、その最上層のメッシュ状部材よりも網目が小さいメッシュ状部材をさらに設けたことを特徴とする請求項6に記載の電力ケーブル用終端接続部。
【請求項8】
前記捕捉体における最下層の前記メッシュ状部材の下に、その最下層のメッシュ状部材よりも網目が大きいメッシュ状部材をさらに設けたことを特徴とする請求項6に記載の電力ケーブル用終端接続部。
【請求項9】
前記捕捉体は、前記底板体の上面に配設された複数のメッシュ状部材を有しており、前記複数のメッシュ状部材は網目が大きいものほど前記碍管寄りに配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電力ケーブル用終端接続部。
【請求項10】
前記捕捉体は、前記蓋体の下面に配設されており、前記複数のメッシュ状部材はそれぞれの網目をずらした配置で積層されていることを特徴とする請求項3に記載の電力ケーブル用終端接続部。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力ケーブル用終端接続部に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電力ケーブル用終端接続部は、電力ケーブルに電界緩和用ゴムユニット(ストレスコーン)が装着され、その周囲に絶縁油が充填された絶縁碍管が取り付けられた構造を有するものが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-22402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の電界緩和用ゴムユニット(ストレスコーン)は、円筒状であり、その上部側が平坦になっている。上部側に平坦面があると、電力ケーブルに電界緩和用ゴムユニットを差し込む際の押圧面とすることができるため、電界緩和用ゴムユニットの装着が容易になる。これは、上部側の平坦面に板状の挿入冶具を当てることにより、電界緩和用ゴムユニットを電力ケーブルに押し込み易くなるからである。
そして、電力ケーブルに押し込まれた電界緩和用ゴムユニットは、ゴムの収縮力によって電力ケーブルに圧着し、長期的に安定した界面面圧が保持される。
【0005】
このような電力ケーブル用終端接続部が鉛直方向に立設される場合、碍管内に異物が混入していると、その異物が電界緩和用ゴムユニットに付着、堆積することがあり、それに伴い電界緩和用ゴムユニット付近の電界分布が変化してしまうことがある。
電界緩和用ゴムユニットと絶縁油と電力ケーブルの3点が接する箇所は絶縁破壊の起点となり易いことが知られており、電界緩和用ゴムユニットに異物が堆積して予想外の電界分布の変化が生じると、それが絶縁破壊の要因になりうることから、これを回避することが望ましい。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、碍管内に混入した異物を捕捉することが可能な電力ケーブル用終端接続部を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
電力ケーブルと、
前記電力ケーブルの所定箇所に装着されたストレスコーンと、
前記ストレスコーンとともに前記電力ケーブルの一端側を内部に収容する縦置き型の碍管と、
前記碍管の下端部を塞ぐ底板体と、
前記碍管の上端部を塞ぐ蓋体と、
前記碍管の内部に充填された絶縁流体と、
を備えた電力ケーブル用終端接続部であって、
前記碍管内には、前記絶縁流体中の異物を捕捉するための捕捉体が配設されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電力ケーブル用終端接続部において、
前記捕捉体は、メッシュ状部材からなることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電力ケーブル用終端接続部において、
前記捕捉体は、前記メッシュ状部材が複数積層されてなることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電力ケーブル用終端接続部において、
前記捕捉体は、前記底板体の上面に配設されており、前記複数のメッシュ状部材はそれぞれの網目をずらした配置で積層されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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