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公開番号2024140503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051666
出願日2023-03-28
発明の名称状態検知システムおよび状態検知方法
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01R 31/389 20190101AFI20241003BHJP(測定;試験)
要約【課題】製造コストを抑え、小型化を図るとともに、二次電池の状態を正確に検出することができる状態検知システムおよび状態検知方法を提供する。
【解決手段】状態検知システムは、バッテリ2の内部抵抗値が測定可能となったタイミングで状態検知センサ8をアクティブ状態に動作させ、車両1のECU7へ状態検知センサ8がアクティブ状態になったことを通知する出力制御部154と、バッテリ2を放電させる動作制御部151と、バッテリ2が放電している際に、状態検知センサ8が検知したバッテリ2の電圧値および電流値それぞれを取得する取得部152と、電圧値および電流値に基づいて、バッテリ2の内部抵抗値を検知する検知部153と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
充電可能なバッテリの状態を検知する状態検知センサを備える状態検知システムであって、
前記バッテリの内部抵抗値が測定可能となったタイミングで前記状態検知センサをアクティブ状態に動作させ、車両の制御装置へ前記状態検知センサがアクティブ状態になったことを通知する出力制御部と、
前記バッテリを放電させる動作制御部と、
前記バッテリが放電している際に、前記状態検知センサが検知した前記バッテリの電圧値および電流値それぞれを取得する取得部と、
前記電圧値および前記電流値に基づいて、前記バッテリの内部抵抗値を検知する検知部と、
を備える、
状態検知システム。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1に記載の状態検知システムであって、
前記動作制御部は、
前記状態検知センサをアクティブ状態に遷移後に、所定の負荷を動作させる、
状態検知システム。
【請求項3】
請求項2に記載の状態検知システムであって、
前記所定の負荷は、
前記動作制御部によって予め設定された車両の電装品を動作させることによって生じる負荷または前記状態検知センサがアクティブ状態になった後に、車両の制御装置から予め設定された車両の電装品を動作させることによって生じる負荷である、
状態検知システム。
【請求項4】
請求項3に記載の状態検知システムであって、
前記取得部は、
前記状態検知センサがアクティブ状態となった後に前記所定の負荷が動作するまで前記電圧値および前記電流値を連続的に取得して記憶する、
状態検知システム。
【請求項5】
請求項4に記載の状態検知システムであって、
前記検知部は、
前記所定の負荷の動作による電流値の変化が閾値以上となった前後の前記電流値および前記電圧値に基づいて、前記内部抵抗値を検知する、
状態検知システム。
【請求項6】
請求項5に記載の状態検知システムであって、
前記検知部が検知した前記内部抵抗値を前記車両の制御装置へ出力する出力制御部をさらに備える、
状態検知システム。
【請求項7】
充電可能なバッテリの状態を検知する状態検知センサを備える状態検知システムが実行する状態検知方法であって、
前記バッテリの内部抵抗値が測定可能となったタイミングで前記状態検知センサをアクティブ状態に動作させる動作ステップと、
車両の制御装置へ前記状態検知センサがアクティブ状態になったことを通知する出力制御ステップと、
前記バッテリを放電させる動作制御ステップと、
前記バッテリが放電している際に、前記状態検知センサが検知した前記バッテリの電圧値および電流値それぞれを取得する取得ステップと、
前記電圧値および前記電流値に基づいて、前記バッテリの内部抵抗値を検知する検知ステップと、
を含む、
状態検知方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、状態検知システムおよび状態検知方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載された二次電池の状態を検出する二次電池状態検出装置として、車両に装備された所定の電装品を所定のタイミングで動作させ、二次電池が放電している際に、二次電池の電圧および電流を測定することによって二次電池の状態を検出する技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
また、二次電池状態検出装置として、一定周期の充電電流パルスまたは放電電流パルスを二次電池に印加可能な充放電回路を設けることによって二次電池の状態を検出する技術が知られている(例えば特許文献2を参照)。この技術では、充電電流パルスまたは放電電流パルスの印加開始タイミングから所定の周波数が経過したタイミング以降の二次電池の入力電圧と応答電圧を用いて二次電池の内部インピーダンスを算出することによって二次電池の状態を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-96726号公報
特開2005-100969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1では、二次電池状態検出装置の状態を考慮しておらず、二次電池状態検出装置の状態によっては二次電池から負荷へ供給する電力が変動するうえ、二次電池の電圧も一定でなく変動することで、正確な状態を検出することが難しかった。
【0006】
さらに、特許文献2では、別途、充電電流パルスまたは放電電流パルスを二次電池に印加可能な充放電回路を設けなければならないため、装置の製造コストが高くなるうえ、装置の小型化を図ることが困難だった。
【0007】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、製造コストを抑え、小型化を図るとともに、二次電池の状態を正確に検出することができる状態検知システムおよび状態検知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る状態検知システムは、充電可能なバッテリの状態を検知する状態検知センサを備える状態検知システムであって、前記バッテリの内部抵抗値が測定可能となったタイミングで前記状態検知センサをアクティブ状態に動作させ、車両の制御装置へ前記状態検知センサがアクティブ状態になったことを通知する出力制御部と、前記バッテリを放電させる動作制御部と、前記バッテリが放電している際に、前記状態検知センサが検知した前記バッテリの電圧値および電流値それぞれを取得する取得部と、前記電圧値および前記電流値に基づいて、前記バッテリの内部抵抗値を検知する検知部と、を備える。
【0009】
また、本開示に係る状態検知システムは、上記開示において、前記動作制御部は、前記状態検知センサをアクティブ状態に遷移後に、所定の負荷を動作させる。
【0010】
また、本開示に係る状態検知システムは、上記開示において、前記所定の負荷は、前記動作制御部によって予め設定された車両の電装品を動作させることによって生じる負荷または前記状態検知センサがアクティブ状態になった後に、車両の制御装置から予め設定された車両の電装品を動作させることによって生じる負荷である。
(【0011】以降は省略されています)

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