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公開番号2024148601
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061875
出願日2023-04-06
発明の名称レンズ組立体
出願人株式会社トライ-アングル
代理人個人,個人
主分類G02B 3/00 20060101AFI20241010BHJP(光学)
要約【課題】複数のレンズを重ね合わせた場合に足し合わせた正確な拡大率とすることができるうえ、使用中の視認性が安定するレンズ組立体を提供すること。
【解決手段】少なくとも3つのレンズ11・12・13と各レンズ11・12・13を各々固定する少なくとも3つの枠体21・22・23とを備えたレンズ組立体100において、前記枠体21・22・23は各々の一部が連結することで一体に構成されるとともに、レンズ同士が厚み方向に重なる位置となるように移動可能であり、
前記枠体21・22・23は少なくとも最も外側となる2つのレンズ11・13を平行かつ当接しないように重ね合わせることができるようにした。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも3つのレンズと各レンズを各々固定する少なくとも3つの枠体とを備えたレンズ組立体において、
前記枠体は各々の一部が連結することで一体に構成されるとともに、レンズ同士が厚み方向に重なる位置となるように移動可能であり、
前記枠体は少なくとも最も外側となる2つのレンズを平行かつ当接しないように重ね合わせることができることを特徴とする、レンズ組立体。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記枠体には位置固定手段を備えることにより、前記レンズ同士を上下に重ね合わせた位置において、重力によって上方のレンズから下方のレンズが離間しないことを特徴とする、請求項1に記載のレンズ体。
【請求項3】
前記レンズは第一のレンズと、第二のレンズと、第三のレンズとを有し、
前記枠体は前記第一のレンズを固定する第一の枠体と、前記第二のレンズを固定する第二の枠体と、前記第三のレンズを固定する第三の枠体とを有し、
前記第二の枠体には第一の回転基準部と第二の回転基準部が設けられ、
前記第一の枠体は前記第一の回転基準部に対して回転可能に取り付けられ、
前記第三の枠体は前記第二の回転基準部に対して回転可能に取り付けられるとともに、第二のレンズの厚み方向に平行移動可能であることを特徴とする、請求項1または2に記載のレンズ組立体。
【請求項4】
前記第二の回転基準部は長方形の両端に半円形を組み合わせた形状の穴であり、
前記第三の枠体には前記穴に挿入可能な軸部が設けられ、
前記軸部が前記穴に対して回転可能であるとともに、前記穴の長手方向に摺動可能に構成されていることを特徴とする、請求項3に記載のレンズ組立体。
【請求項5】
老眼度数を測定するための測定器であることを特徴とする、請求項1または2に記載のレンズ組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のレンズを重ね合わせることでレンズの枚数以上の拡大縮小率を得ることができる可搬型のレンズ組立体に関する。特に、老眼鏡購入時に自身の老眼の度数を簡易的に調べたり、手元の文字等を拡大して視認したりするためのレンズ組立体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
光学装置の中には、複数のレンズを組み合わせることで所定の拡大率を得るようにするものが多くある。中には、随意にレンズの組み合わせを変更して用いることができるものもある。
【0003】
このように、レンズの組み合わせを変更することができるレンズ組立体のひとつの応用例として、老眼度数を簡易的に測定する器具が挙げられる。
所定の度数のレンズが入った既成の老眼鏡を購入する場合、自らの眼の老眼度数を知る必要がある。前記の器具は、このようなときに、所定の老眼度数のレンズを単体または組み合わせて眼前に配置して用いる。そして、視認性が良好であったときのレンズの度数を確認することで、自らの老眼度数を知ることができる。
【0004】
この点、従来においては、本願の出願人は、折り畳み可能に構成した台紙に複数のレンズを配設させ、台紙を折り畳むことでレンズ同士が重なりあうように構成した簡易式老眼鏡選択器具の特許出願を行っている(特許文献1参照)。
この技術では、台紙の折り畳み方を変更することで、レンズ単体で視認したり、レンズを複数組み合わせて視認したりすることができる。
【0005】
特許文献1の技術を詳述すると、図6に示すように、前記簡易式等眼鏡選択器具900は、折り線を設けることで折畳み可能に連接されたレンズ台紙91に、折り部96・96…で区画された箇所ごとに、所定度数の検眼レンズ92~94を配設して度数毎に折曲・展開可能としている。
台紙のレンズ近傍には該当する検眼レンズの度数を表示しておく一方、これらのレンズ台紙91の中の1枚には、検眼レンズ92~94を覗き見るための検眼孔95を開設している。この検眼孔95を通して検眼レンズ92~94の中から選んだ1枚、または複数のレンズを重ねて度数を確認可能に構成されている。
【0006】
また、別の応用例としては、携帯可能な拡大用ルーペが挙げられる。
手元の小さな文字を読んだり、作業において小さな物を視認したりする必要があるときには、柄のついた拡大鏡を用いる場合がある。しかし、柄のついた拡大鏡は携帯性に乏しいうえ、レンズが1つしかないため、視認対象物に対して拡大率を変更することができない。
そこで、所定のケース体に複数のレンズを出し入れ可能に構成するとともに、レンズを組み合わせて用いることができるルーペが用いられている(特許文献2参照)。
【0007】
特許文献2は、前記のような携帯可能な拡大ルーペにおいて、複数のレンズのひとつを時計等の装飾物とすることを特徴とする技術である。しかし、その基本構成は、対向配置した外装板によりケースを構成し、外装板の間に保持軸を設け、保持軸に複数のレンズを回転可能に装着している。そして、保持軸まわりにレンズを回動させることで、任意のレンズをケースから出し入れすることができるようになっている。
このとき、複数のレンズを引き出すことで、レンズを組み合わせて視認することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
実用新案登録第3201979号公報
特開2006-119391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献1の技術においては、台紙の折り畳みによってレンズ同士を重ね合わせるものであるため、重ねたレンズの中心軸がずれやく、レンズ同士を平行に重ね合わせるのが困難である。そのため、視認性が変動しやすく、老眼度数の判断に支障がある。
【0010】
また、特許文献1の構成では、台紙に凸レンズを挟持した構成であるため、レンズの最も厚い部分が台紙表面から突出した状態となっている。レンズが台紙から突出していると、台紙を折り畳んで重ね合わせたとき、レンズ同士が当接してしまい、レンズが傷つくという問題もある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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