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公開番号2025136823
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035694
出願日2024-03-08
発明の名称透過型及び反射型顕微鏡
出願人個人,個人
代理人個人,個人
主分類G02B 21/00 20060101AFI20250911BHJP(光学)
要約【課題】
本発明は、一台にて透過型及び反射型の顕微鏡として使用でき、可搬性に優れた顕微鏡を提供することを目的とする。
【解決手段】
試料保持部1と、対物レンズ保持部2と、試料1aの一方側から光を照射する反射用光源3aを保持する反射用光源保持部3と、試料1aの他方側から光を照射する透過用光源4aを保持する透過用光源保持部4と、光を一部反射し一部透過するハーフミラー5aを保持するハーフミラー保持部5と、光を受ける結像レンズ6aを保持する結像レンズ保持部6と、光を受光する撮像装置7aを保持する撮像装置保持部7と、試料保持部1、対物レンズ保持部2、反射用光源保持部3、透過用光源保持部4、ハーフミラー保持部5、結像レンズ保持部6及び撮像装置保持部7の各々の係合部と着脱可能に係合する複数の被係合部を有する基台Bを備えるなどの顕微鏡によって解決することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
試料を保持する試料保持部と、
対物レンズを保持する対物レンズ保持部と、
前記対物レンズを通して前記試料に光を照射する反射用光源を保持する反射用光源保持部と、
前記対物レンズとは反対側から前記試料に光を照射する透過用光源を保持する透過用光源保持部と、
前記反射用光源からの光が前記試料により反射された反射光又は前記透過用光源からの光が前記試料を透過した透過光を一部反射し一部透過するハーフミラーを保持するハーフミラー保持部と、
前記ハーフミラーにより反射又は透過された光の一方を受ける結像レンズを保持する結像レンズ保持部と、
前記結像レンズを透過した光を受光する撮像装置を保持する撮像装置保持部と、
前記試料保持部、前記対物レンズ保持部、前記反射用光源保持部、前記透過用光源保持部、前記ハーフミラー保持部、前記結像レンズ保持部及び前記撮像装置保持部の各係合部と着脱可能に係合する複数の被係合部を有し略T字状又は略Y状に分岐する基台を備え、
前記試料保持部又は前記撮像装置保持部の少なくとも一方が、前記反射用光源からの光又は前記透過用光源からの光の少なくとも一方が進む光路に沿う方向に、前記基台に対して移動可能であることを特徴とする透過型及び反射型顕微鏡。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記基台と係合する前記対物レンズ保持部、前記ハーフミラー保持部及び前記結像レンズ保持部における各係合部が、係合方向と直角に切断した断面視において回転対称性を有していない形状であることを特徴とする請求項1に記載の透過型及び反射型顕微鏡。
【請求項3】
前記基台に、レーザー光を前記試料に照射する部材を配設可能である拡張基台を接続する接続部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の透過型及び反射型顕微鏡。
【請求項4】
前記ハーフミラーと前記反射用光源の光路間に、第一直線偏光子が保持され前記基台に着脱可能に係合される第一偏光子保持部と、
前記対物レンズと前記透過用光源の光路間に、第二直線偏光子が保持され前記基台に着脱可能に係合される第二偏光子保持部と、
前記ハーフミラーと前記撮像装置の光路間に、第三直線偏光子が保持され前記基台に着脱可能に係合される第三偏光子保持部のうち、
前記第一偏光子保持部及び前記第三偏光子保持部、又は前記第二偏光子保持部及び前記第三偏光子保持部のいずれかを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の透過型及び反射型顕微鏡。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、1台で透過型顕微鏡としても反射型顕微鏡としても使用することができる顕微鏡に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、光源からの照射光が生体組織や鉱物などの薄片である試料を透過して対物レンズに入り、試料の分光特性や光の位相の変化、回折・散乱、屈折などの影響を受けたその透過光により、それらの細胞や組織などを観察することができる透過型の顕微鏡や、光源からの照射光が対物レンズを通して透光性を有していない試料に反射して、光の反射率や吸収率の相違や光の位相の変化、回折・散乱、屈折などの影響を受けたその反射光により、その組織を観察することができる反射型の顕微鏡が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、対物レンズとコンデンサレンズとを検査対象基板を介して対向配置し、かつ前記対物レンズを光軸方向に移動させる第1の移動機構と前記コンデンサレンズを前記光軸方向に移動させる第2の移動機構とを備えた透過型の顕微鏡装置が開示されている。
【0004】
そして、特許文献2には、対物レンズと、直線偏光の照明光を、前記対物レンズを通して試料に斜めに入射させる照明光学系であって、前記照明光を前記対物レンズの軸を中心として回転対称となるn方向(nは8以上の4の倍数)から入射させることができる、照明光学系と、前記照明光が前記試料によって反射されることによって生ずる反射光が、再び前記対物レンズを通過した後に入射される検光子と、前記検光子を通過した前記反射光を受けて、前記試料の磁化状態を反映した前記n方向からの前記照明光の入射に対応したn枚の画像を出力する撮像装置などを備える反射型の顕微鏡が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-98436号公報
特開2018-116136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1における透過型の顕微鏡装置は、透過型専用の顕微鏡であり反射型の顕微鏡として使用することができず、また、特許文献2の反射型の顕微鏡は、反射型専用の顕微鏡であり透過型の顕微鏡として使用することができず、用途に合わせてそれらの2種類の顕微鏡を用意することは、煩雑であり、高コストであるという課題があった。また、一台にて透過型の顕微鏡としても反射型の顕微鏡としても使用することができる顕微鏡を作製したとしても、体積が大きくなり簡便に持ち運ぶことができないおそれもある。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、用途に応じて、一台にて透過型の顕微鏡として使用することも、反射型の顕微鏡としても使用することもでき、持ち運びしやすい透過型及び反射型顕微鏡を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
〔1〕本発明は、試料(1a)を保持する試料保持部(1)と、対物レンズ(2a)を保持する対物レンズ保持部(2)と、前記対物レンズ(2a)を通して前記試料(1a)に光を照射する反射用光源(3a)を保持する反射用光源保持部(3)と、前記対物レンズ(2a)とは反対側から前記試料(1a)に光を照射する透過用光源(4a)を保持する透過用光源保持部(4)と、前記反射用光源(3a)からの光が前記試料(1a)により反射された反射光又は前記透過用光源(4a)からの光が前記試料(1a)を透過した透過光を一部反射し一部透過するハーフミラー(5a)を保持するハーフミラー保持部(5)と、前記ハーフミラー(5a)により反射又は透過された光の一方を受ける結像レンズ(6a)を保持する結像レンズ保持部(6)と、前記結像レンズ(6a)を透過した光を受光する撮像装置(7a)を保持する撮像装置保持部(7)と、前記試料保持部(1)、前記対物レンズ保持部(2)、前記反射用光源保持部(3)、前記透過用光源保持部(4)、前記ハーフミラー保持部(5)、前記結像レンズ保持部(6)及び前記撮像装置保持部(7)の各係合部(11、21、31、41、51、61、71)と着脱可能に係合する複数の被係合部(B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7)を有し略T字状又は略Y状に分岐する基台(B)を備え、前記試料保持部(1)又は前記撮像装置保持部(7)の少なくとも一方が、前記反射用光源(3)からの光又は前記透過用光源(4)からの光の少なくとも一方が進む光路に沿う方向に、前記基台(B)に対して移動可能であることを特徴とする透過型及び反射型顕微鏡である。
【0009】
〔2〕そして、前記基台(B)と係合する前記対物レンズ保持部(2)、前記ハーフミラー保持部(5)及び前記結像レンズ保持部(6)における各係合部(21、51、61)が、係合方向と直角に切断した断面視において回転対称性を有していない形状であることを特徴とする前記〔1〕に記載の透過型及び反射型顕微鏡である。
【0010】
〔3〕そして、前記基台(B)に、レーザー光を前記試料(1a)に照射する部材を配設可能である拡張基台(EB)を接続する接続部(Bα)を備えることを特徴とする前記〔1〕に記載の透過型及び反射型顕微鏡である。
(【0011】以降は省略されています)

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