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公開番号2024148801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062256
出願日2023-04-06
発明の名称撮像レンズ
出願人カンタツ株式会社
代理人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20241010BHJP(光学)
要約【課題】可視光から近赤外光の波長領域で諸収差を良好に補正できる小型の撮像レンズを提供する。
【解決手段】物体側から像側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、負の屈折力を有する第4レンズL4とから構成され、第1レンズL1は近軸において物体側が凸面であり、第2レンズL2は近軸において像側が凹面であり、第3レンズL3は近軸において像側が凸面のメニスカス形状であり、第4レンズL4は近軸において像側が凸面のメニスカス形状である。第3レンズL3の光軸上の厚みD3、第3レンズL3の像側の面から第4レンズL4の物体側の面までの光軸上の距離T3、第4レンズL4の像側の面の近軸曲率半径r8、撮像レンズ全系の焦点距離fとして、次の条件式を満足する。
(1)0.40<D3/T3<1.60
(2)-0.50<r8/f<-0.10
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側に向かって順に配置された、
正の屈折力を有する第1レンズと、
負の屈折力を有する第2レンズと、
正の屈折力を有する第3レンズと、
負の屈折力を有する第4レンズとから構成され、
前記第1レンズは、近軸において物体側が凸面であり、
前記第2レンズは、近軸において像側が凹面であり、
前記第3レンズは、近軸において像側が凸面のメニスカス形状であり、
前記第4レンズは、近軸において像側が凸面のメニスカス形状であるとともに、
以下の条件式(1)および(2)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
(1)0.40<D3/T3<1.60
(2)-0.50<r8/f<-0.10
ただし、
D3:第3レンズの光軸上の厚み
T3:第3レンズの像側の面から第4レンズの物体側の面までの光軸上の距離
r8:第4レンズの像側の面の近軸曲率半径
f:撮像レンズ全系の焦点距離
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
(3)-1.20<r7/T3<-0.20
ただし、
r7:第4レンズの物体側の面の近軸曲率半径
T3:第3レンズの像側の面から第4レンズの物体側の面までの光軸上の距離
【請求項3】
以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
(4)3.30<f2/(f/f4)<17.50
ただし、
f2:第2レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f:撮像レンズ全系の焦点距離
【請求項4】
以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
(5)-0.80<r4/r5<-0.15
ただし、
r4:第2レンズの像側の面の近軸曲率半径
r5:第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径
【請求項5】
以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
(6)0.00<r1/|r2|<0.20
ただし、
r1:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
r2:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
【請求項6】
以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
(7)0.20<T2/T3<1.20
ただし、
T2:第2レンズの像側の面から第3レンズの物体側の面までの光軸上の距離
T3:第3レンズの像側の面から第4レンズの物体側の面までの光軸上の距離
【請求項7】
以下の条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
(8)-3.10<f4/f<-0.65
ただし、
f4:第4レンズの焦点距離
f:撮像レンズ全系の焦点距離

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、CCDセンサーやCMOSセンサー等の固体撮像素子上に被写体の像を結像させる撮像レンズに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車載カメラやセンサーなどの技術を利用したADAS(先進運転支援システム)を搭載する自動車が増えており、その機能は車両の安全性能の向上と運転者の快適な運転の実現に向けてますます進化している。例えば、衝突の危険を察知すると自動的にブレーキを作動させる「衝突被害軽減ブレーキ」機能において、その検知対象は、これまで昼間の車両や歩行者などであったが、近年では夜間の車両や歩行者などへと拡大している。
【0003】
今後、ADASの進化とともに、車両に搭載される車載カメラの重要性は増し、その搭載数が増えることから、車載カメラにはさらなる小型化が求められ、同時に、車載カメラに搭載される撮像レンズにも小型化が求められる。
【0004】
また、安全な走行を実現するためには、対象物をより早い段階で検知し、より遠距離での識別が必要であることから、車載カメラには高い解像性能が求められる。さらに、夜間の車両や歩行者などを検知するために、車載カメラには暗い環境下での撮影においても高い解像性能が求められる。このような車載カメラに搭載される撮像レンズには、昼間などの可視光領域で高い解像性能を備えることに加えて、夜間などの近赤外光領域においても高い解像性能を備えることが求められる。
【0005】
可視光から近赤外光の領域で良好な性能を有することを目指した撮像レンズとしては、例えば、以下の特許文献1のような撮像レンズが知られている。
【0006】
特許文献1には、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズとからなる撮像レンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018―13579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載のレンズによれば、可視光から近赤外光の領域で比較的良好に諸収差を補正できているものの、歪曲収差が大きく、画像周辺部まで良好な光学性能を有しているとはいえない。また、近年要求される小型化の仕様を満たすことは困難である。
【0009】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、小型化の要求を満足しながらも、可視光から近赤外光の波長領域で諸収差が良好に補正された高い解像力を備える撮像レンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による撮像レンズは、物体側から像側に向かって順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズとから構成する。第1レンズは近軸において物体側が凸面であり、第2レンズは近軸において像側が凹面であり、第3レンズは近軸において像側が凸面のメニスカス形状であり、第4レンズは近軸において像側が凸面のメニスカス形状である。なお、本明細書においては、レンズの面の凸面、凹面、平面とは近軸における形状を指すものとし、屈折力は、特に言及しない限り近軸における屈折力を指すものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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