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公開番号2024103189
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007385
出願日2023-01-20
発明の名称ストッパ機構
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E05B 65/08 20060101AFI20240725BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】操作方法を知る者だけが容易に着脱が可能となるストッパ機構。
【解決手段】ストッパ機構10Aのストッパ本体32Aは、板バネ56によって正面視の時計方向に付勢され、係合突起54cが係合切欠30dに係合することにより該固定台30Aからの抜けを防止するレバー54と、下方に変位することでレバー54を押圧する押圧突起58eを備え、捩りバネ60によって平面視の反時計方向に付勢されているキー操作部材58と、捩りバネ60によって付勢されている初期状態で押圧突起58eの下方方向への変位を規制する内部ストッパ58fとを備える。キー操作部材58は、平面視の時計方向に変位させることで内部ストッパ58fによる規制から解放され、さらに下方方向に変位させることでレバー54を押圧して正面視の反時計方向に変位させることで係合突起54cと係合切欠30dとの係合が解除される。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
固定台、および該固定台に対して着脱可能であって障子の変位を規制するストッパ本体を有するストッパ機構であって、
前記ストッパ本体は、
第1弾性体によって第1方向に沿った一方に付勢され係合部が前記固定台の被係合部に係合することにより該固定台からの抜けを防止する第1部材と、
第2弾性体によって前記第1方向とは異なる第2方向に沿った一方に付勢され、内部ストッパによって前記第2方向とは異なる第3方向への変位が規制されている第2部材と、
を備え、
前記第2部材は、前記第2方向に沿った他方へ変位させることで前記内部ストッパによる規制から解放され、さらに前記第3方向に変位させて前記第1部材を押圧して前記第1方向に沿った他方へ変位させることで前記係合部と前記被係合部との係合が解除される
ことを特徴とするストッパ機構。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記第1方向は前記障子の見込み方向を基準軸とする回転方向であり、
前記第2方向は前記障子の見付け方向を基準軸とする回転方向であり、
前記第3方向は下へ向かう方向である
ことを特徴とする請求項1に記載のストッパ機構。
【請求項3】
前記固定台および前記ストッパ本体は、前記障子の下端部を変位規制する位置に設けられており、
前記第2部材は、上方に露呈するキー係合部を備え該キー係合部に係合するキーによって前記第2方向に回転操作され、さらに前記第3方向に押し込み操作される
ことを特徴とする請求項2に記載のストッパ機構。
【請求項4】
前記障子は内障子であり、該内障子および見込み方向に隣接してスライドする外障子によって引き違い窓が構成され、
前記固定台は前記外障子の下端部に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のストッパ機構。
【請求項5】
前記下端部を構成する下框は、前記固定台が固定される側に露呈する樹脂框および該樹脂框によって覆われる金属框によって構成される複合材であり、
前記樹脂框と前記金属框との間には筒スペーサが設けられ、
前記固定台は、前記樹脂框の第1取付孔から前記筒スペーサを通り、さらに前記金属框の第2取付孔を通るターンナットに螺合する取付ネジによって固定されている
ことを特徴とする請求項4に記載のストッパ機構。
【請求項6】
前記固定台は、
固定対象の取付面に対して取り付けられる座板と、
前記座板の両端から見込み方向に短く折り曲げられ、さらに見付け方向で互いに離間する方向へと2段階に折り曲げられて突出するレール部と、
を有し、
一対の前記レール部は前記取付面との間で前記ストッパ本体に設けられる一対の係合片をスライド可能に挟持する
ことを特徴とする請求項1に記載のストッパ機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、障子の変位を規制するストッパ機構に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
窓には老人や子供などが不用意に開くことを防止するため開度を制限するストッパ機構を設けることがある。このようなストッパ機構は必要に応じて着脱可能であることが望ましい。特許文献1に記載のストッパ機構では、キー孔に差し込んだキーを回す操作によって取り外しが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公昭50-031336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載のストッパ機構は、キーをキー孔に差し込んで回すという一般的な操作によって取り外しが可能となっており、キーを入手した者は誰でもストッパ機構を容易に取り外すことができてしまう。一方、管理者にとっては過度に複雑な操作をすることなくストッパ機構が取り外し可能であることが望ましい。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、操作方法を知る者が容易に着脱可能となるストッパ機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるストッパ機構は、固定台、および該固定台に対して着脱可能であって障子の変位を規制するストッパ本体を有するストッパ機構であって、前記ストッパ本体は、第1弾性体によって第1方向に沿った一方に付勢され係合部が前記固定台の被係合部に係合することにより該固定台からの抜けを防止する第1部材と、第2弾性体によって前記第1方向とは異なる第2方向に沿った一方に付勢され、内部ストッパによって前記第2方向とは異なる第3方向への変位が規制されている第2部材と、を備え、前記第2部材は、前記第2方向に沿った他方へ変位させることで前記内部ストッパによる規制から解放され、さらに前記第3方向に変位させて前記第1部材を押圧して前記第1方向に沿った他方へ変位させることで前記係合部と前記被係合部との係合が解除される。
【発明の効果】
【0007】
本発明にかかるストッパ機構では、ストッパ本体を固定台から外すためには第2部材を第3方向へ変位させることにより第1部材を操作する必要があるが、各弾性体の付勢力による初期状態では第2部材は内部ストッパによる規制があるため、一度第2方向に沿った他方へ変位させてからでないと第3方向へ変位させることができない。このような構成により、操作方法を知らない者にとっては操作が困難である一方、操作方法を知る者は容易に着脱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態にかかるストッパ機構が適用される引き違い窓を室内側から見た図である。
引き違い窓におけるストッパ機構が適用されている箇所の拡大縦断面図である。
第1の実施形態にかかるストッパ機構の分解斜視図である。
第1の実施形態にかかるストッパ機構を構成する固定台およびストッパ本体の斜視図である。
キーおよびストッパ本体の分解斜視図である。
キー操作部材の斜視図である。
第1ブロックの斜視図である。
基準状態におけるストッパ機構の内部構成を示す正面図である。
第1ブロックおよびキー操作部材の横断面図である。
キー操作部材が下降した状態におけるストッパ機構の内部構成を示す正面図である。
第2実施形態にかかるストッパ機構を構成する固定台およびストッパ本体を示す斜視図である。
第3実施形態にかかるストッパ機構と該ストッパ機構が適用される縦滑り出し窓を室内側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明にかかるストッパ機構の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。第1の実施形態にかかるストッパ機構10Aは、例えば図1に示す引き違い窓12に適用されるが、片開き窓などに適用してもよい。片開き窓に適用する場合にはストッパ機構10Aを固定壁下端に設けるとよい。
【0010】
図1は、ストッパ機構10Aが適用される引き違い窓12を室内側から見た図である。以下の説明において、見込み方向とは室内外に沿う方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、下枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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