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公開番号2024103026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007146
出願日2023-01-20
発明の名称動物用サポーター
出願人帝人フロンティア株式会社
代理人個人
主分類A01K 15/00 20060101AFI20240725BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】長時間の着用においてもズレ落ちなく動物が快適に使用することができ、かつ膝蓋骨を、その大きさや形状、脱臼の症状に合わせて適正な位置に保持することができる動物用サポーターを提供する。
【解決手段】動物用サポーターであって、膝関節の膝蓋骨に対応する開口部が形成され、前記膝蓋骨を保持する膝蓋骨保持部が設けられていることを特徴とする動物用サポーターであり、前記膝蓋骨保持部が着脱自在かつ左右に可動域があり取付位置の調整が可能であることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動物用サポーターであって、膝関節の膝蓋骨に対応する開口部が形成され、かつ前記膝蓋骨を保持する膝蓋骨保持部が設けられていることを特徴とする動物用サポーター。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記開口部の横縁に沿って前記膝蓋骨保持部が設けられている、請求項1に記載の動物用サポーター。
【請求項3】
前記膝蓋骨保持部が膝蓋骨の形状に沿って湾曲した三日月状の形をしている、請求項1に記載の動物用サポーター。
【請求項4】
前記膝蓋骨保持部が着脱自在かつ左右に可動域があり取付位置の調整が可能である、請求項1に記載の動物用サポーター。
【請求項5】
前記膝蓋骨保持部がポリエステル極細糸を含む編地からなる、請求項1に記載の動物用サポーター。
【請求項6】
前記ポリエステル極細糸の単繊維径が200~2000nmである、請求項5に記載の動物用サポーター。
【請求項7】
サポーター本体が装着用伸縮ベルトを備えている、請求項1に記載の動物用サポーター。
【請求項8】
サポーター本体が伸縮性を有している、請求項1に記載の動物用サポーター。
【請求項9】
サポーター本体の表面が面ファスナーの雄材または雌材からなる、請求項1に記載の動物用サポーター。
【請求項10】
前記サポーター本体の裏面が密着性のある素材からなる、請求項1に記載の動物用サポーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、長時間の着用においてもズレ落ちなく動物が快適に使用することができ、かつ膝蓋骨の大きさや形状、脱臼の症状に合わせて適正な位置に保持することができる動物用サポーターに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
膝関節にある膝蓋骨の脱臼(通称、膝蓋骨脱臼)は、足の膝にある膝蓋骨が内側または外側にズレて起こる脱臼であり、人間だけでなく動物でも見られる症状である。膝蓋骨脱臼により、膝蓋骨が本来の位置から内側または外側へ繰り返しズレると、軟骨表面や骨格が変形し歩行が困難になる可能性がある。特に小型犬に見られる膝蓋骨脱臼は、先天性が多く、成長に伴って症状が進行していく場合が多い。症状の進行を防ぐためには、健康管理や獣医師による定期健診が推奨されているが、処置対象が無症状の場合は飼い主が無自覚のまま症状が進行し、症状が出始めたころには手術が必要となる場合が少なくない。膝蓋骨脱臼は症状によってグレードが存在しており、初期グレードに属するうちに本来の位置からズレが生じにくいような対策を打つことが求められる。
【0003】
近年は、膝関節周辺の脱臼や、打撲、骨折などを起こした場合に使用するサポーターの提案がされ始めている。
例えば、動物への装着が容易で、動物の体型の違いなどにも容易に適合させ、効果的に脚部における膝関節や足根関節の動きを拘束したり制限したりすることができ、容易に外すことができないように動物の脚部にしっかりと保持させることができる動物用脚部サポーター装具が提供されている(先行文献1)。
【0004】
また、膝関節周辺をサポーターが被覆する設計が施されるとともに、膝蓋骨を支える保持部が下側や上側、または膝蓋骨周辺を囲うように設置され、膝のぐらつきを防ぐための措置がなされたサポーターも提案されている(特許文献2)。
【0005】
しかしながら、従来の装具では、処置対象の足に保持させることに特化しており、日常的な動きでサポーターが本来の位置からズレてもその状態で固定され、悪化してしまうおそれや、人間の骨格形状を基盤として作られているため、動物の骨格形状と合わず、適切な効果が得られないおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-211657号公報
実用新案登録第0312048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、長時間の着用においてもズレ落ちなく動物が快適に使用することができ、かつ膝蓋骨を、その大きさや形状、脱臼の症状に合わせて適正な位置に保持することができる動物用サポーターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は上記課題を達成するため鋭意検討した結果、膝蓋骨保持部を工夫することにより、長時間の着用においてもズレ落ちがなく動物が快適に使用することができ、かつ膝蓋骨を、大きさや形状、脱臼の症状に合わせて適正な位置に保持することができる動物用サポーターが得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。かくして以下の本発明が提供される。
【0009】
1.動物用サポーターであって、膝関節の膝蓋骨に対応する開口部が形成され、かつ前記膝蓋骨を保持する膝蓋骨保持部が設けられていることを特徴とする動物用サポーター。
2.前記開口部の横縁に沿って前記膝蓋骨保持部が設けられている、上記1に記載の動物用サポーター。
3.前記膝蓋骨保持部が膝蓋骨の形状に沿って湾曲した三日月状の形をしている、上記1または2に記載の動物用サポーター。
4.前記膝蓋骨保持部が着脱自在かつ左右に可動域があり取付位置の調整が可能である、上記1~3のいずれかに記載の動物用サポーター。
5.前記膝蓋骨保持部がポリエステル極細糸を含む編地からなる上記1~4のいずれかに記載の動物用サポーター。
6.前記ポリエステル極細糸の単繊維径が200~2000nmである、上記5に記載の動物用サポーター。
7.サポーター本体が装着用伸縮ベルトを備えている、上記1~6のいずれかに記載の動物用サポーター。
8.サポーター本体が伸縮性を有している、上記1~7のいずれかに記載の動物用サポーター。
9.サポーター本体の表面が面ファスナーの雄材または雌材からなる、上記1~8のいずれかに記載の動物用サポーター。
10.前記サポーター本体の裏面が密着性のある素材からなる、上記1~9のいずれかに記載の動物用サポーター。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、長時間の着用においてもズレ落ちなく動物が快適に使用することができ、かつ膝蓋骨を、その大きさや形状、脱臼の症状に合わせて適正な位置に保持することができる動物用サポーターが得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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