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公開番号2024102518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006455
出願日2023-01-19
発明の名称車両用充電システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02J 7/02 20160101AFI20240724BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】蓄電部において、サルフェーションで生じた非導電性の結晶被膜の除去を容易に行うことができる車両用充電システムを提供する。
【解決手段】車両用充電システム1は、第1蓄電部10と、第2蓄電部20と、第1蓄電部10におけるサルフェーションを検知可能な検知部31と、検知部31が第1蓄電部10におけるサルフェーションを検知した際に運転者に対してサルフェーションを検知した旨の通知を行う通知部32と、第1蓄電部10及び第2蓄電部20に接続され、第1蓄電部10に対して第2蓄電部20からの電流をパルス電流として出力可能なパルス充電部33と、を含むパルス充電ユニット30と、サルフェーションを検知した旨の通知の後であって車両のエンジンが停止状態のときに、運転者の操作に応じてパルス充電部33から第1蓄電部10にパルス電流を出力させるスイッチ40と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、充放電が可能な第1蓄電部と、
前記車両に搭載され、充放電が可能な第2蓄電部と、
前記第1蓄電部におけるサルフェーションを検知可能な検知部と、前記検知部が前記第1蓄電部における前記サルフェーションを検知した際に前記車両の運転者に対して前記サルフェーションを検知した旨の通知を行う通知部と、前記第1蓄電部及び前記第2蓄電部に接続され、前記第1蓄電部に対して前記第2蓄電部からの電流をパルス電流として出力可能なパルス充電部と、を含むパルス充電ユニットと、
前記サルフェーションを検知した旨の通知の後であって前記車両のエンジンが停止状態のときに、前記運転者の操作に応じて前記パルス充電部から前記第1蓄電部に前記パルス電流を出力させるスイッチと、
を備えることを特徴とする車両用充電システム。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
車両に搭載された負荷と前記第1蓄電部との間に介在するリレーと、
前記リレー及び前記パルス充電ユニットを収容する筐体と、を更に備え、
前記リレーは、前記パルス充電部から前記第1蓄電部に前記パルス電流が出力される際に前記第1蓄電部と前記負荷との間の接続を遮断する、
請求項1に記載の車両用充電システム。
【請求項3】
前記通知部は、前記車両のメータ部に設けられた表示部に前記サルフェーションを検知したことを示す表示を行うことにより、前記運転者に対して前記サルフェーションを検知した旨の通知を行う
請求項1又は2に記載の車両用充電システム。
【請求項4】
前記スイッチは、前記車両のステアリングホイールに設けられている
請求項1又は2に記載の車両用充電システム。
【請求項5】
前記スイッチは、前記車両のステアリングホイールに設けられている
請求項3に記載の車両用充電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用充電システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両には、エアコン、ルームランプ、及びナビゲーションシステム等の車両補器(負荷)に電力を供給するための鉛蓄電池が搭載されている。鉛蓄電池においては、サルフェーションによって、負極板に非導電性の結晶被膜が形成されることにより、鉛蓄電池の劣化が進行することがある。例えば、特許文献1には、鉛電池に充電を行う充電部と、鉛電池の電圧値を検出する電圧検出部と、充電部からの充電電流値と電圧検出部によって検出された電圧値との電流電圧特性に基づいて、鉛電池のサルフェーションを検出するサルフェーション検出部と、サルフェーションの有無に応じて、鉛電池をリフレッシュ充電するか否かを切り替える制御部と、を具備する充電制御装置に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-053826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、充電部は、車両外部の電源から充電コネクタを介して供給される電力を用いて、鉛電池の充電やサルフェーションによって生じた非導電性の結晶被膜の除去の除去を行う。したがって、鉛電池の充電やサルフェーションによって生じた非導電性の結晶被膜の除去を行うためには、車両をコンセントの近くに駐車する必要があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、蓄電部において、サルフェーションで生じた非導電性の結晶被膜の除去を容易に行うことができる車両用充電システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用充電システムは、車両に搭載され、充放電が可能な第1蓄電部と、前記車両に搭載され、充放電が可能な第2蓄電部と、前記第1蓄電部におけるサルフェーションを検知可能な検知部と、前記検知部が前記第1蓄電部における前記サルフェーションを検知した際に前記車両の運転者に対して前記サルフェーションを検知した旨の通知を行う通知部と、前記第1蓄電部及び前記第2蓄電部に接続され、前記第1蓄電部に対して前記第2蓄電部からの電流をパルス電流として出力可能なパルス充電部と、を含むパルス充電ユニットと、前記サルフェーションを検知した旨の通知の後であって前記車両のエンジンが停止状態のときに、前記運転者の操作に応じて前記パルス充電部から前記第1蓄電部に前記パルス電流を出力させるスイッチと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両用充電システムは、蓄電部においてサルフェーションで生じた非導電性の結晶被膜の除去を容易に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両用充電システムの概略構成を示す回路図である。
図2は、実施形態における車両のメータ部を示す模式図である。
図3は、実施形態における車両のステアリングホイールを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る車両用充電システムにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図3を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、車両用充電システムに関する。図1は、実施形態に係る車両用充電システムの概略構成を示す回路図、図2は、実施形態における車両のメータ部を示す模式図、図3は、実施形態における車両のステアリングホイールを示す模式図である。
(【0011】以降は省略されています)

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