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公開番号2024102475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006376
出願日2023-01-19
発明の名称画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240724BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】用紙に複数の画像を配置して印刷する際、用紙に発生する無駄な余白を低減すること。
【解決手段】印刷ジョブ受信部は、印刷ジョブを受信し、印刷ジョブの受信待ちを開始する。印刷ジョブ登録部は、受信した印刷ジョブから画像データと設定情報を抽出して、画像データに保存し、設定情報を印刷ジョブリストに登録する。ネスティング制御部は、受信した印刷ジョブの画像が用紙に配置可能か否かを判定する。ネスティング制御部は、印刷属性情報を参照して、受信待ち延長フラグと受信待ち時間を取得し、受信待ち延長フラグが「0」の場合は、受信待ち完了時刻を過ぎるまで、次の印刷ジョブの受信待ちを行い、取得した受信待ち延長フラグが「1」の場合は、印刷属性情報を参照して用紙有無フラグを取得し、受信待ち完了時刻を過ぎたこと、又は、用紙有無フラグに「1」が設定されたことを検知するまで、次の印刷ジョブの受信待ちを行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
印刷ジョブを受信する受信手段と、
前記受信手段により所定の待ち時間のうちに受信した複数の印刷ジョブに対応する複数の画像データを用紙搬送方向と直交する方向に割り当てた印刷用画像データを生成する生成手段と、
前記印刷用画像データに基づき印刷装置に印刷処理を実行させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記生成手段により生成された印刷用画像データに基づき印刷を行う印刷装置が印刷できない所定の状態にある場合、前記所定の待ち時間を延長する、
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記所定の状態を検知する検知手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記所定の待ち時間が前記制御手段により延長されている間に、前記検知手段により前記所定の状態が検知されなくなると、前記印刷用画像データを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記検知手段のより前記所定の状態が検知されている間に、延長した所定の待ち時間が経過すると、前記印刷装置に前記印刷処理を中止させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記検知手段のより前記所定の状態が検知されている間に、延長した所定の待ち時間が経過すると、前記印刷装置に前記印刷処理を保留させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記制御手段は、延長した所定の待ち時間が経過した後、前記検知手段により前記所定の状態が検知されなくなると、前記印刷装置に前記印刷処理を実行させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記印刷装置が印刷を開始できない所定の状態は、用紙の詰まり、前記印刷用画像データに基づく印刷を完了できる用紙の残量があるか否か、前記印刷用画像データに基づく印刷を完了できる色材の残量があるか否か、および指定されている用紙の種類とセットされている用紙が一致するか否かの少なくともいずれか1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記所定の待ち時間を所定の上限時間まで延長できる、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項8】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
前記印刷用画像データに基づき印刷を実行する印刷装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
印刷ジョブを受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより所定の待ち時間のうちに受信した複数の印刷ジョブに対応する複数の画像データを用紙搬送方向と直交する方向に割り当てた印刷用画像データを生成する生成ステップと、
前記印刷用画像データに基づき印刷装置に印刷処理を実行させる制御ステップと、
を備え、
前記制御ステップは、前記生成ステップにより生成された印刷用画像データに基づき印刷を行う印刷装置が印刷できない所定の状態にある場合、前記所定の待ち時間を延長する、
ことを特徴とする画像処理方法。
【請求項10】
コンピュータを請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙に複数の画像を配置して印刷するための画像処理技術に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポスター等を印刷するために大きな用紙を用いて画像を印刷する大判プリンタなどの画像形成装置が知られている。大判プリンタの印刷に用いる用紙は幅が広く、用紙搬送方向(用紙縦方向)に画像を1つずつ並べて印刷すると多くの余白が生じ、用紙の無駄が発生する場合が多い。そのため、従来から、複数の印刷ジョブに対応する複数の画像を画像形成装置の主走査方向(用紙横方向)に割り当てて印刷することによって無駄となる用紙の余白を低減するネスティング印刷という機能がある。
【0003】
ネスティング印刷では、ホスト装置から受信した複数の印刷ジョブを記憶装置に保存し、それら複数の印刷ジョブに対応する複数の画像を用紙横方向に並べて配置する。このとき、用紙横方向にできるだけ多く画像を並べて配置して余白を小さくするために、印刷ジョブの受信待ち時間を所定の時間設けている。多くの画像を配置して用紙の無駄を低減するためには印刷ジョブの受信待ち時間はできるだけ長く設定することが望ましい。一方で、受信待ち時間を長くすると、受信できる印刷ジョブの数が増え、用紙横方向に配置できる画像を増やすことができるが、印刷開始が遅れるという弊害もある。
【0004】
特許文献1に開示の技術では、ネスティング印刷する際、最初の印刷ジョブの受信から所定の時間経過時の用紙横方向の余白幅に応じて、受信待ち時間を延長する。大きな余白が生じる可能性が高いほど受信待ち時間を長くすることで、印刷開始の遅れを抑制しつつ、余白の低減を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特願2022-092226号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1では、印刷ジョブの受信待ち時間は印刷が開始可能か否かとは無関係に決まるため、用紙や、トナー又はインクが切れているなど、画像形成装置に印刷を開始できない状態があっても、印刷ジョブの受信待ち時間を延ばすことはしない。そのため、印刷ジョブの受信待ち以外の理由で印刷が開始できず待ち時間が生じたとしても、その待ち時間を用紙に発生する無駄な余白低減のために活用することがでない。
【0007】
そこで本発明は、用紙に複数の画像を配置して印刷する際、用紙に発生する無駄な余白を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、画像処理装置であって、印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段により所定の待ち時間のうちに受信した複数の印刷ジョブに対応する複数の画像データを用紙搬送方向と直交する方向に割り当てた印刷用画像データを生成する生成手段と、前記印刷用画像データに基づき印刷装置に印刷処理を実行させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記生成手段により生成された印刷用画像データに基づき印刷を行う印刷装置が印刷できない所定の状態にある場合、前記所定の待ち時間を延長する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、用紙に複数の画像を配置して印刷する際、用紙に発生する無駄な余白を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア概略構成を示す図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるソフトウェア概略構成を示す図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像データ受信から印刷完了までの一例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る画像形成装置で印刷する用紙に配置した画像データの一例を示す模式図である。
本発明の実施形態に係る印刷ジョブを示す模式図である。
(a)は本発明の実施形態に係る印刷ジョブリストの具体例を示す図であり、(b)は本発明の実施形態に係る属性情報の具体例を示す図である。
(a)は本発明の実施形態に係る印刷属性情報の具体例を示す図であり、(b)は本発明の実施形態に係る属性情報の具体例を示す図であり、(c)は本発明の実施形態に係る属性情報の具体例を示す図であり、(d)は本発明の実施形態に係る属性情報の具体例を示す図であり、(e)は本発明の実施形態に係る属性情報の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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