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公開番号2024102446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006330
出願日2023-01-19
発明の名称シート状媒体の処理装置
出願人シルエットジャパン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D06Q 1/00 20060101AFI20240724BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】ラインストーンの移載を短い時間で行うことが可能なラインストーン付着装置を実現する。
【解決手段】転写シートが載せられる作業ステージと、水平方向に移動する作業ヘッドと、作業ヘッドに設けられた装置本体とを備える。装置本体は、ラインストーン付着装置である。ラインストーン付着装置は、ラインストーンを意匠面が上方を指向する姿勢で落下口55に落とす取出しユニットを備える。落下口55の下からラインストーン5が転動し、ラインストーン5の姿勢を裏面5eが上方を指向する姿勢に変える転動路66を備える。転動路66の出口部65bの下でラインストーン5を裏面5eが上方を指向する姿勢で選択的に保持するラインストーン保持部67を備える。保持部材75によるラインストーン5の保持状態を解除させてラインストーン5を上方から転写シートに付着させる付着ユニットを備えている。
【選択図】 図12
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の媒体が載置される作業ステージと、
前記作業ステージの上方で水平方向に移動する作業ヘッドと、
前記作業ヘッドに設けられた装置本体とを備えるシート状媒体の処理装置であって、
前記装置本体は、ラインストーンを前記媒体に付着させるラインストーン付着装置であり、
前記ラインストーン付着装置は、
水平に対して傾斜した状態で回転する円板が底を構成する貯留部を有し、前記円板によって1個のラインストーンを意匠面である表面が上方を指向する姿勢で前記貯留部から移動させ、前記ラインストーンより大きい穴である落下口に落とす取出しユニットと、
前記落下口の下に位置する入口部から出口部まで前記ラインストーンが転がるように斜め下方に傾斜して延び、転動する前記ラインストーンの姿勢を裏面が上方を指向する姿勢に変える転動路と、
前記転動路の前記出口部の下であって前記作業ステージの上方近傍に配置され、前記ラインストーンを裏面が上方を指向する姿勢で選択的に保持する保持部材と、
前記保持部材による前記ラインストーンの保持状態を解除させて前記ラインストーンを上方から前記媒体に付着させる付着ユニットとを備えていることを特徴とするシート状媒体の処理装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載したシート状媒体の処理装置において、
前記保持部材は、上方から見て放射状に配置された複数の弾性材からなる突片を有し、
前記突片は、落下する前記ラインストーンを受け止め、前記付着ユニットによって前記ラインストーンが上方から押されることにより撓んで前記ラインストーンの通過を許容する構成が採られていることを特徴とするシート状媒体の処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載したシート状媒体の処理装置において、
前記転動路は、前記ラインストーンが通過したことを検出するセンサを有し、
前記作業ヘッドは、前記センサの検出結果に基づいて所定の方向に微細な移動距離で往復することにより前記転動路を振動させることを特徴とするシート状媒体の処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載したシート状媒体の処理装置において、
前記取出しユニットは、前記作業ヘッドの移動に連動して間欠的に動作し、前記円板を1/4回転ずつ回転させることを特徴とするシート状媒体の処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載したシート状媒体の処理装置において、
前記作業ヘッドは、複数の前記装置本体をそれぞれ着脱可能に構成され、
前記装置本体には、前記ラインストーン付着装置の他に、前記媒体を切断するカッティングペンと、前記媒体にエンボス加工を施すエンボス加工用ペンと、前記媒体に線画を描画する描画用ペンとの何れか一つが選択的に取付けられることを特徴とするシート状媒体の処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転写シートにラインストーンを付着させるシート状媒体の処理装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、衣服や装飾物に貼り付ける装飾品の一つとしてラインストーンが知られている。この種のラインストーンは、意匠面とは反対側の裏面に熱溶融式の接着剤が設けられており、裏面を衣服等に重ねて例えばアイロンによって加熱することにより衣服等に貼り付けられる構成が採られている。
多数のラインストーンを衣服等に貼り付けるためには、転写シートが使用される。すなわち、個々のラインストーンの意匠面からなる表面を転写シートに重ねて付着させ、転写シートを裏返して全てのラインストーンの裏面を衣服等に重ねる。この状態でアイロンをかけることにより、全てのラインストーンが位置ずれを起こすことなく衣服等に貼り付けられる。
【0003】
多数のラインストーンを転写シートの所望の位置に付着させる作業は、人手で行われることが多い。大量のラインストーンを貼り付ける場合には多大な労力が必要になる。このため、この貼り付け作業を自動で実施する装置が要請されている。
ラインストーンの移載を行う従来の装置としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に示すラインストーン付着装置は、多数のラインストーンの中から1個のラインストーンを取り出す供給部と、このラインストーンを1個ずつ供給部から被装飾体に移すハンドリング機構とを備えている。
【0004】
ハンドリング機構は、揺動式のアームと、このアームの揺動端部に伸縮式のシリンダを介して設けられた吸着部とを備えている。このハンドリング機構によれば、アームが揺動することにより吸着部が供給部または被装飾体と対向する位置に移動する。吸着部が供給部と対向している状態でシリンダが伸びることにより、吸着部が供給部に接近し、ラインストーンの表面(意匠面)が吸着部に吸着される。このようにラインストーンが吸着部に吸着されることにより、ラインストーンが供給部からハンドリング機構に移る。そして、アームが揺動して吸着部が被装飾体と対向する位置している状態でシリンダが伸びることにより、ラインストーンの裏面が被装飾体に押し付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-168712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示すラインストーン付着装置では、ラインストーンを転写シートに正しい姿勢で付着させることはできない。この理由は、ラインストーンの裏面が転写シートに付着するからである。転写シートには、ラインストーンの表面が付着されている必要がある。特許文献1に示すラインストーン付着装置を使用してラインストーンの裏面を転写シートに付着させるためには、ラインストーンを搬送する途中でラインストーンの持ち替え動作が必要になる。すなわち、ラインストーンがハンドリング機構に移った後、例えば移載ステージにラインストーンを一旦載せて放し、その後、ラインストーンの裏面に吸着部を吸着させる。このような持ち替え動作を実施すると、ラインストーンの移載に要する時間が長くなり、能率が低くなる。
【0007】
本発明の目的は、ラインストーンを取り出してラインストーンの意匠面を転写シートに貼り付ける作業を短い時間で行うことが可能なラインストーン付着装置を備えたシート状媒体の処理装置を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために、本発明に係るシート状媒体の処理装置は、シート状の媒体が載置される作業ステージと、前記作業ステージの上方で水平方向に移動する作業ヘッドと、前記作業ヘッドに設けられた装置本体とを備えるシート状媒体の処理装置であって、前記装置本体は、ラインストーンを前記媒体に付着させるラインストーン付着装置であり、前記ラインストーン付着装置は、水平に対して傾斜した状態で回転する円板が底を構成する貯留部を有し、前記円板によって1個のラインストーンを意匠面である表面が上方を指向する姿勢で前記貯留部から移動させ、前記ラインストーンより大きい穴である落下口に落とす取出しユニットと、前記落下口の下に位置する入口部から出口部までラインストーンが転がるように斜め下方に傾斜して延び、転動する前記ラインストーンの姿勢を裏面が上方を指向する姿勢に変える転動路と、前記転動路の前記出口部の下であって前記作業ステージの上方近傍に配置され、前記ラインストーンを裏面が上方を指向する姿勢で選択的に保持する保持部材と、前記保持部材による前記ラインストーンの保持状態を解除させて前記ラインストーンを上方から前記媒体に付着させる付着ユニットとを備えているものである。
【0009】
本発明は、前記シート状媒体の処理装置において、前記保持部材は、上方から見て放射状に配置された複数の弾性材からなる突片を有し、前記突片は、落下する前記ラインストーンを受け止め、前記付着ユニットによって前記ラインストーンが上方から押されることにより撓んで前記ラインストーンの通過を許容する構成が採られていてもよい。
【0010】
本発明は、前記シート状媒体の処理装置において、前記転動路は、前記ラインストーンが通過したことを検出するセンサを有し、前記作業ヘッドは、前記センサの検出結果に基づいて所定の方向に微細な移動距離で往復することにより前記転動路を振動させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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